活動報告・レポート
2019年9月15日(日)
徳島県人会

「徳島県人会近畿連合会定期総会 県人の集い」に出席しました。関西一円から県人会の方々が集まる総会で、和歌山県徳島県人会からも会長以下の役員が出席しました。僕も相談役としてご一緒させていただきました。

徳島県人会近畿連合会定期総会 県人の集い

徳島県と言えば阿波おどりですが、今年は台風の影響で総踊りが中止されています。そこで会場では阿波おどり連が舞台で踊りを披露してくれたところ、飯泉知事も舞台にあがり踊るなど、会場内は大いに盛り上がりました。生で阿波おどりを見たのは初めてでしたが、優雅で力強さもある独特の雰囲気がありました。連としての呼吸が合っていて、全体がとても整った踊りを見せてくれました。こんな踊りを見ると「本場の徳島県で阿波おどりを見たい」と思います。

そう思わせる力があり、県外の人にでも「見たい」と思わせる力、それが伝統であり文化だと思います。伝統は人から人へと、先輩から後輩へと受け継がれていくものです。阿波おどりのリーダー達は、阿波おどりの技術と徳島県人としての精神を伝えていると思います。そんな背景があるから、阿波おどりを見る人を感動させる力になっているのです。

ところで飯泉知事の話は流ちょうで、話の主題を聞く人に強く訴える力を持っています。知事は本年に全国知事会会長に就任していますが、人口100万人以下の府県からの知事会会長は初めてのことだそうです。でも「人口が少ないから」という議論は不適切なほど力量を備えている知事だと思います。

知事の話から二点を紹介します。

  • 今年はラグビーワールドカップ、再来年はワールドマスターズゲームズ2021が開催されます。徳島県だけではなく関西が舞台となり、全国に大きなインパクトを与えるものですから、関西広域連合で盛り上げていきたいこと。
  • 消費者庁が徳島県庁に事務所を構えています。ここでの3年間の実績から、消費者庁の機能を徳島県に移転することになります。徳島県庁内に消費者庁、本庁の機能を持たせることになること。
徳島県人会近畿連合会定期総会 県人の集い

知事は徳島県を活性化させることは関西広域連合の動きに影響を与えることになるので、自県のことは勿論ですが、常に関西との連携を考えています。

僕も知事と、紀淡海峡ルート、そして四国新幹線の実現に向けて徳島県と和歌山県、そして関西が力を合わせて取り組むことを話しました。知事からは「是非、やりましょう。徳島県と関西空港を結びますから、和歌山県の協力はとても大事なことです」と応えてくれました。前向きな考えと姿勢を言葉で伝えてくれることは、それが実現に向かう大きな原動力になります。

リーダーが「やる」と言ってくれることは周囲の人に与える影響は大きく、みんなの思いが「やる方向」に向かうのです。県民の方が「四国新幹線なんてできない」と思うのと、「知事がリーダーとして取り組んでいるので四国新幹線は実現できる」と思うのとでは、実現に向けての推進力が全く違います。

別件ですが、徳島県民の皆さんが政策推進の署名を集めている話も伝えてくれました。署名はそれに関わる皆さんの意思ですから、署名の数が集まると県政を担当する人にとって支える力になりますし、発言力の強化につながります。発言の裏付けになるものがあれば推進力が増していくのです。

徳島県人会近畿連合会定期総会 県人の集い

飯泉知事の言葉に力を感じますし、言葉と共に行動がセットになっているように感じました。徳島県が「徳島県は宣言する VS東京」をテーマに掲げて政策を推進しているのも、知事の意思を表しているように感じます。

徳島県人の心に触れられた定期総会となりました。