JP和歌山連協総会にお招きをいただきました。来賓の方からヤマト運輸の小倉社長の「会社にとって労働組合は神経のようなものだ」の話を引用して、職場、現場の出来事を伝えてくれる大事な役割があることの話がありました。分かりやすい良い例えだと思います。
組合は経営陣のチェック機能を果たす役割を担っています。もし経営陣に不祥事があれば、事実の説明を求め職場に情報を伝達してくれる存在です。そこから職場の意見を聞いて、集約、見解を付して経営陣に説明と改善を求めていくのです。神経は隅々まで細かく張り巡らされていなければその役割を果たせません。
その観点に立って「問題になっている経営の諸課題が組合に伝わってこなかったのは、労働組合が緩かったのか、経営陣に聞く姿勢がなかったのか、それとも伝えなくて良いと思ったのかのどれかだと思います」と攻めの姿勢を見せていました。執行部の、組合員さんの思いが伝わってくる素晴らしい挨拶だったと思います。
議論を交わせる企業風土、組織文化があれば困難にあったとしても大丈夫です。人材がいる限り組織は羽ばたきます。
その後、僕からも挨拶をさせていただきました。
お祝いの言葉と共に、建設委員会委員として関わっている和歌山県の高速道路事情について説明を行いました。高速道路と幹線道路などの道路事情を改善することがお仕事の効率化につながり役立つことだからです。
皆さんの意見を聞かせていただき県政に反映させていくことを基本として活動を続けていくことを伝えました。労働組合は神経のような存在だと挨拶がありましたが、議員も同じように神経の役割を果たすべき存在だと思います。更に神経細胞を活性化させて活動したいと考えています。お招きをいただき挨拶の機会を頂戴したことに深く感謝しています。
春と秋の年に二回、恒例となっているチャリティコンサートに参加しました。コンサート場所は鷺森別院岡崎支坊なので寺院の中でのコンサート開催となります。舞台設定としては最高の場所だと思います。
コンサートの前に住職さんのお話を聞かせてもらいました。
音楽を聴くことは耳にとって必要なこと。秋風を受けることは肌に必要なこと。食べ物をいただくことは口にとって必要なこと。人と会うことは目にとって必要なこと。そしてこのお寺で香りを感じることは鼻にとって必要なことです。
このような五感を働かせることで、人は六感を得ることができます。食べているだけ、テレビを観ているだけなどの生活では五感を受け取ることはできません。五感を感じ働かせなければ、人間として生きているとは言えないのです。
朝、目が開くことは自然の働きによるものです。食事をいただくことも自然の働きによるものです。自然や誰かが働いてくれているお陰で私達は生きられるのです。生きているとは五感を働かせていること。そこから六感を得て自然の営みに感謝できることです。
要約すると以上のような話になります。五感を働かせることが六感を得ることにつながり、五感がなければ社会生活を営む人間として生きているとは言えないことを悟らせてくれました。
音楽を聴くこと、季節を感じること、人と会うこと、感謝しながら食事をいただくこと、そしてその場の香りを楽しむことなど、社会生活を過ごすには日常の中の場面から五感を働かせなければならないのです。五感を働かせていると六感が磨かれ日常生活に感動が訪れそうです。
コンサートは落語から始まりました。落語の中にお坊さんを登場させてくれ、会場を和ませてくれました。続いて「ときわコーラス」皆さんが、秋のコンサートに先駆けて練習中の歌を歌ってくれました。「ちいさい秋みつけた」、「いい日旅立ち」、「赤い風船」、「この広い野原いっぱい」など秋を感じさせてくれる歌を集めてくれていました。
「ときわコーラス」の皆さんが歌うと、これらの歌は何故か懐かしい景色が浮かび、口ずさみたくなります。歌う皆さんが、聴く人の心に届け物をしてくれているようで、元にいた場所に引き戻してくれるのです。それは故郷、幼い日々、遠く過ぎ去った出来事、母親の愛情などを呼び戻してくれるのです。
それは「ときわコーラス」の皆さんがこれまで生きて来た背景は違うけれど、皆さんの歩んできた道を歌詞に込めて歌ってくれるから感じられるのだと思います。人の思いを伝えることは難しいことですが、懸命に気持ちを込めることで相手に伝えることができると思うのです。
僕も素敵な秋の日を見つけました。
コンサートの途中、議会報告をさせてもらう時間をいただきました。
前半が終わりましたが、「ときわコーラス」の皆さんの歌声を聴かせてもらいました。コンサートに向けて練習をしている曲も入ってると思いますが、今年のコンサートに僕は出張で行くことが叶わないので、ここで聴くことができて嬉しく思います。
内から想像する景色があり懐かしいですね。「いい日旅立ち」は僕も好きな歌なので歌いたくなりますよね。
ところで、ここでのチャリティコンサートにお招きをいただいてから10年以上が経過していると思います。その当時、「この場所にインターチェンジを作りたいと思います」と話したのも、15年以上も前のことでした。その時は「こんなものできないでしょう」と思っていたと思いますが、今年3月に和歌山南スマートインターチェンジが開通しています。高速道路を使わない人であっても接続する県道が設備されたことで利便性が高まっていると思います。このように政治は、長い年月をかけて私達の生活が快適になるように、そして県土が発展していくことを実現させていくものなのです。
和歌山市では南海和歌山市駅ビルが令和2年4月にオープンしますし、その前に今年12月に市民図書館がオープンします。ツタヤが運営をしてくれてスターバックスも出店してくれますから、これまでの市民図書館と違う雰囲気を感じてもらえると思います。再開発はこれで終わりではなく、まだまだ続きます。市駅前の再開発、県庁前の再開発、そして、ぶらくり丁の再開発へと続いていきます。
時間を要しますが和歌山県、和歌山市を暮らしやすいまちにするために、引き続いて県政に取り組んでまいります。本日はおめでとうございます。
紀伊半島一周高速道路の実現を目指すことを目的とした「近畿自動車道紀勢線建設促進協議会」が開催されました。建設委員会副委員長、高速自動車国道紀南延長促進議員連盟副会長として出席いたしました。既に紀伊半島一周高速道路に向けて令和元年度に「新宮道路」と「紀宝熊野道路」が新規事業化されています。これによって全線が事業化されていることから、後は早期実現に向けた取り組みを行うことになります。
取り組みとしては大阪関西万博までに、できるだけ多くの区間を実現させていくことを目指しています。中でも有田から紀伊田辺までの区間の四車線化は必須だと考えています。 国土交通省に対して、この「大会決議」を手交し弾みをつけました。