障がい者の方々が社会参画することを推進することを考えている皆さんと意見交換を行いました。両親の心配をできるだけ軽減する取り組み、就労支援と住居の問題など、今後必要となると思われる施策について話し合いました。数年先を見据えた取り組みをしなければ、将来不安を拭い去ることはできません。ややもすると個々の活動になっているとすれば、関係する皆さんとの連携を図ることが必要だと思います。
現代社会の課題として、障がいを抱えている方々も年齢を重ねていますから、将来を考えた取り組みにつながることを目指した話し合いとなりました。現在の取り組みを数年先に実現させたいと考えて行動しています。
文化活動を行っている方々と懇談の時間をいただきました。文化と評価されているものは、長い歴史を持っています。江戸時代に花開いた文化もありますし、奈良時代から継承されている文化もあります。文化の難しいところは、歴史を知ることから始めなければならないことです。歴史を知らないで形式だけ知ったとしても、本質を知ることにならないのです。何事も原点や本質を知ることが大事なので、歴史を知ること、人を知ることから学ぶ必要があります。
その上に立って鑑賞すること、伝えることへとつながります。文化を知るためには自ら話せるようになることが求められます。人に話すためには学ぶこと、体験することが必要となります。
児童養護施設のこばと学園を訪問しました。今年4月から新しい園長先生が就任したこともあり訪れました。学園の先生方が温かく迎えてくれ、先生方と懇談する時間をいただきました。
こばと学園では家庭などの事情で子ども達が共同生活をしています。親の代わりを務めている先生方の意見を伺いました。児童養護施設でいられるのは18歳までなので、高校を卒業した後はここにいることはできません。子ども達が住むところがない状況に置かれることが社会的問題です。
そのため19歳以上の人を受け入れる施設の充実を図ることが、和歌山県として必要なことです。ここに暮らす子ども達の就労支援、働く場所の確保、そして交流機会を創り出すことが社会から求められていると思います。これまでも多くの皆さんが子ども達を支援してくれていますが、支援をやりすぎることはありません。誰かがやっているからやらなくて良いだとか、県や市が支援しているからやらなくて良いものでもありません。
支援を必要としている施設がここにあるのですから、ご縁のある団体の皆さんには継続した支援が必要だと思いますので協力を呼び掛けています。
同施設の先生方は「これまでの支援に深く感謝しています。多くの皆さんに応援してもらっていることを嬉しく思いますし、皆さんに来てもらえるような施設でありたいと考えています」と話してくれました。社会奉仕は継続した活動であるべきですから、せめて和歌山県が、社会的に恵まれていない子ども達に優しい県でありたいと思いますし、これら児童養護施設を応援する人や団体が増えて欲しいと願っています。
和歌山市内で計画中の太陽光発電に関する話し合いを行いました。地域の皆さんの理解を得ることが事業者にとって必要なことだと思います。計画の進捗状況や見通しなどの意見交換を行いました。地元の将来に亘る安全確保や河川氾濫の危険性を取り除くことなど、地元の皆さんの要望を聞いて欲しいと思います。
明日の和歌山市議会で地元の皆さんからの請願の賛否が示されることになります。