新宮市内で開催された交流会にお招きをいただき参加しました。同じ和歌山県内でも、和歌山市から新宮市までは特急「くろしお」を利用すると片道約3時間20分要しますから、和歌山県は「本当に広い」と実感できます。
さてこの会は新宮市で活躍しているHさんが、今月、ご栄転することになり、励まそうと主催する皆さんが企画してくれたものです。
お招きをいただき参加しましたが、主催者のご配慮により、開会にあたって挨拶と県政報告をさせていただきました。
皆さん、こんにちは。本日はこの会にお招きいただきありがとうございます。まず、今年の統一地方選において、皆様からのご支援をいただき県議会に送り出してもらったこと、深く感謝申し上げます。ありがとうございます。お陰様で元気に県議会活動を開始しているところです。
さて冒頭に時間をいただき、紀南地域の主な県政の動きについて紹介したいと思います。8月1日と2日に紀南地域へ建設委員会の視察に行ってきました。
まず南紀白浜空港です。和歌山県の空港として2年後の国際線開業に向けてロシアに就航を働きかけているところです。ロシア、アジア、そして欧米の国から南紀白浜空港に就航させるための計画を練っているところで、20年後には利用者を20万人に増加させようとしています。それと共に東京羽田空港との間に就航している飛行機の機種を変更し、より多くのお客さんに白浜町に来てもらえるような取り組みも行っています。
また串本町には民間ロケット射場の建設も決定し、こちらも2年後に最初のロケットを発射させる予定になっています。南紀白浜空港の国際線化がなれば、このロケット射場にも多くの外国人観光客が訪れることになりますから、地域経済活性化につながるものと確信して計画を進めています。
また紀伊半島を高速道路で結ぶ計画も実現しているところで、産業振興や観光振興につながることになります。建設委員委では串本道路の現場を視察してきましたが、工法の工夫によって仮設道路を作り、谷間と山場を結び、両方の現場工事の同時進行を図れるようにするなど、工期短縮により早期開通を目指しています。完成すれば紀伊半島一周高速道路の完成が見え始めますし、優れた観光資源である熊野古道が世界遺産登録15周年を迎え、更にその価値を周知し観光客誘致につなげようとしていますから、将来に及んで外国人にも来てもらえる観光資源であり続けるようにしています。
また南紀白浜紀空港バスターミナルの拠点として機能を果たそうとしています。地方都市は空港から観光地などへの二次交通が弱いので、それを解消するために南紀白浜空港から那智の滝や熊野本宮大社、そして大阪市などを結ぶルートを計画しています。紀南地域に外国人を含む観光客に訪れてもらいやすい地域にしたいと考えています。
このように県政は紀南地域の高速道路の整備、観光産業の振興などを図り、活性化につなげる取り組みを実施していますので、皆さんの意見を聞かせてもらいながら、発展を目指したいと考えています。
さて今回、Hさんが所属することになる本部で私は勤務をしたことはありませんが、青年部リーダーとして仕事をした経験がありますので、その経験から一つ本部のことを紹介したいと思います。
当時の体制は足立委員長、芦田副委員長、細見副委員長という凄い人達が役員をしていました、「本当に凄い人達がいる場所」だと思いました。青年部で活動している中で、時々、一緒に出張に連れて行ってもらいました。当時の宿泊はシングルではなくツインを利用することが多く、役員の皆さんとご一緒させてもらうことがありました。その時、「お風呂に入ったら髪の毛などを流してきれいにしておくように」だとか「洗面所を使った後は水滴を拭くなどしてきれいにしておくこと」などのアドバイスをいただきました。当たり前で、簡単なことですが、社会人として立場がある人が当然、持ち合わせている人間としての基本を教えてくれたのです。これは「人としての基本ができていなければ仕事もできない」という教えだったと認識しています。
本部役員は人としての基本ができている人ばかりで、基本の上に日々の経験を積み上げていくような仕事をしていたと思います。その伝統が今も受け継がれているかどうか分かりませんが、Hさんには人としての基本を大事にしながら、活躍して欲しいと思います。人としての基本ができていることから、地区から推薦して本部役員になったと思いますので全く心配はしていませんが、人としての基本を大事にして欲しいと思います。
そして新宮から本部に役員を送り出すことの決断をした、支部役員の皆さんにも敬意を表します。大きな決断だったと思いますが、大きな活躍の舞台に送り出そうという気持ちは素晴らしいと思います。本部役員として安心して活動できるのは、母体の支援があってこそだと思います。安心して活動できるように支部として支援体制を整えて欲しいと思います。そのことが本部で「新宮支部は凄い支部だ」と評価されることになりますから、新宮支部のこれからの活躍も期待しています。最後になりますが、皆さんのご健勝と活躍を祈念して挨拶といたします。ありがとうございます。
この後、皆さんとの交流機会を楽しみました。皆さんに感謝しています。