今日、話をしていた中での話題です。
職場や働く場所など環境を変えた時に一番不安に思うことは「新しい仕事を自分ができるかどうか」と「人間関係を築けるかどうか」だと言うことです。
特に人間関係の構築は最大の不安材料になるものです。仕事は自分がやろうと思えば何とかできるものですが、人間関係を作るのは難しいと感じます。
僕も出向した経験がありますが、最も困ったことは「出向した職場以外に行く場所がなかった」ことです。職場以外に行く場所がないのは人を知らないからです。用事もないのに知らない人ばかりの職場や会社を訪問することができないことを考えると、そのことを想像できると思います。
かつて広報の仕事の経験のある先輩が「片桐君、仕事の合間に時間があれば記者クラブに行くことやで。何も用事がなくても、記者を知らなくても関係なく、クラブに立ち寄ることをしなければいけないよ。立ち寄っても誰が来たのか最初は分からないので相手にしてくれないけれど、何度か通っている間に顔を覚えてくれます。そうすると当番の記者が、「まあ、座って行って下さい」と声をかけてくれるようになり、コーヒーを出してくれるようになればしめたものです。
コーヒーを飲んで話をしてくれる関係になれば、仕事の話と共にそれ以外の話ができますから、つきあえる関係構築につながっていきます。訪ねられる相手を作ることが広報を担当している人にとってやるべきことであり重要なことです。記者と関係構築ができれば、何か困った時や、この記者発表の内容を書いて欲しい時に話をすると、助けてくれることになります」と話してくれたことを思い出しました。
会社や職場を訪ねるためには、人を知ることが大事であることが分かる経験談です。知らないと訪ねられない。知らなければ相手にしてもらえない。だから人を知るための行動をすべきなのです。これは日常からできることなので、仕事の合間に時間を見つけて実践しておきたいことの一つです。
近年、危機管理の意識は進んでいると思います。台風の接近に備えて、公共交通機関は早めに運休などの判断を行っていますし、企業も従業員の皆さんに早めの退社を呼び掛けたりしています。また行政やインフラを持つ企業は災害発生に備えて待機体制を整えるなど、以前と比較して危機への備えが整っているようです。
勿論、報道も安全行動や避難勧告が発令された場合の避難を呼び掛けていますし、最新の情報を頻繁に発信してくれています。情報を受け取った側は自分でできる備えをしておくことや地域でできることを確認しておくことが大事な行動になります。行政や企業は責任感を持って危機に備えての体制を整えていますから、個人も危機管理意識を持って自己防衛に当たっておきたいところです。言うべきことは自らの行動と共にあるべきだと確認しておきたいところです。安全確保は、自らの安全意識と安全行動によって守られますから、事前の備えを怠らないようにしたいものです。
本日、和歌山県では暴風警報や大雨警報が発令されました。道路に車は少なく、多くの方が自宅待機や外出を控えていたと思います。テレビやラジオからの情報を把握して、安全確保をお願いいたします。
ただ和歌山市内では午後9時過ぎ頃から雨風が強くなり、危険な状況になっていると思います。運転をしていると強い風と雨で視界が悪く、生活道路沿いの狭い水路の水位が上昇している場所もあり、車が転落しないよう気を配りながらの運転と見回りになりました。車は少なかったのですが、仕事関係の車だと思いますが数台走行していたので、まちの安全を守ってくれている皆さんに感謝しています。人の気付かないところで、私達のまちの安全を守るために多くの人が支えてくれています。