活動報告・レポート
2019年6月1日(土)
隊友会研修会

今日から二日間の隊友会主催の研修会に参加しました。自衛隊を経験した皆さんとの話から学ぶことがたくさんありました。以下が主な話です。

  1. 立派な人ほど謙虚だと言うことです。腰が低いだとか誰に対しても態度が変わらないなどの特長があります。現在、頭角を現している方は、若い時から変わらず謙虚だと言う話を聞かせてもらいました。社会において決して偉そうにしないこと、親切な人などの評判がある人がリーダーになっていると聞きました。リーダーの条件の一つは謙虚なことです。
  2. 二つ目は人づきあいができることです。人づきあいは社会生活、組織で仕事をする場合に必要な資質です。会話を楽しむこと、食事を楽しむこと、仕事を楽しむことが人づきあいができる人の特徴です。
  3. 三つ目は雑談ができることです。雑談は会話のウォーミングアップになり、場の空気を和らげてくれます。いきなり仕事の本題に入る人がいますが、ウォーミングアップがない状態で試合に入るようなものなのでうまくいきません。雑談90パーセント、本題10パーセントぐらいで仕事をやっている人がいますが、この方は良くできる人です。
    ウォーミングアップをしているので本題に入る時には、もうイエスの返事をもらえる状況になっているのです。雑談は信頼の確認やスムーズに本題に入るための準備をしているようなものですから、場に応じた雑談ができる人はリーダーの資質がある人です。
    何事にも関心を持つことです。関心を持つことは学ぶための第一歩ですから、人の話を聞くことができる人でありたいものです。聞くことができる人は相手が安心感を持ってくれますから、本音を聞き出すことができます。だから本質的な話ができることになります。
    本音に対して対応することが問題解決の方法です。建前の話に対して対応しても解決にはならないので、相手からするとスッキリしないのです。話を聞いてもらってスッキリしたと思ってもらえることが大切です。
  4. 四つ目はルールを守ること。ルール守ると言ってもガチガチに縛ることではありません。ルールには、例えば期間が設けられていることや開始や時期が示されていますから、その範囲内にやると良いのです。一週間後までに提出するルールがある場合、明日、提出しても期限日に提出してもルール内ですからそれで良いのです。一週間後までとルールがあるのに、早く提出しないと指導することや不満を持つようではリーダーの資質はありません。 
    明日提出して欲しいなら期限を明日に設定しなければなりません。ルールは守ること。でもガチガチのルール設定をすれば人は集まりません。最後は面倒見が良いことです。本人が気づかないところで支援していることや、褒めていること、仕事がうまくいくように道をつけていることなどの行為ができることが、面倒見が良いと言うことです。
    勿論、時には食事を共にすることや仕事の合間に雑談することも大事なことです。息を抜くのはサボっていることではありません。息を抜くのは緊張感を解くことですから、緊張感を持つ、息を抜くことができることは、人間関係や仕事が効率的になります。あの人といると息がつまると思われると人は近寄って来ませんから、仕事もアイデアも情報も集まりません。人が近寄ってくる状態でいることがリーダーの条件です。

以上が主な学びです。研修会に参加して良いことは施設見学や知識が増えることがありますが、それと同時に、皆さんと話をすることから自分が持っていないことの学びを得ることが最も大事なことだと思います。

自衛隊は人を守る、国を守ってくれていますから、その組織で経験してきた方々の話は学びになります。皆さんにお礼申し上げます。