活動報告・レポート
2019年9月2日(月)
松下公園
鉄道利用

和歌山県は高齢社会に入っていること、公共交通の利便性が良くないことから、鉄道利用を促進するための提案と協議を行いました。少しでも多くの人に鉄道を利用してもらえるための提案を行い、事業者と行政を含めて協議することになりました。この協議が進展するかどうかはこれからの話し合い次第ですが、関係者の理解と協力を得て進めたいと考えています。

松下公園

松下幸之助氏の生誕の地が和歌山市和佐にあります。この場所は松下公園になっていて、和歌山県は勿論のこと、県外から、外国からもお客さんが訪れています。聞いたところでは、これから起業する人が事業の成功を願ってここを訪れていることや、既に起業して更なる発展を目指してここを訪れている人が多いようです。

今も経営の神様の存在は偉大で、生誕の地を訪れる人は絶えません。ただ県外から電車を利用してここを訪れる人にとって、最寄り駅であるJR千旦駅を降車すると、偉大な経営者の生誕地の駅にしては寂しい感じがあるようです。これは無人駅であることや都会の駅と比較して整備されていないように感じるからだそうです。

また自動車で訪れる人がナビをJR千旦駅に設定すると、なかなか駅に辿り着けないそうです。それはこの駅前に自動車が侵入できる広さがないため、ここに到達できないことが原因です。

日本が生んだ経営の神様の生誕地なのに「松下公園も最寄り駅も整備が足りない」という意見を聞いています。地元として寂しく残念な話だと捉えています。一時期「松下公園の公衆トイレは汚くて利用できない」という意見があり、和歌山市役所で対応してもらったことがありますが、意見がなくても常にきれいに保っておいて欲しい場所だと思います。

起業家が目指している松下幸之助氏の生誕の地ですから、訪れる人に「流石、松下幸之助さんの地元は今も松下さんを大切に思い、敬っているから、周辺環境を含めて整備され綺麗に保たれている」と思ってもらえるようにしたいと思います。

「今のままでは余りにも残念」と思われることのないようにしたいと話し合いました。

クルーズ船

和歌山県の取り組みとしてクルーズ船を誘致している成果が現れ、和歌山市内にも大型船が寄港しています。8月にはダイヤモンド・プリンセスも寄港してくれたので、歓迎や乗船のお客さんが和歌山市内にも出掛けてくれたことから賑わいを見せてくれました。「来年以降も、クルーズ船に来てもらえるようにして下さい」という意見をいただいています。

このクルーズ船には和歌山県に来てくれたこともある坂本龍馬十代目も乗船し、寄港地の幕末の歴史を語ってくれています。和歌山県にとって乗船客に歴史探訪と故郷の偉人を知ってもらい、観光につなげられる絶好の機会だと思います。そこで来年のクルーズ船の企画として、船内で和歌山県の幕末の歴史を知ってもらい、和歌山市に到着した時には幕末の偉人の歴史探訪を企画したいと考えています。勿論、十代目の協力をいただくことが前提ですが、和歌山市の幕末に縁のある地の案内を検討したいと話し合っています。

クルーズ船と行政とも情報連携を図り、来年の企画で実現させたいと考えています。

まちなか再生

和歌山市内の再開発は駅前のビルやマンション建設、南海和歌山市駅と周辺の再開発、そして大学誘致など進展していますが、まだ再生を図りたい場所が複数あります。これまで再開発されないで残っている場所だけに困難な案件ではあると認識していますが、「もう何とかしたい」と考えている人もいます。

和歌山市内の再生を更に進展させるための意見交換を行いました。協議していることが進展することを期待しています。

その他
  • 横浜市が統合型リゾートの候補地として名乗りを上げたことに関して話を伺いました。首都圏に近いことからお客さんを引っ張る力が強く、大手企業のサンズも横浜市にシフトするなどの動きがあります。和歌山県として共に選定されるような企画を立案していきます。
  • みなべ町に流れるみなべ川の支川である古川の浄化について、問い合わせをいただきました。水質汚染で全国一二を争っているのがこの古川です。町のイメージを落としているという指摘と、大切な産品のブランド力をもっと高めるために「早期にこの河川を浄化すること」が必要だという意見です。これまでの経過と今後の取り組みについて建設委員の立場で調査したいと考えています。
  • 和歌山市における最近のメガソーラーの動きについて話し合いました。動きがあることにより状況に変化があったので確認しています。