三田フォトクラブ主催の写真展を鑑賞しました。今年が19回目の開催となるもので、皆さんの作品を鑑賞して楽しみました。作者の方が作品の説明をしてくれたので、作者の意図、思いを聞かせてもらえて楽しく鑑賞できました。世に出されたものには作者、製作者の意図がありますから、それを知ることで凄さが分かります。影と光を取り入れた作品や、光の演出の凄さに驚いたことなど、作品の中に発見がありました。作品は構図が大事ですが、左右のバランスのとり方や、主題となるものの近くにわき役になるものを取り入れるなど作者の思いを感じることができました。一つの作品には作者の思いが込められていますから、それを知ることで芸術作品の考え方が分かり、更に作品鑑賞が楽しくなります。

和歌山市内で開催された「マジカル・ミュージック・ツアー」の中のコンサートとして「ときわコーラス」の皆さんの出演がありました。今回も応援に行ったのですが、今回も感動をいただきました。「ときわコーラス」の歌が感動するのは、この日のために新しい挑戦を含めたレッスンを続けているからです。コーラスグループの最高齢の方が80歳を超えていますが、何歳になっても新しいことに挑戦する姿勢に励まされています。

歌ってくれた「明日があるさ」の歌詞をさりげなく変えて「何歳になっても夢がある」と誇らしげに歌った姿は特に印象的でした。何歳になっても夢を持つことが大事ですが、日常生活と年齢の壁があり、なかなか新しい挑戦に踏み出すことに躊躇するのが日本社会です。でも当たり前のことですが、たった一度の人生です。人生の後半に楽しみを持つことこそ生きることであり、後半戦を充実したものにすることが人生の味わいだと思うのです。若い時は誰にでも起伏に富んだドラマがあります。歴史上の人物でも年齢に関係なく、後半戦と思われる年齢の時にドラマを作っている人の方が、より良い人生を歩んでいるような気がします。

「ときわサークル」の歌は人生の応援歌だと僕は受け取っていますが、今日の曲構成から人生は折り返し地点からが勝負。そんなことを知らせてくれているように感じました。

前半は歌い継ぎたい唱歌を中心に構成し、後半は挑戦曲を含めた元気をもらえる曲構成だったと思います。

良いコンサートは常にメッセージを発してくれています。演奏と歌を楽しむと共にメッセージを受け取ることがコンサートの面白さだと思います。演出者と出演者が届けてくれるメッセージを受け取ることがコンサートだと思うので、「ときわコーラス」からは常にメッセージをいただいています。

僕は「ときわコーラス」の皆さんを応援していますが、応援されているような気持になります。今日もメッセージをいただいたことに感謝しています。

「パリの風に寄せてコンサート」を楽しみました。シャンソンはいつ聞いても良いのですが、この季節のシャンソンは心に気持ち良く響いてきます。秋のシャンソンは哀愁を感じますが、新緑の季節のシャンソンは温かい風の香りがします。橋本佳代先生のシャンソン教室で学ぶ生徒の皆さんが、そんな温かい香りを運んでくれました。

橋本先生の生徒さんが歌うシャンソンは人生の応援歌のようです。激しい人生、穏やかな人生などありますが、どんな人生でも愛を持って困難に立ち向かうことで切り拓けることを示してくれるからです。

日常は退屈で楽しいことばかりではありませんが、その中に楽しさを感じることが生きていることだと思います。小さなことに喜びを感じ幸せだと思うこと。現状に不満を言うのではなくて、どんな些細な喜びにでも感謝の気持ちを持つことが幸せな生き方だと教えてくれているようです。

「バラ色の人生」からスタートした今日のコンサートは「マイウェイ」、「そして今は」で締め括りました。人生のドラマが詰め込まれたシャンソンでした。歌ってくれた皆さんに感謝しています。

僕も開会にあたって舞台から挨拶をさせていただきました。

「マジカル・ミュージック・ツアー」に出演した「恭やんバンド」のコンサートに行ってきました。「恭やんバンド」は感動と笑いを演出してくれるバンドで、今日もその両方を味わわせてくれました。和歌山県人らしい温かさを持つ「恭やんバンド」のコンサートに癒されました。