ある組織に所属している元会長から「会員を増加させること、退会を阻止して組織を維持する方法に処方箋はありません。できることはたった一つです。入会して欲しい人、会員の方々に一言で良いので声をかけることです。会では自分から人と話す人もいますし、自分からは話をしない人もいます。会長職は、人と話すことが苦手な人に声をかけることが役割だと思います。
そして会を欠席した人がいれば『今回は欠席でしたが、次回の会は懇親会なので是非、予定しておいて下さい』など伝えるために電話をします。声をかけることが組織を維持するために必要なことだと思いますし、それが役員の責任であり役割です。一部の人だけで固まっているようでは、会は維持できません」という話を聞かせてくれました。
会員を増やした実績のある元会長からの話です。コミュニケーションを図ることが対策だというものですが、簡単なようで実行することは難しいことです。どの組織でも会でも「コミュニケーションを図る」ことを掲げていますが、その理由は、必要なことなのに実行できていないからだと思います。
コミュニケーションを図るには役員から会員に話しかけることが必要となります。時々引用する話ですが、親指と小指を合わせようとする場合、親指を小指に近づけていきます。小指を親指に近づけようとしても合わせることはできません。身体は創造主が与えてくれた大切なもので、そこには人が果たすべき役割もそっと伝えてくれていると思います。常に上の立場にある人が下の立場にある人に寄り添うことがうまく行く方法だと教えてくれていると思います。
「会員が減るのは仕方ないと言っているだけでは、今よりも増やすことができません」と話してくれたように、会長と会員とのコミュニケーションを図ることが対策になると思います。大切な話を聞かせていただいたことに感謝しています。
昨日も自衛隊組織のトップから、コミュニケーションの大切さを学びましたが、組織を預かる立場の人は同じ考えを持っています。組織をまとめるに当たって参考になる話を聞かせてもらいました。
メガソーラーに関しての意見です。太陽光発電による買取期間は20年間ですから、当該企業が20年後も存続していればパネルの撤去や跡地を自然に近づけるように回復させることは可能ですが、もし存続していなければ、地元はその後も安心を脅かされることになります。
20年経過後の自然環境の回復や、将来とも安心できる安全対策が計画に織り込まれているかなどを確認する必要があるという意見です。
今の安全対策と共に将来の安全確保について事業者の考え方を確認し、仮に20年後に当該企業が存続していなかったとしても、安全対策の約束が守られる方向で地元が事業者と話をすることも方策であることのアドバイスをいただきました。
人と自然との闘いは、長い視点で見ると常に自然が勝っています。自然の猛威に勝つためには、自然の猛威に耐えてきた自然環境で対抗する方法が適しています。ですから自然界とは共生することが最善の策で、自然と闘うことは避ける方が賢明だと思います。
これまで開発を手掛けてきた方からの意見です。自然に敬意を払いながら共生することを心掛けた対策の必要性を説いてくれました。