活動報告・レポート
2019年7月9日(火)
歴史の転換期
夜間中学校

夜間中学校について意見をいただいたこと。「全国的に夜間中学校を増やす傾向にありますが、和歌山県にはありません。全国的に増えているのは理由があるからであって、和歌山県にないことは問題にならないのでしょうか」という意見です。

中でも関西では、大阪府、京都府、兵庫県、奈良県に設置されていて、和歌山県と滋賀県が空白区になっています。

文部科学省のホームページを開くと「現在、中学校夜間学級(いわゆる夜間中学)は9都府県に33校が設置されています。文部科学省では、夜間中学が少なくとも各都道府県に1校は設置されるよう、その設置を促進しています」とありました。

設置理由は様々だと思いますがお聞きしたところ、主に義務教育を修了できなかった高齢者の方々や日本で働く外国人のために設置されているようなのです。

「和歌山県で必要ではないですか」という質問を受けたので、この問題について調査したいと考えています。

歴史の転換期

昨日の陸奥宗光元外務大臣に関する講演会に関連してご意見をいただきました。和歌山県にとって歴史的な節目の年が続きます。ご意見をいただいて、この時期に何を成し遂げるべきか考えて行動する時だと思います。歴史の流れを観るだけではなくて、折角、参画できる機会が訪れるのですから、郷土愛と歴史で生きている意識を持ちながら企画に参画、そして参加したいものです。いただいたご意見は次の通りです。

「近年、大政奉還から150年、明治維新150年、明治150年、そして今年は令和元年と歴史の転換期が続いています。そして来年は日本書紀編纂1300年、2年後は和歌山県政150年及び国民文化祭和歌山大会と歴史が我々に『動け』と指示をしてくれているようです。

天からいただいた指示を活かすも殺すも、我々次第です。我々の器量、力量が試されています。使命の重さに負けぬよう、頑張って参りましょう」というものです。

歴史の流れを捉えている力量、先人を敬う心、そして来るべき日に備えて行動準備をしている姿勢を感じます。

歴史は後から読むと物語として完結していますが、現在形の歴史、つまり私達が過ごしている現在は歴史の真っただ中で、完結していないのでどんな結末が待っているのか分かりません。

望む結末を見るためには自らの価値観を信じて行動することに尽きます。節目の年に生きているのも時代と結ばれたご縁ですから、この国の、そして故郷の歴史と先人たちの功績を知り、負けず劣らないように、たとえ歴史の小さな一部分でもこの時代を築きたいものです。

恐らく歴史上の偉人達は、自分が偉人として名前を残すために行動した人はいないのであって、その時を懸命に行動していたことが後に評価された人が偉人として評価されていると思います。

計算で評価を決定できるものではないと思います。

先人の築いてきた功績は凄いと思います。でも平成も令和を生きる人も負けず劣らずに凄いと思います。もし凄くないとすれば、既に歴史を刻んだ平成は後の世に評価されることはないと思いますし、これから幕を開ける令和も歴史に耐えられないからです。しかしそんなことは絶対にありません。後に評価される人や出来事がある筈ですから、この瞬間を駆け抜けたいものです。

交流会

夕方からは交流会に参加しました。参加した皆さんと気兼ねのない会話を楽しむことができました。とても印象に残る挨拶を聞かせてもらいました。

この社会にはご縁というものがあり、それは個人の意思と言うよりも必然だということです。

ご縁をいただいた限り、そして果たすべき使命がある限り、好き嫌いは二の次で、使命に向かって進むことがご縁を生かすチームです。偶然に人が集まって集団になっているのではありません。全てはご縁で結ばれていますから、ご縁を大切に、そして生かすことが今日も、将来も大事なことです。