活動報告・レポート
2019年5月20日(月)
県議会三日目
県議会三日目

令和元年5月県議会は三日目を迎えました。本日は、常任委員会と特別委員会、そして関西広域連合議会議員などの取り扱いを協議しました。和歌山県議会の場合、常任委員会は一年ごと、特別委員会は二年ごとに所属委員会の見直しを行っています。もちろん、それぞれの委員が取り組んでいる案件が継続する場合が多いので、委員会を変更しないで継続して同じ委員会に所属する場合もあります。

明日の本会議で常任委員会や特別委員会などの委員会構成が決定することになります。

今後の県議会ですが、6月に本会議定例会が開催される予定です。県政の課題とやるべきことは山積していますし、将来の和歌山県を築くためにやりがいのある時期に差し掛かっています。大型の案件は、紀伊半島一周高速道路の整備や統合型リゾートの誘致活動、民間ロケット射場や南紀白浜空港の国際線化に向けた取り組みなどがあります。

これからの4年間は和歌山県にとって大事な時期になりますので、将来の和歌山県のあり方を議論した上で将来性のある政策実現に向けた取り組みを目指すことにしています。

統合型リゾート

和歌山県の統合型リゾートに関する動きについて皆さんから問い合わせをいただいています。このことは政策の中でも、特に県民の皆さんの関心が高いことを示しているように思います。

先の5月14日に記者発表したように、フランスの「グループ・ルシアン・バリエール」が和歌山市内に事務所を開設しました。同事業者は、和歌山マリーナシティを候補地としていることから進出したものです。

報道によると、ジョナタン・ストロック日本支社長は「自然という要素はグループの開発哲学の中で非常に重要なポイント。例えば海や水の美しさを利用したマリンスポーツ、非常に精神性の高い高野山や熊野古道など、素晴らしい観光資源を利用したリゾートづくりを心掛けたい」と話しています。

また構想では和歌山マリーナシティに2500室のホテルを建設する計画があるなど、地元企業と連携してIRを目指す計画も説明しています。

候補地についても「北海道から沖縄まで回った中で和歌山に決めた」と説明していますが、その理由は次のような優位性があるからだそうです。

  1. すぐに建設可能な敷地があること。
  2. 関西国際空港に近いこと。
  3. プライベート飛行機の運航が可能な南紀白浜空港があること。
  4. 人々が親切で心が温かいこと。
  5. 和歌山県がプロジェクトに熱心であること。

以上の5点などによって和歌山県を候補地にしてくれたようです。

「ルシアン・バリエール」はフランスとスイスのカジノ市場で最大の事業者であり、カジノ業界以外でも、食品業界や飲料業界でも有名だそうです。また現在、合計30のカジノ施設と約20の高級ホテル、そして120のレストラン・バーを経営しているそうです。