活動報告・レポート
2019年7月29日(月)
和歌山県誕生150年に向けて
和歌山県誕生150年に向けて

令和三年に和歌山県誕生150年を迎えます。丁度、国民文化祭開催の年であり、岡公園の陸奥宗光伯銅像が建立されてから50年の年に当たります。歴史を紐解くと、和歌山県誕生100年に岡公園の陸奥宗光伯の銅像が建立されているので、和歌山県にとって大事な節目の年にその生誕記念として銅像を建立したようなのです。昭和46年8月24日の陸奥宗光伯の命日に銅像を建立した当時の記録を探し出して、その歴史的事業の意味を考えてみます。そこから和歌山県誕生150年の年に故郷の偉人の功績を蘇らせることが必要であれば、その政策提言をしたいと考えています。

明治時代に和歌山藩解体の危機を救ったのが陸奥宗光伯であり、和歌山県誕生100年の年から今日まで、岡公園の銅像は和歌山県を見守ってくれています。紀州から和歌山藩、そして和歌山県へとつながる故郷の歴史の中に陸奥宗光伯が存在している事実を伝える機会が令和元年の「外交史料と近代日本のあゆみ」展であり、令和三年の和歌山県誕生150年の節目の年なのです。

この機会を逃してしまうと、故郷の偉人を顕彰する機会は失われるようにも思います。それは歴史とは絶え間なく継続しているものであり、どこかで歴史を絶ってしまうとその精神を再び継続させることは難しくなるからです。平成から令和の時代にあって、故郷の偉人の功績を教え次の時代につなごうとしている人がいるから、歴史はつながっているのです。今年の「外交史料と近代日本のあゆみ」展を企画する中で、和歌山県もこのことを理解して欲しいと願っています。

また教育委員会にも故郷の偉人の功績を教育に生かして欲しいと願っています。今までも修学旅行で外務省を訪問していることや、故郷の偉人教育などを実施しているのは次の世代に故郷の偉人の功績と精神を継承するためです。和歌山県内の中学校の修学旅行においては、継続して外務省を訪問先として選定して欲しいと思います。

また「外交史料と近代日本のあゆみ」展の開催に合わせて、観光客の方々には近隣の文化観光に誘導したいと考えています。今日話し合って抽出した和歌山県立近代美術館付近の主な文化観光の地点を紹介します。

  • 和歌山県庁の正面階段にある「丹生都比売命」と「高倉下命」のレリーフ。
  • わかやま歴史館にある松下幸之助夫婦像のレリーフ。
  • 紀陽銀行本店の壁面にある「春夏秋冬」のレリーフ。
  • 言うまでもなく、岡公園の陸奥宗光伯の銅像。
  • 南材木丁にある岡崎晩香翁之像。

以上が文化観光として立ち寄れる箇所だと思います。これらは一部を除いて保田龍門の作品であり、県内外の皆さんに観てもらいたいものです。

以前、文化観光を巡る観光マップを行政にお願いして制作したことがありますから、それを基に制作して文化観光マップとして観光客に配布することも方法ですから、検討してみます。

そして南海電鉄和歌山支社では、令和元年8月24日に和歌山市で幕末維新期を巡る企画を実施することになっています。幕末維新期ですから故郷の偉人、陸奥宗光伯の足跡を訪ねることになりますから、南海電鉄和歌山支社の企画に期待しています。

哲人王

映画「哲人王」の編集版の鑑賞と解説を聞かせてもらいました。「哲人王」とは台湾の民主国家実現の原動力になった李登輝閣下の物語です。全国の映画館で上映するような動きがありますが、和歌山県内での上映予定は、現時点において未確定です。そのため試写会と上映に向けた取り組みについて協議を行ったものです。和歌山県、和歌山市では日台交流に力を注いでいますから、上映に向けたきっかけを作りたいと話し合いました。

自治会役員会

有家自治会役員会に出席しました。役員会の議題は、敬老の日の取り組み、旧自治会館の取り壊しの件、ごみの収集時間が午後からになっている件、日進中学校の文化祭見学の件などです。

これらの議題に対する役員の皆さんの協力と報告などを行いました。