会社の定年退職の日を迎えた方の話を聞くと、ほぼ全員が「振り返ると、とても短かったと思います。そして、明日からこんな日が訪れないと思うと寂しくなってきます」という趣旨の話をしてくれます。働いている時は休日の日が楽しみですが、定年を迎えると、働いていた日を懐かしく思うようです。そして「現役で働いていた時が一番良かった」と思うようです。
現役でいる時は休みが待ち遠しいと思いますし、定年後は働いていた日が懐かしいとなります。つまり、今、自分が置かれている環境が最も素晴らしいということです。働ける時は働いている時が最も素晴らしい時なのですが、それに気づかないのです。今いる環境、場所が素晴らしいのですが、人はそのことに気づきません。素晴らしい時は当たり前の日なので、そのことに気付かないことが多いのです。
ですから今迎えている毎日が、素晴らしい一日の集まりなのです。良くない日なんて一日もないことに気づくことが、幸せを感じるために必要なことです。過ぎ去って気づくことがありますが、その中にいる時に気づくことは難しいことです。でも多くの幸せを感じるためには、今日という日が特別な一日であることに気づくことです。
「振り返ると素晴らしい会社生活でした。60歳を超えて定年延長の期間の5年間も素晴らしい会社生活でした。あっという間の5年間でしたが、楽しい日を過ごすことができました。明日から、こんな日が訪れないと思うと寂しく感じます」。そんな言葉を聞きますが、やがて訪れるその日のために、今日やれることをやっておきたいものです。
それぞれの人にそれぞれの人生があります。過ぎ去りし日が素晴らしいと思えることが、良い人生の証だと思います。
秋に計画している研修会について協議を行いました。研修内容や視察先に関して意見をいただきました。より良い研修会にするためにたくさんの意見を頂戴したので、これから調整に入ることにしています。
特に視察先の近くにある公営のスポーツ施設は全国の競技者に人気があり、頻繁に使用されているようです。この施設を訪れたことのある方から「和歌山県はスポーツ施設がぜい弱だと思います。もっと充実を図って欲しいと思いますので、是非、この施設や隣接するグラウンドも見て欲しいと思います」との意見をいただきました。
和歌山県はスポーツ施設が整っていないという意見は、各方面から聞くことがあります。野球場やサッカー場などが少ないので、要望に応えられていないように感じます。今日もこのような意見を聞かせてもらいました。
岩出市にお邪魔して、岩出市政について説明を聞かせてもらいました。岩出市は毎年のように人口が増加しているなど、少子化の時代にあって発展している市の取り組みは勉強になりました。
岩出市役所では7月から8月にかけて、市内で18回も市長による市政報告会を開催していることを聞きました。お盆を挟んで二か月の間に18回も開催するためには、一週間に3回のペースだったそうです。市政報告会を行うのは「市役所の取り組みをより多くの人に分かってもらうため」であり、積極的に市民と顔を合わせることが理解醸成につながる現在の価値を理解しているからです。
情報発信をすることと意見を聞くこと。政治に携わる立場の人は、その両方が必要です。
このことはこれまでも議員が得意として実践してきたことですが、行政も直接市民の皆さんの意見を聞く機会を持つようになっています。立場は違っても、直接、民意を聞き取ることで、政策立案などに反映させることができます。
和歌山市内の再開発に関係する協議を行いました。和歌山市内では南海和歌山市駅や大学の誘致など再開発は進んでいますが、まだ再開発が必要な個所があります。今まで進んでいないのは原因があることから一気に進めることは難しいのですが、関係者と話し合いと調整を行いながら、前進するように取り組みがなされています。和歌山市再生の取り組みを支援しています。