活動報告・レポート
2019年6月24日(月)
建設委員会
建設委員会

県議会は建設委員会が開催されました。委員会での僕の質問は次の通りです。

質問

昨年9月、台風21号で被害を受けた和歌山市の雑賀崎工業団地の護岸が一部損壊している箇所の復旧工事に着手していると思います。台風シーズンが近づいてきたことから、復旧工事は間に合うのだろうかと思います。護岸は嵩上げを行いより安全な護岸に復旧する予定だと思います。台風の時期までに完成してもらいたいのですが、雑賀崎工業団地における護岸復旧工事完成の見込みは如何でしょうか。

当局の答弁

和歌山下津港の雑賀崎地区工業団地の護岸の復旧について、本年2月に工業団地内の全ての企業に被災のメカニズムとか復旧の改良方法について説明をした。工事については、4月から着手しているが、その前に工事着手する旨のお知らせをビラ、チラシ等を配布して、工事への協力をお願いしました。

工事については、背後の護岸を4月から着手しており、委員から御質問があったように、護岸が被災し工場等が浸水した箇所を優先的に進めており、工事用車両の出入口として使用する県の埠頭用地、一番北側になるが、そこを一部残すが、被災のあった箇所の復旧、改良については7月末までに、被災をしていない護岸であってもかさ上げ等が必要なので、そこの改良については8月末までに完了するように鋭意進めているところです。

これによって、昨年の9月4日に台風第21号が来襲したが、工場等が立地している区域の背後護岸については、今回、1メートルのかさ上げを実施することで、昨年9月の被災前の状況よりも機能が向上するという形になると考えています。

もう一つ、海側の一番前の護岸だが、そこは被災をしていなかったが、そこを乗り越えてという原因があるので、かさ上げと消波ブロックの増設を考えており、現在は、増設する消波ブロックの製作を5月から着手している。護岸のかさ上げや消波ブロックの設置については、年度末の完成を目標に鋭意進めているところです。

要望

台風シーズンが近づいて、前回被災した企業の皆さんが工事の時期等を心配しているので、8月末までにかさ上げをしてできると聞いたので、安心してくれると思うが、ぜひ時期までに施工いただくようお願いしたい。

質問

新しく完成している県道では歩道幅も広く、高さも低いので歩行者が歩きやすくなっています。ところが古い県道にある歩道はマウントアップ型なので高低差が激しく、高齢者の方にとって歩きにくい環境です。転倒や躓きなどの報告も聞いているので、古い県道沿いの歩道をセミフラット型に改修して欲しいと思います。

当局答弁

委員の御指摘にもあったとおり、新しくつくる歩道については、車道との高低差が少ないセミフラット型ということで、高齢者が安全に歩行できるバリアフリー化を図っているところである。一方、以前に整備された歩道では、車道と歩道との高低差が大きいマウントアップ型の歩道などバリアフリー化が十分でない箇所があります。

このため、これまで高齢者や障害者団体の方々と合同で既設の歩道点検、段差勾配などの問題点を抽出し、その改善に取り組んできたところです。ただ、マウントアップ型の歩道のセミフラット化については、すでに既設歩道の高さに合わせた沿道利用になっていることから、例えば、セミフラット化することによって隣接との間に新たな段差が生じるなど困難なケースが多いのではと考えています。

具体に対応が必要な箇所があれば現地の調査を行い、その可能性について検討していきたい。今後もバリアフリー化を含め、道路を利用されるすべての方々が、安全に安心して通行できるよう既設歩道のセミフラット化を含め歩道の整備や歩行空間の確保に努めていきたい。

以上の項目について質疑を交わしました。

建設委員会

また他の議員からは空き家対策や屋外広告物条例、高速道路の4車線化の見通しなどについてなどの質疑が交わされた他、建設委員会での質疑の議事は各振興局にも伝達を図り、現場対応できるようにして欲しいことの要望もありました。

高速道路の4車線化に関して、御坊と南紀田辺の区間は令和3年12月の供用開始の予定となっています。但しトンネル拡張工事はその時期に間に合わないので、関西万博開催までに完成させる予定になっています。そのため橋梁とトンネル部分は2車線ですが、それ以外の道路は4車線化が図れる見通しということです。

県土の行政課題に関して議論を交わし、方向性を見出そうとしていることについて本庁と現場で意思疎通を図ることは大事なことだと思います。県土整備部長から「現場で起きたことで対応しなければならないことはおっしゃってください。議員と行政が共に現場の方向性に対応していくことが県土発展につながるものだと思います」と話してくれたように、お互いに協力しながら課題解決に向かいたいと考えています。

陸奥宗光元外務大臣

嬉しい連絡をいただきました。NHK番組の「歴史秘話ヒストリア」で、いよいよ陸奥宗光元外務大臣が取り上げられることになりました。放送日時は令和元年6月26日、水曜日の午後10時30分から午後11時20分までです。地元和歌山県の偉人を一人の記者が追跡してくれ、番組に取り上げてくれることになったことを聴きました。今年は和歌山県立近代美術館で「外交史料と近代日本のあゆみ」展を開催し、陸奥宗光コーナーも設ける予定なので、「歴史秘話ヒストリア」でこの時期に取り上げてくれることは展示会の追い風になるものです。

番組のホームページを確認したところ、番組予告が掲載されていました。番組予告では次の通り書かれていましたので全文を引用します。

「カミソリのような頭脳で、不平等条約改正に挑んだ明治の外務大臣・陸奥宗光。幕末のヒーロー・龍馬と出会い、型破りな交渉術を学んだ青春時代。だが、その運命は龍馬暗殺で急転し、ついには反乱の罪で投獄。危機を救ったのは、才色兼備の妻・亮子。外交の世界に飛び込んだ夫婦は、世界の強国と渡り合う。華やかな社交の裏で繰り広げられる情報戦。極限状態での駆け引きと緊迫のドラマ。不可能を可能にした最強交渉術の神髄に迫る!」とあります。

番組ではどんな陸奥宗光元外務大臣が描かれているのか。今から放送日を楽しみにしていますし、多くの方に見てもらいたいと思います。