活動報告・レポート
2019年5月29日(水)
政府要望
政府要望

令和2年度政府要望の説明を聞かせていただきました。和歌山県からの要望は52項目あり、来年度以降の重要な政策を推進するために必要な予算要望、制度要望を行います。僕からは、次の項目について質疑を交わしました。

  1. メタンハイドレートの国での調査について。和歌山県が単独で調査した結果、表層型メタンプルームの兆候を確認しています。そのため国による表層型メタンハイドレートの調査を行うことを要望します。将来のエネルギー確保のため調査、技術開発が必要だと考えています。和歌山県が資源産業県になるためにも早く国に調査実現を期待しています。
  2. 海流発電について。和歌山県潮岬沖は海流発電の実施海域として適地だと考えています。実用化に向けた技術開発を支援するために必要な予算確保と和歌山県での実証実験や事業可能性調査を要望します。将来のエネルギー源として開発可能性の調査が必要だと考えていますし、和歌山県潮岬沖が最適地であることを伝えます。
  3. スクールカウンセラーの先生の増員と処遇改善について。スクールカウンセラーの増員配置が必要であり、かつ処遇改善も必要です。現在非常勤職員であり、日当も抑えられていることから安定させる必要があります。学校でのいじめや不登校への対応をするために増員と処遇改善を求めることにしています。
  4. 南紀白浜空港に関する要望について。今回の政府要望に含まれていませんが、増便や国際線化に伴う飛行機の大型化に向けて滑走路の延伸など環境整備が必要です。南紀白浜空港は和歌山県観光の拠点になる施設であり、白浜、熊野古道、串本町の民間ロケット射場観光などを線で結び、更に線を太くするために滑走路の延伸などの環境整備が必要です。国への要望も検討する必要があると思います。

また基本計画路線である四国新幹線を、整備計画として決定させ、その中に紀淡海峡ルートを位置づけることも政府要望項目に含めています。併せて紀淡海峡ルート整備と共に京奈和自動車道を接続させ第2国土軸を実現することも要望します。

和歌山県は将来のエネルギー源、宇宙産業、国際線就航など産業と観光などわが国の他の地域にはない優れた地域になる可能性を秘めています。今から取り組むべきことがたくさんありますから、来年度以降の予算化に向けて省庁への要望を行います。先行投資しなければ果実を得ることができませんから、和歌山県が考える将来の実現に向けて政府要望を行い予算化と政策実現に向かいたいと考えています。

和歌山県からの提案、要望は将来の夢が含まれています。実現に向けて活動できることはやりがいがあり、ワクワクすることです。令和元年から令和四年までの時代の初期の計画と活動が一番大事です。この四年間の政策実現に向けた活動が和歌山県の将来を決めることになると思いますので、凝縮した活動をしたいと考えています。

お稽古

令和元年7月、今年も山西書道教室の書道作品展を開催する予定です。作品を出展するために教室に出掛けてお稽古を行いました。今回も今年の目標となる文字を一文字で書くことにしています。先生にいくつかの書体をお手本にいただいて書き始めています。自分に合った書体で一文字を書くのですが、思っているように筆が動かないのは、書く量が足りないからだと思います。量質転化ですから書く枚数が不足すると納得した仕上がりになりません。それでも前回、今回で書いた中からそれぞれ一枚を出展候補として保存しています。来週もお稽古をする予定なので仕上げの段階に入っていきます。

書道は「墨を塗るのではなくて生き物のように動かすこと」だそうです。そこに面白みがあり生命が宿るように思います。塗るのは簡単ですが、書く文字を動かすのは難しい作業です。

個人的見解ですが、文字を動かすためには手を動かせること。手を動かすためには気持ちを静めて思っていることを手に伝えることが必要です。気持ちのあり方が文字に表れるように思います。だから同じ字はないので気持ちが表れて楽しいのです。