活動報告・レポート
2019年8月30日(金)
議会報告会
議会報告会
お世話になっている高齢者住宅にお招きをいただき、議会報告会を行いました。これは数か月に一度、経営者が入居者の皆さんの意見を聞く機会を持っている場で、県政報告の時間を提供してもらってお話をしてきました。
高齢者の方々が心配していることは、福祉施策と子どもやお孫さんが近くにいてくれることが挙げられます。和歌山県内で働く場所を確保することや、学校を卒業して県外に進学した子ども達が帰ってこられる環境を作ることが県政の役割です。また介護職員さんの処遇改善を図ることも大切なことです。介護職員さんがやりがいを持って働ける環境づくり、入居者の皆さんと心通う交流ができること、そしてずっと介護の仕事に携われる環境整備なども政治の役割だと考えています。そんな取り組みや県政の主な動向を説明いたしました。
参加してくれた皆さんからたくさんの質問や意見をいただきました。主な質問は次の通りなので、対応していくことにしています。
- 1.和歌山市の場合、高齢者は路線バスを100円で乗ることができます。この制度を利用して和歌山バスを利用しているのですが、バス停がこの施設から遠いので、施設からバス停まで歩く距離を短くできないものでしょうか。制度があるけれど利用しにくい環境にあります。 →路線バスから施設行きのバス停を設置することは困難ですが、例えば、コミュニティバスを走らせるなどの方策が考えられます。高齢社会においてコミュニティバスの運行を考えるべき時期に来ていると思います。二次交通の大切さを理解しているので、引き続き検討したいと思います。
- 2.和歌山バスの運転手の中に障がい者の乗車を理解していない人がいます。車いすでもバスに乗れるように板を敷いてくれない運転手がいますし、障がい者が乗ってくることを嫌って行き先を間違えて伝える人もいます。障がい者が路線バスを利用できる環境を整えて欲しいと思います。 →障がい者の方に、そんな悲しい思いをさせていることがあれば問題です。差別のない和歌山市を目指していますから、障がい者の方がまちに出掛けられる市にしなければなりません。そのために路線バスは重要な位置を占めているので、質問のあった事例について事業者に申し入れたいと思います。
- 3.路線バスのバス停が小さくて地味なので見落としてしまいます。もっと大きくしてバス停だと分かるような目立つデザインにして欲しいと思います。 →確かに高齢者の方にとっては小さく分かりにくい仕様かも知れません。直ぐに改善することはできないと思いますが、まちづくりや公共交通においてユニバーサルデザインの考え方を取り入れていますから、その観点で見直しが図れないものか、事業者や和歌山県や和歌山市に提案していきます。
- 4.自動車の運転者のマナーが悪いと思います。歩行者が歩いていても減速しないで猛スピードで横を走り抜けていきます。危なくて高齢者が歩けないのです。またJR紀伊駅の前はスピードを落とす区間である道路表示がありますが、減速してくれないので危険地域になっています。改善して欲しいと思います。 →道路は歩行者優先ですから、県警に事例を説明して啓発活動を行うことや、当該地域を巡回してもらうなど対策を講じたいと思います。横断歩道を歩行中なのに自動車が歩行者の歩いている直前を横切る事例があり、この違反は和歌山県が多くなっています。このような交通違反は摘発していますし啓発活動を行っていますから、歩行者優先の運転をすること、マナー向上を呼び掛ける取り組みを考えていきます。
- 5.人と会ったら挨拶をして欲しいと思います。挨拶がコミュニケシーョンだと思うので、職員さんも入居者に会った時は挨拶をして欲しいと思います。 →挨拶は人と人の間を取り持つ潤滑油の役割を果たしてくれます。マナー研修などで対応していると思いますが、挨拶をすることをお互いに心掛けたいと思います。
以上のような質疑を交わして議会報告会を終えました。次回も継続して実施したいと思います。
その他
- 入院と手術日時が決定した患者さんとの打ち合わせを行いました。手術は不安ですし仕事との兼ね合いがあるため、可能な限り患者さんの要望に応えたいと思います。
- 弁護士の先生に時間を確保していただき話し合いました。社会では加害者の立場にある人が被害者を攻撃することがあります。信じられないことですが、言った方が得のような雰囲気を感じることがあります。そんなことのないように先生に事例を相談し対応していくことにしています。