二か所の支部定期大会の案内をいただき出席いたしました。挨拶の機会をいただいた執行部や代議員の皆さんに感謝しています。
挨拶の中で今春の統一地方選に支援いただいたことの感謝の気持ちを伝え、その後開催された令和元年6月と9月県議会においてどちらも登壇し、知事や関係部長と議論を交わしている内容について説明しました。以下にメガソーラーに関しての議論について記載します。
和歌山市内で問題になっているのが和泉山脈を開発してのメガソーラー建設の案件です。地元の皆さんに不安感があり、安心した生活が過ごせないことから和歌山県や和歌山市に対して事業計画に対する意見を提出しています。県条例に基づいた対応をしているところで、地元の意見や不安を感じている気持ちを受け取っています。
事業者から申請を受け付けて計画に関しては審議会で審査中であり、受付していない事業計画は当然のことですが未審査の状況にあります。地元の皆さんの意見提出への回答を踏まえて審議会で審査をしています。
皆さんからの意見や要望を聞かせてもらって県行政に反映させることが議員の役割です。勿論、長期計画に基づく県政の方向性は重視しながらになりますが、基本的には県民の皆さんが疑問に思うような政策は長期計画に書かれていませんから、本計画に沿った形で県政を進めることになります。
和歌山県として再生可能エネルギーは環境保全の観点からは推進の立場を取っていますが、山林や森林の大規模開発を伴うものに関しては、地元や地域に及ぼす影響が大きいため、条例に基づいて個別対応をしています。その中に地元の方々の意見を反映することは当然のことだと考えています。
また和歌山県行政との関係は信頼を前提に成り立っていることから、日常業務の中で築いている信頼関係は強いものだと認識しています。そして組織は人ですから、人柄も信頼のための大きな要因となっています。組織と組織の関係であっても、これまでの人としてのつきあいは変わるものではなく、これまで通り安心して業務を進められる基盤を継続させたいと考えています。
外部環境に変化があったとしても、これまでに築いている人と人の関係は簡単に変わるものではありません。仕事は信頼関係があって前に進むものなので、継続していることを大事にすることを伝えました。
かめのこ作業所を訪問しました。この作業所は多くの人によって支えられていることが分かることがありました。作業所を訪問した時に丁度、ボランティアで来てくれている皆さんと会うことができたからです。これまでは作業所で働いている皆さんのために勉強を教えている大学生に会うことがありましたが、今日はお庭の手入れをしている方やここで働いている皆さんのお世話をしている方にも会いました。
ボランティアの方から「片桐さん」と声をかけていただくと知り合いだったので「ここでボランティアしているのです」という話になりました。一つの仕事は多くの人に支えられていることが分かります。人も同じで、職場や社会で仕事をするためには知らないところで多くの人に支えられているのです。だから見えないものや、見えなくても支援してくれている人がいることを忘れることなく感謝する必要があります。一人で生きていると思うことは間違いで、見えないものに感謝できる気持ちを持ち続けたいものです。
ここを訪れると心に清涼剤をいただいたような、清々しい気持ちになることができます。
懇談会に参加しました。今日の大会の反省と、今後一年間の活動をするに当たって団結を図る意味を込めた会合です。予め用意してくれていたケーキで誕生日のお祝いもしてくれるなど、皆さんに感謝する会となりました。ありがとうございます。