活動報告・レポート
2019年10月5日(土)
和歌山県の歌
橋本支部大会

午前は橋本支部定期大会が開催されたので出席し、皆さんに挨拶をさせていただきました。主に、令和元年9月県議会一般質問の中からメガソーラーの考え方について説明しました。大型の開発を伴うメガソーラーは地元との共生が大切で、立地地点で20年以上共生関係を図る必要がありますから、信頼関係と情報開示と共有が必要です。信頼関係は説明会などの機会を持って十分に話し合うことが必要ですし、情報は迅速に共有できることで安心を得られます。信頼と情報を大切にすることで事業は進められると思います。それができていなければ事業の進展は難しいと思います。

また時間をかけた人のつながりは信頼関係に発展していますから、それが仕事をする上で役立ってくれます。人を知ることと信頼関係を築くことが大切なことを伝えました。

和歌山県の歌

ウインズ平阪さんにお会いしました。平阪さんは和歌山県を代表する歌手で、時々コンサートにも出掛けています。今日の懇談の中で、令和2年のコンサートの予定を知らせてくれました。

2月には大阪市内、5月は和歌山市内、そして7月には横浜市内で、それぞれコンサートを行う予定です。平阪さんは和歌山県を拠点として活動していますが、エフエム大阪でも番組を持っていることから大阪でもファンが多く、毎年大阪市内でもコンサートを開催しています。

和歌山県の歌を歌い続けてくれている平阪さんの存在は、県にとってとても大きいと思います。カラオケで配信されるような故郷の歌を歌ってくれる歌手がいると、出張先でも紹介できますから、和歌山の良さを訴えることができます。カラオケでは歌に「和歌山」の言葉が入ると、モニターの画面にも和歌山県の風景が流れるようになっていることを知りました。だから平阪さんは歌詞の中に「和歌山」を挿入するようにしていることも聞かせてもらいました。

和歌山県を愛して歌い続けている平阪さんは60歳を過ぎても「還暦」アルバムを発表するなど継続して創作活動をしています。

県外のコンサートでも和歌山県のことを発信し続けてくれていますし、コンサートに行った人やファンの人が和歌山県を訪れてくれていますから、観光振興にもつながっています。「和歌山」、「高野口」、「紀州」などの言葉が歌詞の中で軽快に踊り、平阪さんの歌とおしゃべりによって命が吹き込まれています。「ウインズ平阪さんのいる和歌山県に行ってみよう」と思うファンもいてくれますから、これからも和歌山県を歌い続けてくれることを期待しています。

そして歌は時代と共に変わっていくものなので、まさに流行歌だという話も聞かせてくれました。例えば「荒城の月」という歌は昭和の名曲ですが、令和の時代にこの歌をカラオケで歌う人は少ないということです。それは時代観が違うこと、時代背景が異なることから歌詞が理解しにくいこと、そしてリズム、テンポが違うことなどの理由から、現在では流行する理由が見つけにくいそうです。名曲が必ずしも歌われるものではなく、歌は時代と共に変わっていくものだということです。「歌は世につれ、世は歌につれ」という流行語がありましたが、人と同じように「歌は世につれて」変わっていくものです。

同じように和歌山県民歌は素敵な歌で名歌だと思いますが、各地の式典などであまり歌われないのは「歌ができた当時との時代観の違いもあるからではないでしょうか」という話もしてくれました。和歌山県民歌は名曲ですが、流行歌と違いヒット曲や直ぐに歌える曲ではないということです。特に学生などの若い世代に浸透させることは簡単ではないようです。

和歌山県では故郷教育に力を入れていますから、偉人の功績を伝えることや県民歌を覚えるように取り組みを行っていますが、一気に湧き上がるようなものではなくて継続して教育を続けていくべき性質のものだと思います。

歌に関してたくさんの興味深い話を聞かせていただきました。