活動報告・レポート
2019年8月13日(火)
視察の予定
視察の予定

来週の視察に関して行程や実施内容の最終確認を行いました。計画していた視察ですが、早いものでもう実施日が近づいてきました。事前研修も済ませているので、成果を高めるために現場を視察する予定です。説明を聞いて現場に行くことで、人に話せるレベルになると思います。

また9月に予定している白浜町の南紀白浜空港と、串本町で計画しているの民間ロケット射場の視察に関しての質問項目を整理しました。どちらも民間事業者を訪ねることにしていますが、和歌山県の活性化と話題作りにつながっている事業です。

南紀白浜空港は空港としての役割だけでなく、南紀の拠点施設としての役割も果たしてくれています。羽田空港と南紀白浜空港を観光やビジネスで結ぶだけではなく、白浜町の拠点施設として、またバスターミナルや二次交通の発着地として南紀地域の拠点の役割も果たしてくれています。2年後に国際線ターミナルが完成すれば、飛行機を利用しない人でも立ち寄りたくなる物販やレストランなどのゾーンを設置する予定なので、地域の交流拠点としての役割も付加されそうです。新時代の地方空港のあり方を視察したいと考えています。

また民間ロケット射場建設は、和歌山県にとって大きな夢のある取り組みです。2020年代にロケットを打ち上げる計画なので、和歌山県からロケットを発射するまでの期間は間近になっています。稼働した後のロケット打ち上げ計画や工場や研究施設などの誘致など、更に雇用を生み出し、経済効果のある将来計画について議論を交わしたいと考えています。

このように首都圏と結び更に国際線化を図る南紀白浜空港を和歌山県南紀の拠点として、串本町のロケット射場と南紀熊野ジオパークセンター、そして世界遺産登録15周年を迎えている熊野古道を巡る観光ルートは、インバウンド客を誘致できる大きな観光資源となります。

更に広域で考えると、この空港でプライベートジェットの発着陸を可能にすれば、和歌山市との交遊もできますから県全体の観光産業化を図ることもできると思います。

8月以降、秋に向かって和歌山県の政策の進捗具合と将来のあり方について視察を行い、具体化できるよう取り組みます。

キーノ和歌山

南海電鉄和歌山市駅の新しい駅舎を建設中ですが、この複合施設の名称が「キーノ和歌山」になりました。この駅舎は商業棟とホテル棟、そして和歌山市民図書館などで構成される予定です。市民図書館は令和元年12月、商業棟とホテル棟は令和2年4月下旬に開業する予定であることが発表されました。

またこの複合施設の名前は和歌山市、「紀の国」の玄関口として「新しい扉を開く鍵」となるよう願いをこめて命名されたそうです。

和歌山市中心市街地の活性化につながる計画だと期待しているので、和歌山市民にとって嬉しい話題になっています。後は和歌山市駅前の商店街再生が地域再生の鍵を握っています。

ここに和歌山県立医科大学薬学部開学、和歌山市民会館の竣工などの計画がありますから、和歌山市再生に向けてまちを動かせています。

懇談の機会

お盆休みのため県外で仕事をしている方々が帰って来ています。連絡をもらっているので懇談の機会を設けています。県外での仕事や景気の良し悪しの話を聞くことは参考になります。大方の人が言うには「和歌山市よりも仕事があるし景気は良い」ということです。これは和歌山市内でも仕事があって人手不足な状況を分かったうえでの話です。数字やデータに基づいたものではなく主観によるものですが、実際に現場に入り街に出ている人の主観からの話なので現状を知るために参考になるものです。

全てではありませんし地域や職種にもよりますが、仕事の請負金額や給与水準、日当などが違っています。概ね、和歌山市よりも高い水準になっているのです。そのため「県外の仕事がある限り和歌山市に戻って仕事をする予定はないですね。できるなら地元で働きたいのですが」という意見になっています。

県政の課題は雇用確保と賃金水準の向上、そして地域経済活性化ですから、県外で働く人の意見を聞いて取り組みを検討したいと思います。県内事業者の人には県内で仕事をしてもらえる環境づくりが大事なことですから。