活動報告・レポート
2019年5月19日(日)
研修会

クローバーの会の研修会に参加しました。会長の呼び掛けで参加した皆さんとの交流を深めることができました。

僕からは県政の主なこれからの動きについて説明を行いました。皆さんから、「和歌山県での統合型リゾートは実現するのですか?」との質問がありました。過日、フランスの事業者が和歌山県事務所を立ち上げることの報道があり、たくさん反響があったようです。

ロスアンゼルス在住の日本人から、「和歌山県で立地が決まりましたね。期待しています。おめでとうございます」の連絡があったことなど、和歌山県での事業が決定したように思っている方もいるようですが、まだ立候補も申請していない段階にあります。

スケジュールは国の工程が詳しく知らされていないため見通せていませんが、予測では令和元年8月頃までに事業者と共に事業計画を提出することになると思います。最初は全国で三ヶ所が候補地になりますが、決定時期は令和二年夏頃になる見込みだと思います。開業は大阪万博よりも1年早い前年を希望していますから、候補地として決定すれば直ぐに着手することになります。

関西空港を挟み大阪府と和歌山県の両方で統合型リゾートが動くようになれば関西活性化に大きく寄与することになります。和歌山県も候補地になれるよう活動しているところです。参加したみなさんからは、「何としても和歌山県で実現してください。大阪府も和歌山県もどちらも実現して欲しいと思います」など肯定的な意見をいただきました。

皆さんが必要と考える理由は、「和歌山県は今のままでは発展しないから」、「和歌山県には困難に挑戦する姿勢が必要だと思うから」、「地域活性化の核になれると思うから」などを挙げてくれました。

経済が安定することが地域の安定、安心の基本となります。経済が安定しなければ、生活、教育など全ての分野に影響を与えることになります。法整備され国が進めようとしていることに参加意思を示すことは、和歌山県の将来展望を考えてのことです。このままで良い、地盤沈下しても仕方ない、他に良い政策があると思うなら名乗りを上げなくても良いですが、そうでなければ、国の地方創生のための制度に乗っかることは良いことだと思います。

民間ロケット射場、南紀白浜空港の国際線化などと共に和歌山県発展のための積極的な政策ですから、理解していただき推進したいと思います。

今日、賛成と話してくれた皆さんの推進の本質は郷土愛だと思います。故郷のこれからを考えているから、和歌山県に新しい何かが必要だと思っていると感じました。

またTさんと長い時間、ご一緒させていただきました。中村天風さんの話を通じて「当たり前のことが当たり前のように毎日できることが大事」であることを共通認識しました。僕は長い間、天風手帳を使っていますから、日常の行い、継続することの強みを天風氏の教えとして感じています。ご一緒させてもらった時間の中で、哲人天風氏の話を交わせたこと嬉しく思います。

また人は「天、中、元」が大事なことも伝えてもらいました。元は地上、私達がいる場所のことで、中は自分自身のことです。天は天空のことですから、今ある場所で自分のことを知り、思いを天に届ける行為をすることが、このみっつを串刺しにすることになります。ただこのみっつを串刺しにできる人は少ないので「片桐さんなら、それを目指すことができると思います」と話して、これからに期待する言葉を伝えてもらいました。

これまで多くの経営者や政治家からの依頼を受けてアドバイスをしてきたTさんから「これだけ持っている人は見たことがない。全て良いのです」と話してくれたことも大きな自信になります。「自分の思ったことをして下さい。結果はついてきます」とアドバイスをいただきました。

そして「良い研修会になりました。ありがとうございます」の言葉をいただき感動しています。