活動報告・レポート
2019年7月28日(日)
eスポーツ
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20歳代の方と地域活性化の話を交わしている中で、日本で開業する統合型リゾートについて意見をいただきました。

「和歌山県でIRの可能性はあるのですか」と言う質問がありました。

「和歌山県ではIR推進室を設置して、令和元年度に誘致するための予算化をしているので、誘致することを前提に取り組みを進めています。8月に『IRシンポジウム』を開催する他、和歌山市内の各地で順次説明会を開催していく予定です。和歌山県で実現するとは明言できませんが、来ることを前提に取り組みを行っています」と答えました。

この自ら起業している男性は「和歌山マリーナシティに誘致が成功すれば和歌山市は変わると思います。雇用も経済効果も期待できますし、若い人が和歌山市で住んでくれることにもつながると思います。この分野に関わる仕事が増えると思うからです。僕も友人達も期待しています」と話してくれました。

「雇用は統合型リゾートで5千人、ここに関わる雇用全体で15千人を想定していますから、2万人の雇用増を予想しています。若い人が和歌山県で働く機会を創造できますから、和歌山県の活性化につながります。また大阪府との近接性から『大阪が決まれば和歌山県には来ない』と言われていますが、IRの候補地が決まる過程の審査において全く近接性は関係ありません。逆に関西空港を挟み、大阪府と和歌山県の両方に施設があれば、観光客が関西を目指すことになり、地方創生の趣旨にも沿うと思います。国は三か所で開業させる計画なので大阪府はライバルではなく共に誘致していく関係にあると思います」答えました。

そこで提言をいただきました。

「日本が世界に誇れるコンテンツはアニメとゲームだと思います。中でもeスポーツは人気が高く、そこで使用されるソフトは、日本のものの精度が高く人気があります。言うまでもなくeスポーツの世界大会では優勝賞金も高額でプロ選手も登場している程です。日本の文化を取り入れた統合型リゾートとするために、eスポーツの大会が開催できる会場の設置と世界レベルの大会を開催してはどうでしょうか」と言う提言です。

この提言に対して「eスポーツに対する認識は変わりました。単なるゲームではなく、日頃から練習を積み重ねて上達していった選手が予選を勝ち抜いて出場できるものが大会で、そのレベルはアマチュアとは違うもので魅せる技術を有しています。アメリカの世界大会の様子を拝見したことがありますが、ボクシングの世界タイトルマッチのように会場は満員で、この大会は格闘技だったので興奮の声が渦巻いていました。

和歌山県のIRのソフトとして面白いと思います。IRにはエンターテイメントが必須ですから、世界レベルの歌手やタレントを常に呼ぶことは難しく出演の調整にも数年もかかると思いますが、eスポーツの大会であれば、それよりもスムーズに進めることができると思います。

若い人に人気が高く動員力があり、世界レベルの大会を和歌山県で開催されていると認識してもらうことで、カジノを楽しむお客さん以外にも多くの人に来てもらえることになります。eスポーツは有望なエンターテイメントですから、和歌山県のIRに導入することは検討に値すると思います」と答えました。

若い人の感覚を否定するのではなく前向きに捉えることが大切だと考えています。若い人の感覚が消費活動になっていますし、いつの時代も社会を動かしているからです。

確かに「eスポーツは娯楽でもスポーツでもない」と言う意見も聞くことがあります。しかしそれは実際に体験していない、見ていないからであって、一度でも実際に見ることでその感覚が分かると思います。アニメとゲームは世界に発信できる日本文化ですから、日本でのIRに導入することは日本らしい取り組みになると思います。

若い人と会って話を交わす中で発見があります。

お別れ

社会人として現役でお亡くなりになったFさんの告別式、お悔やみに参列しました。突然の出来事で言葉がありません。故人のお顔を見ると人の世の儚さを感じるばかりです。働いて社会に貢献していた人が突然、社会から姿が消えることは余りにも寂しいことです。

Fさんと顔を合わせた時は、いつも笑顔で挨拶をしてくれました。心からご冥福をお祈りしています。