活動報告・レポート
2019年8月27日(火)
議会報告会
防災用品
災害非常用発電池

全てが防災用品という訳ではないのですが、災害に備えることに有効な用品の説明を聞かせてもらいました。プレゼンの表紙には「防災・減災・防犯、安全、安心、衛生」と書かれていて、現代社会で必要となるキーワードが並んでいました。

紹介してくれた主な用品は「センサ調光型ソーラーLED」、「災害停電時用電池」、「ウェアラブルカメラ」、「ミライスピーカー」、「光式捕虫器」などです。これまであるようでなかった用品ばかりで、災害への備えとして採用している地方自治体もあります。説明を聞いている途中にも、数か所の地方自治体から問い合わせがあるなど、これらの用品を知った自治体、防災対策に熱心な自治体は採用を考えているようです。

南海トラフの巨大地震に備えるべき和歌山県としても検討したいところです。

ミライスピーカー
議会報告会

「片桐章浩を応援する会」主催による議会報告会を開催しました。今回が79回目となりますから、次回の80回記念の企画も話し合いました。

さて今回の報告テーマは次の通りです。

  • 1.和歌山市で計画されているメガソーラーの現状について。

    地元の皆さんの利益と事業者の利益が対立しています。現在、和歌山県と和歌山市はこの件に関する条例に沿った審査をしている、またはその前段階にあります。地元の利益とは安全と安心を伴う平穏な生活です。つまり今まで通りの生活環境を保つことが望みです。対して事業者は太陽光発電事業を実施することが利益になります。

    和歌山県からは某事業者に対して、地質調査や景観面での配慮、事業終了後の取り扱いなどの報告を求めているところです。大規模な開発を伴うメガソーラーは、地元の皆さんがこの事業計画に不安を感じている中で、計画を進めることの是非が問われていると思います。

  • 2.南海和歌山市駅の再開発について。

    市民図書館は令和元年12月、駅ビルと商業施設などは令和2年4月に供用開始を目指しています。長期に及んだ建設も終盤に差し掛かり、新しい和歌山市駅の完成を期待しているところです。民間事業者が運営する市民図書館とスーパーやレストランが、私達の生活に良い影響を与えてくれることになると考えています。

  • 3.氷雪の門について。

    稚内市の北方記念館を訪ねたことから、そこで展示されていた映画「樺太1945年夏 氷雪の門」の展示と内容について解説を行いました。第二次大戦下の樺太で起きた事件を基にしたこの映画は、平和と領土問題を考えさせられますし、国のために命を捧げた女性達の生き方に感動させられます。先の大戦で命を賭して国を護ったのは男性だけではなく、女性もまた命を賭してこの国を護ってくれていたのです。自らの命を賭して国を護る。そんな覚悟にこの国を愛する私達は涙し、感動するのです。

    この映画で伝えられている実話を知る人は思っている以上に少なく、この国で生きる私達は歴史となっているこの時、樺太で起きた事実を知るべきです。そこから歴史認識、領土問題に関心を持つことになるからです。

    この国に命を懸けてくれた人がいたから、今の平和な世の中がある。だから彼女達が決断したのと同じように命を懸けるとは言わないけれど、この事実を知っておくことが礼儀であり、時代は違うけれど、国際問題を考える時期でもあるこの時に、この国を護る覚悟を持ちたいと思います。

    報告会の最後に映画「氷雪の門」のストーリーを語ったのですが、それまでの賑やかさが消え、空気は静まっていきました。ソ連軍の侵攻から島民が逃げていく場面。ソ連軍が侵攻して攻めてくる場面。電話交換所での最後の台詞。そして9人の女性が自害に至る場面。涙を浮かべて聞いてくれる方もいて、話をしていて感動しました。

良い報告会になったと思います。次回は節目の80回目の議会報告会となります。今から楽しみにしています。

その他
  • 学校でのいじめなどの取り組みについて話を聞かせてもらいました。慎重に対応すべきことですが、知り得たことは早期に対応する必要性を感じています。
  • 和歌山市内で計画されているメガソーラーの状況について協議を行いました。地元と事業者との考え方に相違があるケースが多く、地元の皆さんの意見を聞きながら、和歌山県は条例に基づいて対応中です。
  • 和歌山県工業団地に進出してくれている企業の皆さんと、懸案事項として長年の課題になっていることの協議を行いました。