県議会定例会一般質問は最終日を迎え、4人の議員が登壇し質疑を交わしました。森林保全や健康寿命の延伸、ダムの治水効果、そして自殺予防対策などに関する議論が交わされ、これからの県政発展に向けての思いが伝わってきました。
参考までに、健康寿命の長い県は長野県と大分県です。和歌山県は男性が毎年のように下位で低迷しており、女性に至っては全国最下位になっています。このことは要介護2以上の認定を受けて生活をしている高齢者の比率が高いことを示しています。できるなら要介護認定を受けないで健康な日常生活を過ごせる環境を作りたいと思っていますが、健康寿命の長い先進県に追い付くことは長い道のりになりそうです。
また奈良県の健康寿命は、男性が長いのに対して女性は低くなっています。そのバランスの悪さの理由は分からないということも伝えてくれていました。つまり本質的な原因究明は難しいので、健康寿命を長くする対策で「これは効果がある」というものはないということです。原因は複合的だと思うので、複数の対策を同時進行させることで、少しずつ改善を図る以外に方法はないと思います。何事も同じですが、下位にいる人や県が、一気に上位に進出することは簡単ではないということです。階段を着実に登っていく以外に方法はないので、地道な取り組みが求められます。
このように和歌山県議会では連日熱心な議論が繰り広げられています。一般質問は議員活動の中で最大の役割で、それぞれ論点が整理されているので、知事、関係部長との質疑を聞くことが、とても勉強になるものです。また知事や関係部長は、現場を歩いて聞き取り調査を重ねてきた議員の意見、提案を聞く姿勢を持ってくれているので、一般質問の議論が進展していくことが分かります。
将来の県政発展が共通の目的ですから、議論を重ねて政策を推進させたいと考えています。
来週は建設委員会が開催されます。県土発展に努めている部署なので、ここでも県土発展に関係する議論を交わしたいと考えています。
南海和歌山市駅近くで店舗型住宅にお住いの方との話です。「今夏、友人が神奈川県から来てくれたのですが、近くにホテルがなく、また食事をする場所もなかったので困りました。結果としてダイワロイネットホテル和歌山に宿泊してもらい、食事もその付近まで出て行きました。高齢なので車で出掛けることは控えているので、近くにホテルや飲食店に来てもらいたいと思います。南海和歌山市駅ビルの再開発に期待しています」という話でした。
南海和歌山市駅ビル再開発について説明するために資料を用意していたので、概要を説明しました。
「市民図書館は令和元年12月に開業を予定しています。運営は市民図書館の運営実績のある民間事業者が請け負ってくれますし、そこにはスターバックスも出店するので賑わいを創出してくれる他、地元の皆さんが行ってもらえる場所になると思います。
そして駅ビルは令和2年4月に開業を予定しています。ここにはホテル、飲食店、スーパーなどが出店してくれる予定なので、飲食やショッピングを楽しんでもらえることになります」と説明しました。
ご主人さんは「来年、もう一度来てくれることになっているので、その時は宿泊も食事もここでできることになりますね。良かった」と応えてくれました。
説明を聞いて笑顔になってくれることは、とても嬉しいことです。ここに暮らす皆さんが将来のまちの姿に満足してくれることで笑顔になってくれますから、これからも笑顔になれる街づくりの提言を続けて行いたいと思いました。
「片桐さん、議会中なのに再開発の計画の説明に来てくれてありがとうございます。これからもよろしく頼みますよ」と話してくれました。笑顔のある和歌山県のために活動を続けます。