数年前に和歌山市に来て就職をしたO君。要件がありその会社を訪ね社長、常務のお二方と懇談しました。本題の話を終えた後に社長から「O君はとても頑張ってくれていますよ。今では会社で欠かせない戦力です。特に2年目以降は予想以上に成長してくれていて、今、主任になってもらっています。元気で頑張ってくれています」と話してくれました。
そこで職場をお邪魔したところO君はお客さまとの電話応対をしているところで、その姿は凛々しく、そして堂々としていたので「社会人らしくなり活躍している」と思いました。仕事中だったので、話し合うだけの時間を確保できませんでしたが、知っている若い人が社会で活躍していること、そして評価されていることは、自分のことのように嬉しいことだと思いました。
仕事を終えた後の時間にO君と話をしましたが、「こうして会社と社会を支える存在になっていくんだ」と思うと更に嬉しくなりました。
人は成長していくもので、特に若い人は昨日までと違っていることがあります。会社で必要とされる存在になっているのは入社以降、成長しているからです。まずは与えられた仕事を、そして会社の発展に寄与するために懸命に働くこと、組織の中で上司や先輩から鍛えられることは、成長を加速させてくれます。逞しくなったのは、上司や先輩、そしてお客さんから鍛えられたからだと思います。数年前に会った時と比較して、随分と社会人らしくなっていました。
知っている人が成長している姿に接することは、本当に嬉しいことだと思います。後輩も職場に入っていると思いますので、これからは後輩を引っ張っていく立場になって活躍することを期待しています。
和歌山からフラメンコ文化を発信している森久美子先生と話し合いました。今年秋以降の舞台の予定と思いを聞かせてもらいました。
森先生は和歌山県にフラメンコを通じて県とスペインとの国際交流と文化の発展を目指しています。中でも今年は、世界遺産である熊野古道、高野山とスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラの二つの道をテーマに舞台を繰り広げる計画になっています。
世界遺産の熊野古道とサンティアゴ・デ・コンポステーラはどちらも祈りの道であり、姉妹道提携を結んでいることから、文化の融合も図ろうとしてくれています。その文化とスペインロードともいえる舞台は次の予定です。
11月17日、大阪公演。「サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼道」。
11月24日、東京公演。「高野・熊野参詣道」。
12月22日、和歌山市。「私のフラメンコ道」。
以上の公演予定になっています。世界遺産の二つの道に加えて、長年フラメンコに関わってきた森久美子先生の道も公演予定です。秋に予定されているフラメンコ公演は「森久美子フラメンコ道30周年記念公演〜祈りの道〜」と題しています。祈りは歌や踊りで表現されますから、森流フラメンコでの祈りの表現を楽しみたいと思います。
これまで続けてきた、そして和歌山県の文化を取り入れた今年の公演が、令和3年に和歌山県で開催される国民文化祭につながる道となっています。道はつながってこそ道ですから、先から続いてきたものを次に続かせる必要があります。これまでもつないできた道を、これから先もつなげることが文化活動だと思います。
- 和歌山大学生に対して研修会についての案内を行いました。在学中に学ぶべきことはたくさんありますが、見聞を広めるための研修会の案内を行ったものです。実現できるように計画を検討したいと考えています。
- 万葉薪能の会について協議を行いました。今年も和歌の浦で万葉薪能が開催されますが、開催内容などを聞かせてもらいました。すっかり和歌山市の文化として定着している公演ですら、今年も多くのお客さんに来てもらいたいと思います。