問い合わせがあったこともあり、明日、関西にも影響を及ぼす可能性のある台風第10号の到来に備えて、昨年の台風被害を踏まえた電力会社の対応について説明を行いました。
平成30年9月4日の台風による和歌山県内の停電などの被害は甚大で、「今回は大丈夫ですか」という問い合わせをいただいています。大丈夫になるよう、昨年の台風への対応への反省を教訓にして体制を整えています。
皆さんにも台風情報には注意を払っていただき安全確保をお願いいたします。行政も電力会社も日頃から防災訓練を行っているので、体制を整えて台風到来に備えています。地域の安全はみんなで情報連携を図り、身を守り安全文化を築きたいと思います。
今日も新たな相談をいただきました。相談を受けて気をつけておくことがあります。両者の意見を聞くことと現場を確認することです。どちらか一方の話だけで物事を判断すると対応を誤る危険性がありますから、多く場合、僕は両者の言い分を聞いてから判断するようにしています。今回はお盆休みの最中でもあり、双方の意見を聞くことができないので、事情を知っている方にも協力をいただいて対応方針を協議しています。
問題への対応は、直接、本人の話を聞くことと現場を訪れることが基本ですが、場合によってはどちらにも利害関係のない第三者に入ってもらうことも必要です。当事者と同時に会うことができれば真実に近づけますが、それぞれ別々と会うと、例え当事者から直接話を聞いたとしても思い違いや記憶が薄れていることからの勘違い、または都合の良い解釈をしていることがあるので、公平な立場の第三者の立ち会いがとても大切だと考えています。
今回は、まだ相手方の話を聞く機会がなく、かつ現場に入れていないので判断できない要素が多いのでしっかりと対応するには情報が不十分な状況にあります。お盆の時期に第三者の方に時間を確保してもらうことに躊躇しましたが、依頼をしたところ快く時間を取ってくれました。
早速、現場の状況を把握して説明してくれたので、大体の感覚が形成されてきているところです。数人の人が関係している相談事への対応は難しいものなので、慎重に対応しているところです。
以前、「和歌山市には夜間中学校がないようですが、文部科学省では必要な取り組みだとされています。和歌山県の考え方はどうでしょうか」という問い合わせをいただきました。
今日、新聞を開くと「夜間中学はいま」という記事があり読んでみました。
そこには考えさせられる言葉が書かれていました。
「今のわたし、べんきょうできる。たからもの」。
夜間中学には働きながら通学する生徒や高齢の生徒も多いようです。また外国人の生徒が多いようで、「にほんごをマスターする」ために学んでいる生徒もいるようです。
そして皆さんに共通していることは「日々学び続け、日々成長したい」という思いだそうです。この姿勢は私達にも求められていると思います。「日々学び続け、日々成長したい」と思えることは幸せなことだからです。
日常の仕事や役割に忙殺されていると、どうしてもこの意識が薄らいでいきます。でも社会生活の基本は、この意識を持つことにあると思います。
記事では大阪府と東京都の夜間中学で学ぶ生徒が取り上げられていましたが、まだ調べた訳ではありませんが、和歌山市でも夜間中学校で学ぶことを希望する人がいると思います。和歌山市内には夜間中学はありませんが、この新聞記事は、この問題について調べるきっかけとなるものです。