活動報告・レポート
2019年6月7日(金)
大雨と冠水
大雨と冠水
今朝からの激しい大雨の影響で和歌山市内の地域や道路が冠水する箇所がありました。大雨警報が発令されたように、悪天候により車は渋滞し、大雨と強風により歩行にも影響が出ました。
中でも小学校の生徒の帰宅に関しては慎重に進められました。大雨警報が発令された時の生徒の帰宅などは学校長の判断ですから、地域事情に応じた対応がなされました。大雨警報が発令された時に帰宅した学校や、学校で待機し大雨が収まり道路事情が回復してから帰宅した学校もあります。それぞれの地域の雨量や道路などの事情から対応したこともあり、的確な対応になったと思います。対応してくれた皆さん、情報を提供してくれた皆さんに感謝しています。
議会報告会
夕方からは県議会報告会を開催しました。参加してくれたのは17名の方々で、令和元年の政策と、令和二年政府要望の中から将来の県政の柱になるような政策を説明しました。
- 高規格道路の現地調査について。京奈和自動車道の第二阪和国道への延伸と、(仮称)京奈和関空連絡道路の促進について。この道路は将来の紀淡海峡ルートへとつながるための鍵となる道路なので、可能な限り早期実現を目指しています。
- 紀淡海峡ルートは四国新幹線と連携していますから、四国新幹線を整備計画として決定することを政府要望しています。紀淡海峡ルートは高速道路と四国新幹線が一体となった構想ですから、何としても達成したい政策です。
- 統合型リゾートを進めることについて。和歌山県として和歌山マリーナシティに統合型リゾートを誘致しています。和歌山県では滞在型観光の実現を目指しているので、政府には府県全体の活用を図るような整備計画から判断してくれることを要望しています。
- 海洋エネルギーの推進について。海流発電の実現とメタンハイドレートの開発について説明しました。潮岬沖の黒潮を活用した発電が海流発電であり、熊野灘から枯木灘にかけての表層型メタンハイドレートの地質サンプル取得を目的とした掘削調査の要望を行っています。
- 太陽光発電設備について。2030年代後半には大量の太陽光パネルの廃棄が見込まれています。発電事業が終了した後、太陽光発電設備が放置されないように、事業者による廃棄費用の積み立てを担保する仕組みについて法整備を行うことを求めます。
- 総合的な排水対策について。台風や大雨による浸水被害を軽減するため、主要河川の整備と、国営の農地防災事業による対策を推進しています。
和歌山県全体で、48か所の河川浸水対策を実施しています。総事業費は約456億円で、事業工期は2014年度に着手し、終了見込みは2028年度の予定です。
今朝のような大雨による浸水被害を最小限にするために、多くの場合、見えないところで取り組んでいます。
主な質問は次の通りです。
- 和歌山県の幹線道路の中央分離帯に所々、途切れさせている箇所があるため、右折車やUターンする車があると、後続車が通れなくなるので渋滞が発生します。このような道路環境にある府県は和歌山県ぐらいだと思います。中央分離帯の切れている個所を塞ぐようにして欲しいと思います。
- 朝夕の幹線道路が渋滞するのは信号機の設定が良くないのではと思います。もっとスムーズに車が流れるような信号機の設定にして欲しいと思います。
- 統合型リゾートに賛成していますが、関西空港などお客さんが降り立った場所から自動車などで送迎する必要性が生じます。海路の設定として南紀白浜空路との連携などを進めたいと考えています。
以上のような説明と県政全般の取り組みについての質問をいただきました。今後とも連携を図りながら制度設計や実現に向けた取り組みになることを期待しています。