活動報告・レポート
2019年5月27日(月)
議会報告会

いつもお世話になっているTさん宅で議会報告会を開催しました。毎年、春と秋の二回、実施しているもので、今回も約20人の皆さんに集まっていただき、「これからの県政」について説明しました。特に四期目に送り出してもらったことから、これから4年間の和歌山県の主な動きについてテーマを絞って報告会を進めました。

和歌山県は人口減少、働く場所が少ないこと、少子高齢化、経済活動の低迷などの課題があります。現状から脱却するための考え方を整理して対応しているところなので、その政策のいくつかを説明しました。

串本町での民間ロケット射場の誘致決定について。2020年代半ばから20機のロケットを発射する計画があり、これは優れた観光資源になるものです。地元雇用や観光振興などの観点から優れた観光資源になるものです。南紀白浜空港の国際線化と県として進めている民間企業の誘致の面からも路線拡大は地域振興につながるものなので、将来、期待できる政策です。

南紀白浜空港の民営化と国際線化について。東京羽田便の増便や国際線化を図ることによってビジネス需要、インバウンド観光の拡大につながります。既に白浜町にはIT系企業が多く進出していることから、白浜・東京便は好調だと聞いています。働き方改革やワーケーションの推進により、更に企業誘致につなげる好機が続いていることから引き続いての企業誘致を図ることにしています。

また2021年7月に国際線ターミナルが完成し国際線が発着することになるので、インバウンド観光の推進につながります。加えて、串本町の観光資源になり得るロケット射場への観光によって観光客の増加を図れるので経済効果が生まれます。ロケット射場と南紀白浜空港の国際線化は点と点を結ぶ政策であり、相乗効果が期待できることになります。

この政策を元にして、紀伊半島の振興につなげていけるような対策を検討しているところです。個人的な考えですが、一大観光拠点になるような政策に仕上げていきたいと考えています。

統合型リゾートに関しては、和歌山県として立候補する予定です。どの事業者と組んで国に申請するかはこれからになりますが、和歌山マリーナシティでのIR誘致を進めています。国の認可は三か所なので、その中に入れるためには本年度が大事な一年となります。

先の二つの計画と違って、和歌山県での統合型リゾートは決定したものではありませんが、実現出るように取り組みを続けます。

続いて四国新幹線はずっと将来の構想になりますが、数年前から推進活動を続けています。実現する、しないに関わらず、現在存在しているものは20年、10年も前から実現に向けて活動してきたものばかりです。過去からの政策を実現してきたことで現在の私達が恩恵を受けています。現在、私達が良いと考えて取り組んでいる政策の恩恵を受けるのは、10年先、20年先の人達です。将来のために現在から政策実現に向けた取り組みが不可欠なのです。

「実現が難しいからやらない」のではなく「実現できるように取り組む」姿勢を持って政策を推進していきます。

参加してくれた皆さんの理解をいいただき、四期目の活動を続けていきます。

議会報告会終了後、30歳代の人から「和歌山県の計画を知りませんでした。これからに期待できるものであり、今日、参加して良かったと思っています」と感想を聞かせてもらいました。参加してくれた皆さんに感謝しています。