いつも励ましてくれているYさんと会いました。「選挙の後も片桐さんの役に立つように活動しています。片桐さん一人でできないことがあると思うので、私達ができることは何かを考えて必要な人、タイミングを見ています。もっと支援者を増やつもりなので、会ってくださいね」と話してくれました。今回の結果を踏まえて、できることをやってくれていることは本当に有り難いことです。
そして「片桐さんにはもっと多くの人に会って欲しいと思っているので、できる限り人と会ってもらうようにします」など伝えてくれました。
統一地方選挙の後、乱雑になっていた事務所ですが、友人達にお手伝いをいただきながら整理しました。もう事務仕事ができるように、お客さんに来てもらえるように整理することができました。物を積み上げるなど快適な空間とは言えない状態でしたが、事務所内にスペースを確保することができました。事務用品なども収納できたので、快適性が増しました。四期目の活動をスタートしていますが、6月以降の活動に向かって事務所の整理を完了させました。令和元年6月から気分一新して能動的な活動を行います。
スケボーの愛好者が、現代社会がどんなものか分かる話をしてくれました。
この方は和歌山市内のある場所でスケボーの練習をしていたそうです。スケボーは滑る時に音がするので、近隣の高齢の方が「何だろう」と思って見に来たのです。その方は興味を持って見てくれたのです。その次の週も同じ場所でスケボーの練習をしていると、同じ方が見に来てくれました。練習を見ている姿はとても楽しそうだったそうです。きっと若い人が練習をしている姿を見て嬉しくなったと思います。すると近隣の高齢者の方々が練習を見に来てくれようになり、段々と見に来てくれる人は増えていきました。自分の子どもや孫の世代がスケボーの練習をしていることを嬉しく思ったことや、若い人が頑張っている姿を見ることが毎週の楽しみになったからだと思います。人は人が集うことを楽しいと思うものです。
ところがある日、一人の人が練習しているところにやって来て、「滑っている時の音がうるさいからスケボーをやらないように」と苦情を言ってきたのです。練習をしていた人達はその人に謝り、協議した結果、そこで練習をすることを止めたのです。
多くの高齢者が練習している光景を見ることを楽しみにしていたのですが、若い人たちが練習に来なくなってしまったのです。多くの高齢者の方が楽しみにしていたことが無くなりました。
大勢の人が楽しみにして見守ってくれていることでも、たった一人が苦情を言うことでその楽しさが消えてしまうのです。100人が楽しいと思っていても、たった一人が苦情を言うことで、その行為が許されなくなるのです。
これが現代社会の姿です。多くの人が良いと思っても、楽しいからやって欲しいと思っていても、たった一人が苦情を言うことで、そのことが消されてしまうのです。
もし市役所などに苦情の連絡をされてしまうと、もうそこでは練習をすることができなくなります。多くの民意よりも、たった一人の苦情という民意が優先されてしまうのが現代社会です。市役所は申し立てされた市民からの苦情に対して対応することが仕事ですから、公の場の出来事で苦情があると次に苦情が出ないようにその行為を規制してしまうことがあります。多くの人が賛成であっても、です。
現代社会は問題が発生すればその行為が規制され、より何も問題が起きないように規制する方向に向かっていくことになります。多くの分野でこのような暗黙の規制が増えていくと、その市町村は活気のないところになってしまいます。活気のないところに人は集まりませんし、楽しみもなくなっていきます。多く人の楽しみなのか少数の苦情なのか。どちらが公共の福祉に資するのか照らし合わせて対応して欲しいものです。
100人の賛成意見よりも1人の苦情によって社会が動かされる。世界の中でも珍しい社会だと思います。現代社会を考える事例のように感じました。