活動報告・レポート
2019年7月21日(日)
お見舞い
廃校跡地
廃校跡地

和歌山市内に一年前に廃校になった小学校があります。跡地利用ができないかどうかの調査を行いました。耐震補強をしていないので安全面で課題は残りますが、民間の事業者が名乗りを上げてくれることを前提に、行政の協力体制を得ることが出来たら、利活用の可能性はないとも言えないと思います。他の府県、市では老朽化した公共建築物の利活用の事例や行政が所有する土地を民間事業者が活用して再生している事例もありますから、活用の可能性の検討は可能だと思います。今後、調査、検討したいと考えています。

お見舞い

中学校の時の同級生であるM君をお見舞いしました。先週、電話で話をしたところ、退院して自宅に戻っていることを聞いたので、お見舞いに伺ったものです。

複数の病気に見舞われ闘病中なので、会った時はとても苦しそうでした。胸の痛み、目眩などがあり、突然、意識が遠くなり倒れることもあると聞きました。通院途中に歩いていた時、目眩がしてそのまま意識がなくなり転倒したことも再々あるようです。杖をついて歩いていたけれど、急に意識がなくなるので、後ろ向きに転倒したこともあり、一人で外出することは危険だと思います。それでも「入院するよりも自宅でいる方が安らぎます」ということで、先週から通院しています。

来週は、月曜日と火曜日は通院、水曜日と木曜日はリハビリ、そして金曜日は通院の予定ですから入院しているようなものです。これだけ通院しているのは理由があります。たくさんの病気が同時進行しているため、違う診療医に診てもらっているからです。

診療医からは「Mさん、病気に好かれていますね。考え方を変えて、病気に好かれたのだから、そのひとつずつ対応していきましょう」と長期戦になることを話してくれているそうです。

話をしている時、常に胸を押さえていることに気づきました。その視線に気づいたM君は「胸が突き上げられるように痛むのです。話をすることも呼吸をすることもしんどいのです。亡き私の父は心臓が悪かったのですが、その痛みを『心臓が踊る』と言っていました。その痛さが今では分かります。胸が躍っているような痛み。つまり下から突き上げられる、上から抑えられているような痛みに襲われています」と話してくれました。

周期的な痛みではなくて、常に痛みがある状態にあるので、しんどくて痛みで寝ていられない状態だそうです。ですから座りながら話をしているのですが、常に胸を押さえている状態でした。ただ「片桐君が来てくれたので、嬉しくておしゃべりをしてしまいます。胸が痛かったのですが、話をしていると痛みが治まってきました」と話してくれたので、この言葉に救われます。

痛みで辛い状態でしたが「同級生は良いなあ」と心の底から話してくれました。

同級生だから言うのではないですが、M君はとても立派な人です。今日も体調が優れない中、学びの話を聞かせてくれました。

私達は常に気を付けることがあります。人は見えない二つのものを持っていることです。

一つは「慢心の旗を立てている」ことです。もう一つは「邪な杖を持っている」ことです。誰でもこの見えないものを持っているので、慢心と邪という道具を使わないようにしなければなりません。

そのために必要なものは「人は実っていくほど首を垂れる」ことです。経験を積み、中身ができてくるほど首を垂れなければなりません。偉い人ほど首を垂れています。それは、他の人が持っていない経験と実力を持っているから頭を下げることができるのです。頭を下げることは誰でもできることではありません。自信を持っている人だから下げることができるのです。経験と言う重い稲穂を実らせているから首を下げられるのです。

素晴らしい教えです。M君が大学を卒業する時、恩師から伝えられた言葉が「実るほど首を垂れる稲穂かな」だったことは先に記しましたが、これは「首を垂れることができるほど経験を積みなさい。そして謙虚な気持ちで自らの経験を経験のない人に伝えなさい。分かってもらうためには偉そうにするのではなくて頭を下げることです」という意味も含まれています。

そんな人が歩いた後は気配で分かるそうです。

「この道を誰が歩いたのかは見ていなければ分からないけれど、誰が通ったか分かってもらえる人になりなさい」とも話してくれました。

誰が問題を解決してくれたのか、誰が社会を良くしてくれたのかは分かるものではありません。しかし日頃の行いを正しくしていれば、誰もその人の行動を見ていなくても、誰がやってくれたのか分かるということです。自分の功績を人に言うことなく、黙って人のために行動している人が最上の人だということです。

「今日、片桐君に会えることを楽しみにしていました。会って話をして本当に楽しかったです。今朝から体調が優れないので、ぐったりしていましたが、話をしていると少し元気になってきました。本当に嬉しい。嬉しい」と語ってくれました。

これでお別れではありませんが、同級生との濃い時間を過ごすことができました。そして「片桐君があの頃と変わらずに『Mちゃん』と呼んでくれることがとても嬉しい」とも話してくれました。変わらない心が、時には宝物になります。今日、与えてくれた友といた時間に感謝しています。

クローバーの会

異業種交流会であり勉強会であるクローバーの会に参加しました。今日のメインテーマは「和歌山県での統合型リゾート計画」でした。和歌山県から、最新の状況を聞かせてもらいました。

僕からも少しばかり報告をさせていただきました。皆さんのお役に立てる情報になれば嬉しいことです。