活動報告・レポート
2019年5月17日(金)
プレゼンテーション
県議会臨時会2日目

昨日に引き続いて県議会本会議に挑みました。知事からの議案提案があり、また議長と副議長を決める選挙、議会運営委員会委員の決定がありました。また常任委員会と特別委員会は来週の議会で決定されることになります。6月議会に向けての体制が決まりつつあります。

プレゼンテーション

わが国を代表する企業のプレゼンテーションを聞かせてもらいました。スピード感あふれるプレゼンを聞かせてもらうことは勉強になるものでした。

まずプレゼンテーションの基本は自分の言葉で話すこと。部下や誰かが書いた原稿を読むことは絶対にしないと聞きました。もし原稿を読むのであれば、「あなたがプレゼンしなくても良いでしょう」となり、その役割から外されることを意味しています。原稿なしで自分の言葉でプレゼンすることが原則です。

次にプレゼン資料は、伝えたい相手に分かるように難しいことや専門的なことを分かりやすく伝える工夫をすることです。特にITやAI系は専門用語が多いので、聴く側が知らない単語も出てきます。それを分かりやすく説明し理解してもらえる話し方が必要です。

例えば「教師データ」という用語があります。AIに人がやろうとしていることの基礎を教えこむ段階に必要なもので、教師が生徒に知識を付与するようなことです。

言葉で聴くと「きょうしデータ」となるので、意味が分かりにくいのですが、説明をきちんとすればAIに物事を教えるために必要な準備であることが理解できます。

IT系の企業以外では聴く機会が少ない用語も丁寧に説明することで、専門用語の感覚が理解できるのでやろうとしていることが分かってきます。

資料作成は説明相手の欲していることを把握して、当方が理解してもらいたいことを重点にしています。これは当たり前のことですが、なかなかできていません。自社の売り込みたいことを中心に資料を作成しがちになりますから、相手のことを織り込んだ資料作成に努めることです。

優れたプレゼンテーションを聴くと刺激になりますし、自分が相手に伝える場合の参考になります。最近のプレゼンテーションで印象に残っているものは、トヨタ自動車とソフトバンクが設立した自動運転車の会社「MONET」の時です。プレゼンターが「格好良い」と思うプレゼンはあまり見たことがありませんが、この時はそう思いました。そのような感覚があったプレゼンを聴く機会があったことに感謝しています。

最後に、プレゼンはこれから新しい企画がスタートする段階のものなので、ここから何かが始まるという空気を感じることも重要な要素だと思います。いま社会にない何かが誕生する予感を感じさせるものが良いプレゼンだと思いますが、そんな空気すら感じられるプレゼンだったと思います。

懇談会

二か所で懇談会を開催しました。一つは和歌山県内の地域開発動向に関する協議を行い、もうひとつは明後日から語学留学する方への激励の会でした。

和歌山県に各地から注目される動きがあり、地域にとって歓迎すべきことだと考えています。串本町の民間ロケット射場、南紀白浜空港の民営化と国際線化、そして統合型リゾートに関する動きなどです。皆さんからの期待も大きく、これからの課題を実現させていきたいと思います。