令和元年9月県議会定例会の一般質問が始まりました。初日は4人の同僚議員が登壇して知事を始め部長と質疑を交わしました。ワーケーション、国民文化祭、統合型リゾートや信号機の撤去基準など、各議員がとらえている県政の課題が分かりますから、参考にすることで活動の幅が広がります。
明日は午前二人目として登壇します。通告している内容は次の通りです。
(1)和歌山県誕生150年記念式典開催について
2.外交史料と近代日本のあゆみ展について(1)県内の中学生、高校生の鑑賞について
(2)この機会を生かした取り組みについて
(3)子ども達へのメッセージについて
3.南紀白浜空港について(1)空港型地方創生について
(2)機材大型化への対応について
(3)災害に強い空港を目指すことについて
4.メガソーラー計画について(1)地元の皆さんの不安をどう反映させるか
(2)審議過程のより丁寧な公開について
(3)直川のメガソーラー計画について
(4)事業者の姿勢について
以上の項目につい質疑を交わすことにしています。皆さんの応援をお願いいたします。
会議の案内のため訪問した皆さんと話を交わせたことは大きな勉強の機会になっています。何歳になっても「向上心、自己変革が必要だなぁ」と感じています。
団体の幹部職員さんとの話です。
1.上司が変わるとその人柄によって方針や雰囲気が変わるので、組織は活性化します。前の上司は「文化を変える」ことを方針にしていました。「時代は変わっているのだから、この組織もこれまでの文化の殻を破り新しい組織の文化を創り上げる時期にある。だからこれまでの仕事のやり方を見直して、会員さんの期待に応える文化を創造しよう」という方針でした。
これまでと同じやり方で決裁書類を持っていくのではなくて、時代に即した新しい価値を持った内容にして決裁書類を持っていくようになったそうです。
2.現在の上司の方針は「考えて、考えて、考えて、そして議論を交わし結論を導こう」というものです。今のやり方で良いのか考える習慣を身につけること。考える習慣を身につけることが組織の将来につながります。上司といえどもずっとここにいる訳ではありません。任期は3年なので、この期間内に職員全員が考える習慣を身につけて欲しいのです。私は3年任期ですが、組織は永遠です。この機会に考える習慣を身につけなければ組織は永遠ではなくなります。
そして上司としての考え方を伝えますが、そうでないと思った場合、提言して下さい。職員の皆さんの考え方に納得できれば、またはその考え方の方が良い結果が出ると思った時は、自分の考えに固執することはないので考え方を変えたいと思います。
二人の上司の方針です。どちらの方も立派な上司だと思います。「文化を創る」、「考える習慣を創る」。これらは変革を志向するどんな組織にも当てはまる考え方だと思います。
そして応対してくれた職員さんは次のように話してくれました。
「大きな組織で長となり、常に判断を求められてきた人の考え方は勉強になります。小さな組織では経験できない判断を下してきた人が上司として来ているので、自分が望めばそれらの経験を吸収できると思います」ということです。こんな考え方を持っている人は、それぞれの上司から学ぶことができるので、これからも成長を続けられると思います。
もう一つ良い考え方を話してくれました。「自分が間違っていた場合は言い訳をしないで非を認め、まず謝ります。謝ってから、どうするのか意見をもらうようにしています」という考え方です。自分の誤りを認めることができる人は少ないと思います。どちらかと言うと、非を認めないで言い訳をするタイプの人が多いと思います。
謝ることのできる人は伸びる人であり、カッコいい人だと思います。元々資質があり、そこに良い上司が続いていることもあるのでしょうが、とても良い話を聞かせてもらいました。