会社の先輩の加門さんによる腹話術とハーモニカの演奏会を楽しみました。加門さんは定年退職してからハーモニカを習い始め、今では平成18年に設立の和歌山ハーモニカクラブの代表に就任しているほどです。ハーモニカを習い始めたきっかけは、加門さんの先輩から「ハーモニカの演奏会をするので聴きに来て」と誘われたので、「ハーモニカ?先輩、ハーモニカだったら小学生でも吹けますよ」と冗談で返事を返したところ「そんな簡単な楽器ではないよ。一度、聴きにくれば分かります」と言われたので演奏会を聴きに行ったことが始まりです。
ハーモニカの音色は小学校の時に習ったものとは全く違うので、この楽器に魅せられたのです。そこから習い始めて年に二回のコンサートとお招きがあった場合の慰問が活動の中心になっています。月に二回の練習を行い、年間に約50回の演奏を続けています。
そして腹話術は習い始めて5年目を迎え、こちらも和歌山県腹話術協会に参加して活動を続けています。腹話術は相棒の「しんちゃん」と一緒に絶妙の会話で会場の笑いを誘ってくれました。
加門さんの演奏会では、和やかで楽しい時間を過ごすことができました。空気を緩ませてくれる話術は肩の力が抜けますし、ハーモニカは哀愁を感じさせるような音色なので、夏から秋に向かう季節に向いていると思いました。
終了後、懇談をしたのですが、言うのは簡単ですが実践することは難しいこと、そして続けることが難しいことを実感しました。
ハーモニカの演奏と聴くと、誰でもハーモニカぐらいは吹けると思います。でもハーモニカは簡単なものではありません。言うことは簡単ですが、やってみると吹けないことに直ぐに気付きます。実践している人のことを指して批判することは度々あります。しかし実践している人は積み重ねてきた経験と知識、技術があり、しかも課題に対しては全力を尽くしているのです。第三者は責任を負っていないので簡単に「進展していない、一体何をしているのか」と思い、このような発言をすることがあります。
しかし自分が主体となり実践してみると分かります。演奏も仕事も政治も、決して簡単なものはありません。
そして続けることの難しさは言うまでもありません。ハーモニカも腹話術も、最初の数か月は続けることはできますが、それ以上続けることが大変なのです。継続することが実力を養成する唯一の方法ですが、この継続することが難しいことなのです。
継続できることこそ才能だと思います。やればできるのですが、続けてやることは難しいのが現実です。
実践することは難しい。継続することは難しい。だから実践している人は立派であり、継続している人も立派だと思います。言うだけの人、続けることのできない人よりも、実践している人、継続できる人になりたいものです。そんな人が演奏会などで発表できる力を備えることができているのです。
加門さんの演奏会を楽しむことができました。ありがとうございます。
高校3年の時のクラス会に参加しました。毎年、8月に開催しているもので、担任の岡崎先生も楽しみに参加してくれています。毎年、先生は近況報告で海外旅行の話をしてくれるのですが、今回の報告では旅行の話はありませんでした。体調が優れないことから、ここ3年ほど海外に出掛けていないようです。「これまでは思わなかったけれど、流石に体力が弱ってきたように感じている」との発言がありました。先生はラグビー部の顧問で体力はある方なのですが、年齢による衰えを感じているようです。
当時18歳の高校生が58歳になろうとしているのですが、先生にとっても、もう40年も経過していることになります。「来年も元気な先生を囲んで開催しよう」とみんなで話しました。
毎年、楽しみにしているクラス会が、この先も続くことを期待しています。