人生最初の試練は「15歳の春」と言われることがあります。それは高校入試に挑む春だからです。最近は小学校や中学校でも入試がありますから、15歳の春が最初の試練ではなくなっているかも知れませんが、多くの中学生にとって、乗り越えるべき大きな壁であることは事実です。
そんな高校入試に関して和歌山市の中学校PTA役員の皆さんから要望があります。受験生の負担を軽減するために、学力に応じて希望する高校に入学できるように、高校入試の課題を把握して改善しているところですが、卒業生数やその年の希望によって、入試に関する要望は常に変化しています。毎年の課題に対応できるよう県議会では協議を行っています。8月に教育長を始めとする県教育委員会の幹部職員さんと要望を受ける機会を設定していますが、まずは現状把握と改善要望について県教育委員会と協議を行いました。できるだけ、生徒と保護者の希望を叶えたいと思って話し合いました。簡単に高校入試制度を変えることはできませんが、毎年少しずつでも改善を図っているので、本年度の高校入試に関する要望に関しても改善できるよう取り組みたいと考えています。
和歌山市と姉妹市の済州市出身のチャンシクさんが和歌山市に来てくれました。目的は両市の友好のために音楽活動を通じて貢献したいというものです。韓国でグループを結成し音楽活動を行っていたのですが、ソロになり今年3月に来日し日本語での音楽を歌い始めました。そんな時、僕の幼稚園から高校まで一緒だった同級生と出会い、そこから和歌山市にご縁をいただき、今回の訪問につながったものです。何故かチャンシクさんは、僕の同級生の会社の芸能部門に所属することになり、そこから和歌山市との絆を意識するようになったそうです。
また3月に来日したばかりですが、そこから日本語の勉強を始め話せるようになっています。そして日本語の歌をリリースしてライブで歌っていると聞いたので、彼の日本語の上達度は凄いものだと思います。日本語の意味を理解し始めたことから日本語の歌を歌い始めたのですが、歌詞に心を込めて歌えるようになってきたそうです。言葉が分からなければ感情を込めることはできませんから、彼はコミュニケーションを図るために、日本語の歌でメッセージを伝えることを目的にしているので上達が早いのだと思います。歌詞を見なくても歌えるのは「プロ意識を持っているから」だそうで、言葉を覚える、意味を理解する、歌詞に感情を込める。そんな流れをプロ意識が支えているようです。
日本での音楽活動は東京を拠点としますが、ご縁のある和歌山市でも活動を希望しているのは済州市と和歌山市が姉妹提携を結んでいることからです。両市は昭和62年11月12日に姉妹市提携をしているので既に31年が経過、既に長い交流の歴史があります。音楽に国境はありませんから、音楽を通じて両市の友好関係を強めたいと願って、これからの活動に生かしたいと話してくれました。
済州市はみかんの栽培が盛んなのですが、そのみかんの木は和歌山県が寄贈したことが始まりだと聞きました。ミカン栽培が済州市の収益を生み出す産業になっていることは、和歌山市と済州市とのご縁が強いことを示しています。
本日、これからも両市のご縁を強くつないでいくためのご縁ができました。今日の日を皮切りとして彼の活動が大きくなることを期待しています。
夏の甲子園を目指した高校野球の和歌山県予選が始まっています。本日は向陽高校と和歌山東高校が二回戦の試合に挑みました。同点で迎えた9回裏、和歌山東高校がサヨナラ勝ちを収め、ベスト16へと進みました。夢のある表現をするなら、夏の甲子園にまた一歩近づいたことになります。夢を追える時間は楽しい時間ですから、野球を楽しんでいることと思います。
また敗れた向陽高校も最終回まで同点と粘るなど、強いチームを相手に健闘しました。同校の野球部員と堀内監督にとって思い出に残る、少し早い夏の終わりを迎えることになりました。
しかしこの短い夏は生涯思い出に残るものになります。高校時代の思い出は、どんなことでも懐かしく、後に人生の宝物になるものです。選手も応援団も、同じ時代を過ごしている同級生も、二度と戻らないひと夏を共に過ごしたことになります。後になって高校の三年間の夏は特別な夏であることに気づくことになります。全力で戦った皆さんに感謝しています。
100kmウォークが流行していると話をいただきました。100kmを歩くのに24時間ぐらいかかるようなので、休憩地点を設定するなど、コース内の市町の協力が必要となりますが、参加費を支払ってまで多くの選手が訪れるそうです。「和歌山県での実施を検討して下さい」と話をいただきました。どんな競技なのかを調べてみます。