活動報告・レポート
2019年9月8日(日)
定期大会にて

JP労組和歌山支部定期大会にお招きをいただきました。支部長、来賓の皆さんから気持ちの入った挨拶があり感動する大会でした。

言うまでもなく「かんぽ生命」の不適切な契約の疑いの問題で、組織として会社として危機感を持って対応していることが分かります。現場第一線で働いている人にとっては、不安と不信感のある中、日々お仕事に精励されていることに敬意を表します。

挨拶の中で心に響いた言葉です。

  • 立ち向かうしかない。困難に立ち向かうしかない。
  • 起きたことは良くないことですが、体力のあるうちに発覚して良かったと思っています。今から乗り越えられます。
  • 人が集まって議論をする機会を持ってくれていることに感謝しています。これだけ多くの人が集まって議論を交わす機会はそれほど多くありません。しっかり課題を認識し議論をして下さい。
  • 癌になった人はいますか。私はあります。早期に発見できたので手術をして取り除きました。そのためガン保険に入ることはできませんが、早期発見と早期治療が良くない出来事に対してやるべきことです。

困難に立ち向かうための素晴らしい言葉を聞くことができました。

そして大会での僕からの挨拶の主旨は次の通りです。

おはようございます。最初に皆さんにお礼申し上げます。今年春の統一地方選挙において皆さんからのご支援をいただき、当選を果たすことができましたことお礼申し上げます。ありがとうございます。皆さんの組織の意見を聞かせていただくなど、県政の課題にしっかりと対応していく所存ですので、引き続きよろしくお願いいたします。

さて冒頭からの皆さんの挨拶を聞かせていただき、現状の危機感と力強く立ち向かうことの凄さを実感しています。

話を聞きながら議員に送り出してもらう前の広報の仕事を思い出していました。どれだけ注意していても、会社や組織には危機というものが訪れます。不祥事、事件などが発生すると社会やお客さんの不信につながり、対応が求められることになります。

外向きには謝罪と共に事案の原因解明と対応方針を示すことが必要で、社内でも社内向けの事案の解説や対応方針の共有が求められます。今では古い言葉になっていますが、当時の広報のあり方として社外的には地域共生、社内では社内共生という言葉を使って危機を乗り越える、対応する方針としていました。

よくあるのが、会社の対応方針などを、新聞やテレビが社内よりも先にニュースとして発信していることがあります。これは従業員の不信感を招き、組織力を弱めてしまいます。こんな事象が発生した時、社内キャラバンを組むなど社内共生の考え方に基づいて広報することになります。

組織で起きたことは組織で解決できないことはありません。今こそ会社側、組合側が団結して、情報やこれからの方針を共通認識することで困難を乗り越えて欲しいと思います。

県議会議員の役割もこれと同じで、皆さん、私達の思っていることを県当局に問い質すことで県政を良い方向に向かわせることにあります。

現在置かれている立場での不安や不信に思っていることを議会で取り上げ解決していくことで、皆さんのお役に立てると思います。道路の整備やまちづくりなど環境を整えていくことが皆さんのお仕事に役に立つと思っているので、県政の課題解決に向けてしっかりと取り組んでまいります。

今年も暑い夏でした。街を走っていると単車に乗って郵便配達のお仕事をしている仲間に会うことがあります。汗を流してお仕事をしている姿に何度も頭が下がりました。最後になりますが、こんな素晴らしい仲間を護るよう、第11回目を迎えられた定期大会で活発な議論を交わされ活動方針が樹立されますことを祈念して挨拶とさせていただきます。ありがとうございます。

以上の主旨の挨拶をさせていただきました。

会社幹部の方の挨拶にあったように、これだけ多くの人が集まり、話を聞く、議論を交わす機会はほとんどないと思います。執行部の経過報告と活動方針を聞くだけでも仕事や社会問題を理解することに役立つことになりますし、議論ができることで意思を反映させることができますので、次年度の活動方針を決定することになる定期大会の機会を大切にしたいものです。代議員として参加することは価値のあることです。