活動報告・レポート
2019年4月6日(土)
個人演説会
選挙戦最終日

選挙戦の最終日を迎えました。9日間戦ってきましたが、いよいよ最終日を迎え、ホッとしたような寂しいような気がしています。共に戦ってくれた皆さんに深く感謝しています。

選挙戦最終日 選挙戦最終日

今朝も朝の挨拶から活動をスタートしました。その後、大池遊園での花見に参加し、Oグループ、企業T、そしてお世話になっている同窓生の集まりの三か所の花見にお邪魔して挨拶をさせてもらいました。

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その後は津秦と有家を「桃太郎」で約2時間歩き、直川に移動して餅つき会場に入りました。そこから市内を街宣車で走り、皆さんに投票を訴え続けました。車内は最終日特有の熱気と感激があり、お願いの言葉は強くて感動的な響きがありました。最高のウグイス隊にお手伝いをしていただき選挙戦を戦えたことに感謝しています。

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個人演説会

今日の華月殿での個人演説会の趣旨は次の通りです。

こんばんは。選挙戦の最終日。これだけ多くの皆さんに来ていただいたことにお礼申し上げます。今日、街宣カーに乗り込み走ってきて、本日8時までの最終の選挙戦がこの個人演説会となります。

僕からは、まず県政について、選挙戦での出来事について、そして今回の選挙で思うことについての三部構成で話を進めたいと思います。

華月殿 個人演説会

まず県政に関しては、麻薬中毒、ドラッグ中毒の方々の更生に取り組んでいる方の話をしたいと思います。中毒患者さんと向き合い更生させるための施設があり、そこで働いている人が所属している団体名を「ダルク和歌山」と言います。和歌山県の麻薬やドラッグなどの検挙率は全国で3番に入るほどのワーストとなっています。

そこで「ダルク和歌山」はこれらの方々を更生させるためにボランティアで活動をしているのですが、県から十分な支援が受けられていない状況でした。僕は「ダルク和歌山」とご縁をいただき、更生のための施設を見学させてもらいその真剣な取り組みを目の当たりにしました。意見交換を行って県議会本会議で「ダルク和歌山」の活動について取り上げました。質疑を交わしたところ、知事は当時「ダルク和歌山」関してあまり認識していなかったようです。この一般質問を終えて知事は「ダルク和歌山」の存在を知り、まだ十分ではありませんが県として支援するようになってきました。

「ダルク和歌山」の皆さんの話を聞いて議会で取り上げ、政策として進んでいる事例ですが、僕はこれを自慢するために話したのではありません。ここでお話ししたいことは議会傍聴席に来てくれていた「ダルク和歌山」の方が議会を傍聴した感想として「片桐さんの質問を聞いているとボロボロと涙が零れて止まりませんでした」という話を聞かせてくれたのです。

僕はこの方が話してくれた感想を誇りに思っているのです。政治や選挙に感動はありません。サッカーのワールドカップや野球などを見て感動することはありますが、政治や選挙で感動したという話を聞いたことはありません。

ですから、僕の議会での質疑を聞いて感動してくれたことを嬉しく思い、誇りに思っているのです。政治で感動を与えられることができたからです。そうです。僕が目指しているのは感動のある政治、つまり心のある政治なのです。単に予算を付けた、道路をつくったなどの政策の提言をしているだけの候補者は必要ないと思います。政治には心が必要で、心のこもった政治ができる政治家が必要だと思います。

華月殿 個人演説会

涙を流させることのできる候補者は今回いますか。その候補者は片桐章浩だけだと思うのです。和歌山県議会の質疑で感動させられる議員はいないと思います。だから感動させられる議員をえらんでほしいと思っています。

「ダルク和歌山」の活動について県議会で取り上げ、知事に認識してもらって現在、解決を図ろうとしています。政治で感動を与えられる議員は片桐章浩だけだと思うのです。

次に選挙戦の出来事について話をしたいと思います。

今朝の7時20分頃の話です。選挙事務所に来てくれた方から「小学校4年生の子どもが『選挙は片桐さんに入れます』と話していた」と聞きました。どうしてだろうと尋ねたところ、この男の子のお祖母ちゃんが「片桐さんは良い人ですから」と話していたからだそうで、だから選挙では「僕は片桐さんに入れますから」と話してくれました。

小学校4年生の子ども達は「選挙に行きますが、入れるのは片桐さんだけです」と話していたようなのです。小学校4年生の選挙の話からすると「和歌山県の未来は片桐章浩」が支えることを暗示しているようです。小学生が片桐章浩を知っている。しかも投票すると話してくれているのですから嬉しいことです。

いいですか。小学生が棄権することなく投票に行くと言っているのです。しかも「片桐に入れる」と言ってくれているのです。有権者の皆さんはまさか棄権することはないと思いますし、片桐章浩に投票しない筈はないと思っています。

次は15歳の女の子と17歳の女の子の話です。ある教育施設を訪ねたところ、この未成年の二人がいて、僕が近寄っていくと「あっ、片桐さんだ」と僕を見つけて語り掛けてくれたのです。僕は「どうして分かったの」と尋ねたところ「だって、いつも来てくれているから」と答えてくれました。

確かにバーベキューや食事会、ミニコンサートなどでここを訪問していますが、そのことで僕の名前を覚えてくれたのです。その後、こんなことを話してくれました。高校生は小学生と違った話をしてくれました。「もうすぐ選挙だけど私は17歳だから選挙に行けないの」。流石は高校生です。

でも続けて「選挙権を持ったら、私は絶対に片桐さんに投票するから。他人には絶対に入れないからね」と話してくれたのです。この高校生が選挙権を得た時、僕の未来、和歌山県の未来は明るいと思います。高校生と同じように片桐章浩に期待して下さい。

華月殿 個人演説会

小学生と高校生の次は僕の小学校と中学校の同級生の話です。今日来てくれているなら名前を呼ばせていただきますので、その場でお立ちいただけると幸いです。名前を言います。「松本恵昌さん」。―その場に立っていただきました。―

松本君はとても立派な方で、もう十分に社会で活躍されている方です。自分のことよりも人の相談に乗り、人が困っている時は自分のことを後回しにして解決のためのアドバイスをしていました。松本君は中学校を卒業した後、僧侶になるための学校に行きましたから、その後再会したのは、松本君のことが掲載された新聞記事を見たことがきっかけです。

もう社会で活躍され地位を確立していましたから、同級生の中では大きく社会での活躍を先行させていたのです。そんな松本君が突然、姿を晦ましました。姿を見なくなって数年が経過したのですが「何故だろう」と思っていました。そしてその理由が分かりました。

病魔と闘っていたのです。手術、入院治療、リハビリを繰り返していたのです。

その間会うことはなかったのですが、奇跡が起き、わずか2日前に突然、松本君が選挙事務所に来てくれたのです。事務所に来てくれたことを知って直ぐに電話をかけました。電話で話を聞きながら涙が零れました。いま、その時の話をしようと思っているのですが、泣きそうになるのできっとうまく伝えられないと思います。

それは「片桐君は小学校の時からコツコツと物事に取り組んでいました。そしてやり切るまで続けてきた子どもでした。僕は幸いにも社会で足跡を残してきたと思うのですが、もうこれからは足跡を残せなくなりました。これまでは足跡を残さなければと思っていたのですが、それはもう諦めました。でも後は片桐君が継いでくれると思いますから安心です」と話してくれたのです。

松本君が残してきた足跡を引き継ぐこと。分野は違うけれど、政治の世界で足跡を残していくべき責務を負ったと思っています。松本君が残してきた足跡を受け継いで、確かな足跡を残していくこと。そのことが、僕がこれからの政治の世界でやるべきことだと思っています。

以上、県政についてと選挙活動の話についての話を終え、三つ目の今回の選挙で思うことを話したいと思います。

僕は小さい頃から勝負について教えられたことがあります。一般的に勝ち負けと言えば、相手を叩き潰して勝つこと、つまり相手が力で勝つことを言うと思います。スポーツでも喧嘩でも相手をやっつけることが勝つということです。しかし僕の場合は違います。

勝つということは耐えるということです。苦しくても我慢して耐え抜くこと。粘ることで相手が根負けする、または相手が失速するまで待つことが勝つことと思っています。相手が止めてしまうまで耐えることが勝つことなのです。だから勝負がつくまで時間がかかります。

県議会議員選挙の一期目は最下位当選。二期目は下から二番目。そして前回が7,839票でした。決して強い選挙の候補者ではありませんでした。それはこの勝つことに関しての意識が影響していたと思います。相手を積極的に打ち負かすのではなく耐えて勝つ選挙をしてきたからだと思います。

華月殿 個人演説会

今回の選挙でもこの基本は変わりません。生き方においてこの人生訓がベースにあるからです。でもこのベースを基にして今回は勝ち抜くことを目指しています。他の候補者に勝ち抜く、勝ち抜く、勝ち抜くことを目指しています。何故なら他の誰よりもこれまでの議会活動は勝っていると思っているからです。心のある政治を実践してきたと思っているからです。今回は本気で全ての候補者に勝ち抜く覚悟で戦っています。

だから皆さんのお力をお借りして、前回の7,839票から3,000票を上乗せして欲しいのです。これを目指した本気の選挙をしていますので今一度言います。皆さんのお力をお借りして全ての候補者に勝たせて欲しいのです。結果を出さなければいけないのです。

もし1万票を得た議員と7千票を得た議員が、意見が相違して議会で対立したとします。知事はどちらを選択するのか。それはより民意を得た議員の意見を尊重することになります。1万人の民意を得ている議員は7千人の民意を得ている議員よりも多くの民意を得ているからです。だからより多くの民意を得させて欲しいのです。皆さんの意見、思いを実現するためには大きな力が必要なのです。是非とも皆さんの力強い応援を、よろしくお願いいたします。

皆さんにお礼と感謝の気持ちを伝えたいと思います。そして明日の投票日には「片桐あきひろ」と投票していただくことをお願いして、選挙戦最終の個人演説会を終えたいと思います。ありがとうございます。

以上が演説内容です。演説会終了後、皆さんから感想を聞かせてもらいました。

  • 「何度、泣かせられたことか。こんな演説は初めてです」。
  • 「政治家の話を聞いて泣いたのは初めてです。片桐さんはこんな素晴らしい演説会をしているのですね」。
  • 「声をかけて若い人20人に来てもらったのですが、20人とも『来て良かった。感動しました』と話してくれました。若い人たちが『感動した』と言っていたことと『明日は投票に行きます』と言ってくれたことを嬉しく思います」。
  • 「感動で涙が出ました。凄い演説でした」。
  • 「片桐さん、本当に凄いですね。泣かされました」。
  • 「演説を聞いてよく行く居酒屋のマスターに演説の詳細を話したところ感銘してくれて、明日、家族一同5人で投票に行ってくれるみたいです。僕も頑張っています」。

皆さんに感謝、感謝です。選挙戦に関わってくれた全ての皆さんに感謝しています。

演説会の時、食い入るように聞いてくれた光景。少し笑いのある光景。そして涙を流している人がたくさんいた光景。今日の舞台から見たこれらの光景を僕は忘れることはありません。生涯心に残る大切な感動をいただきました。