活動報告・レポート
2019年4月5日(金)
個人演説会
朝の挨拶
朝の街頭挨拶

今朝も午前7時30分から街頭に出て朝の挨拶を行いました。出勤途上の皆さんに「おはようございます」と挨拶を交わすと、挨拶で返してくれる人、笑顔になってくれる人、表情が緩む人、そして話しかけてくれる人がいます。こと挨拶に対する反応があることは嬉しいことです。

選挙戦も8日目に入り、残り2日間となりました。皆さんからの熱い応援をお願いいたします。

母のいた場所

朝の挨拶の後、母のいた場所を歩きました。ここにいたのはもう40年以上も前のことになりますが、今でも母のいた時の香りがするので歩いていて涙が出そうになりました。

当時の友人や知人と話をしたところKさんは「お母さん、とても残念です。月に二回か三回、ここに来てくれていたのですよ」だとか「お母さん、章浩君の選挙のことが気になっていたと思います」、「弟さんがよく遊びに来てくれました。保田氏の母のことを『あん』と呼んでいたことを懐かしく思います」などの話を聞かせてくれました。

またYさんは「お母さんのことを知って本当に残念です。優しい人でしたからみんなに好かれていました」、「時々来てくれていましたよ」などの話をしてくれました。2歳年下の長男が家業を継いで仕事をしていますが、親子二代で仕事を継いでいることを嬉しく思いました。

Iさんも「お母さんは親切な人でしたからね。章浩君のことを心配していたと思いますが、苦しまないで旅立ったことは幸せだと思います」と話してくれました。皆さんの心に母が残っていることを嬉しく思います。いつまでも消えませんように。

歩いているとAさんが声をかけてくれました。「片桐さん、こちらに来て下さい」と案内をしてもらって母の知人を紹介してくれました。ここでも母の話になりましたが、やはり「優しくて親切」という話でした。母のことを誇りに思います。

この場所に来ると特別な感情が沸いてきます。故郷のような空気は今も漂っていて母が包んでくれているように感じます。

Oさんは「お店を閉店しようと思っています。片桐君、待っていたよ。良く来てくれました。私は片桐君を応援していますから」と話してくれました。18年間もお店のお手伝いをしてきた方は「Oさんは片桐さんのことを気にしていつも話していたのですよ。『頑張っているけれど今回も大丈夫かな。早く来てくれたら良いのに』」などの言葉を聞かせてもらいました。待ってもらえていることは幸せなことです。

本日の活動
  • 地元団体会合で挨拶 地元団体の会合にお招きをいただき集会として挨拶をさせてもらいました。
    多くの人が知ってくれていたので親しみを込めて話ができました。「地元の道路整備をお願いします」など地元の要望を聞かせてもらいました。
  • 事業所昼休みに集会 お昼休みの時間に集会の時間を確保してもらいました。お世話になっている企業のお昼の休憩時間に挨拶をさせてもらいました。
    和歌山県の発展の姿を伝え、県が発展することで景気循環が起き、既存の企業にも好影響を与えることを伝えました。県の取り組みへの理解をいただき県政に関心を持ってもらえたら幸いです。
  • ある企業経営者と会って話をする機会がありました。社長から「片桐さんとは数年前に友人に紹介してもらって一度会いました。その時の表情から『この人は良い人だ』と思って応援しています。そして片桐さんに依頼したことが誰にも漏れずにいることも信頼できる要素です。多くの場合、『俺がやってあげた』などの噂が聞こえてくるものですが、片桐さんの場合は全くありませんでした。だから私は他の誰でもなく片桐さんを応援しています」と話してくれました。
    これまで一度も選挙に関わっていない方ですが、今回、信頼によって可能な範囲で応援してくれる話を聞かせてもらって感謝しています。選挙に関心がなく関わったことのない人が応援してくれることは凄いことだと思います。期待に応えられるように活動を実施していきます。
個人演説会

午後7時30分から宮小学校で個人演説会を行いました。地元での最終の個人演説会になります。多くの皆さんに集まってもらえたことを嬉しく思います。心から感謝しています。

皆さんから「感動したよ」、「二度、鳥肌が立ちました」、「最高に良かったです」、「感動しました。ひまわりの話をするなんて思ってもいませんでした。ただただ感動です」、「片桐さんのことを知っていても、直接、話を聞くとまた感じ方が違います。演説を聞かせてもらって本当に良かったと思います」、「案内をいただき、来て良かったです。みんなに聞いてもらいたいと思います」、「とても感動しました。選挙の演説で感動するなんて思っていませんでした。明日の僕たちの会合に参加して下さい。片桐さんの挨拶の時間を作りますから来て下さい」などの感想を聞かせてもらいました。

演説の趣旨は次の通りです。

宮小学校で個人演説会

こんばんは。これだけたくさんの皆さんに来てもらえたことに感謝しています。ありがとうございます。地元での演説会ですから集まってくれただけでも嬉しいのですが、ほとんどの皆さんとの間にあった物語を思い出すので、個別に話していると涙が出そうになるから控えておきます。改めて全ての皆さんに感謝しています。

今日は選挙活動の中の出来事を二つ、地元地域における県政の出来事を一つ紹介したいと思います。

今朝から母のいた場所を訪ねました。母の香りがして歩くだけで涙が出そうになりました。母の友人や知っている人と会ったのですが、全ての人が「お母さんは優しい人でした。残念です」と話してくれたので、「やはり母は素晴らしい人でした」と思いました。全ての方から評価を得ているのですから、幸せな人生だったと思います。

そして「章浩君を応援していますから」と話してくれるなど、母との絆、心のつながりがあることを確認できました。僕は地域の皆さんに挨拶できていませんでしたが、それでも「心配しないで、応援しているから」と話してくれたことに感謝しています。こんな思い出の場所があることを幸せに思うのです。

ここで伝えたいことは見えないもの、この場合は優しさですが、それが人の心を動かし、強い信頼になっていることです。見えないものに価値があり社会、人を動かしているのです。見えないものを信じられることが議員の資質だと思います。

皆さんに紹介したいことの二つ目です。今日、経営者が来てくれているのですが、その方のB型作業所で講演会を開催させてもらいました。約30分の講演会でしたが、みんなに県政を伝える良い機会となりました。ここの作業所で働く皆さん、約30名が参加してくれたのですが、皆さんが最後まで真剣に騒ぐことなく熱心に聞いてくれたのです。

講演会を終えて経営者の方と懇談をさせてもらいました。そこで経営者から聞いた話に驚きました。

「この子達は知的障がいを持っているので人の話を静かに聞くことができないのですよ。どんな話でも途中からガサガサするので最後まで話を聞き通すことができない子ども達もいるのです。特に今回はこれまで聞いたことのない政治の話ですが、きちんと聞くことができるかなと思っていたのですが、最後まで静かに、そして興味を持って話を聞いたことに驚きました。中でも一人の子は絶対に人の話を聞くことができなくて、途中で暴れだしたり、『うー』など声を発したりするのですが、そんなこともなく話を聞き通してくれたことを嬉しく思っています。これも片桐さんの心がこの子達に伝わったからだと思います。

そして知的障がいを持った子たちが『選挙に行きたい』だとか『片桐さんの事務所に行きたい』などの要望を伝えてくるのです。この子達が選挙に興味をもって『行きたい』と言うので驚いています。こんな反応をしてくれるとは思っていなかったからです」と話してくれたのです。

宮小学校で個人演説会

これまで選挙に行ったことのない子達が、政治の話を聞いたことのない子達が、政治や選挙に関心を持ってくれたことを嬉しく思いました。投票に行くかどうかの問題ではなくて、政治に関心を持ってくれることで作業所のあり方の提案をもらえると思いますし、どんなことが県政との関わりにおいて必要なことなのか、これから聞かせてもらえることができることになるのです。作業所で働く皆さんに政治の話をして、関心をもって最後まで聞いてもらえたことは投票につながらないとしても講演会を実施した意味があると思っています。全ての人が政治に関心を持つことが県政で必要なことだと思っているので、これからも作業所での講演の機会を作りたいと思っています。

続いて今日の話です。会社経営者の人が「片桐さんとは一度会っただけですが、表情を見ると良い人だと分かりました。だから僕は片桐さんを応援しています」と話してくれたのです。僕から応援を依頼しなくても応援してくれていたことを嬉しく思います。

初対面の時から「県議会議員は片桐さん」と決めてくれていたことを聞き、こちらから訪問していないけれど応援してくれていることを嬉しく思いました。

続けて「政治家に依頼をすると『俺がやってあげた』などの噂話が広がるので私は政治家を信用していませんでした。しかし片桐さんに依頼したことは誰からも聴くことはありませんでした。噂話として回ってこなかったのです。だから私は片桐さんを信頼して応援しているのです。私の言葉を信頼して下さい」と話してくれました。嬉しいことです。

つまり政治家には優しさか必要ですし、信頼を重んじる資質が必要だということです。繰り返します。政治家は強いだけではなくて、優しさと人の悪口を言わない、噂話に乗らないなどの信頼が必要だということです。この資質を持った議員を選ぶのが今回の選挙です。候補者を並べて誰が優しさを持ち信頼できる人なのか選んで欲しいと思います。

つづいて地元に関する県政の話です。紀の国わかやま国体の年、宮地区ではひまわりを育てていました。このひまわりは3.11の時に関わる命のひまわりの種から育てられたものです。皆さんもご存知の通り、東北の津波による被害で石巻市立大川小学校の生徒が死亡するという出来事がありました。津波によって子ども達の命を奪われたお母さんたちは、子どものことを忘れないように、大川小学校の校庭にひまわりを植えました。翌年、そのひまわりは大きな花を咲かせ、復興の象徴としてテレビや新聞で取り上げられました。

その反響は大きく、全国から「ひまわりの種をいただきたい」という声がありましたが、お母さん達にとっては子どもの命ですから簡単にあげることはしませんでした。しかし宮地区に、このひまわりの種が届けられ、宮支所や自治会、教育関係者が育ててくれたのです。そしてこのひまわりは紀の国わかやま国体の会場の入り口に飾られて、東北と和歌山県の絆として宮城県石巻市の地元新聞で報道されたのです。

和歌山県で開催されたこの国体で和歌山県が総合優勝を果たしましたが、僕はこのひまわりが結んだ東北と和歌山県の絆も、総合優勝と同じように価値があったと思っています。

紀の国わかやま国体では、命のひまわりの物語があり、それは宮地区から誕生した物語だったのです。宮地区として誇れるものがあったのです。

宮小学校で個人演説会

ではこれは県政かと尋ねられると、僕は迷いなく県政ですと答えます。県政は形になる数字と図面だけではないからです。形のない心が込められた政策が県政の中に必要だと考えています。心のない政策は県政に必要ありません。道路であっても建物であっても、そこに皆さんの心があり、携わる人の心が入ったものでなければ良いものにはなりません。

つまり県政には優しさが必要なのです。優しさは優しい心を持った人でなければ創り出すことはできません。だから今回の選挙では、優しさと信頼を持った人を選んで欲しいのです。

県議会議員選挙ではいつも上位の人は決まっています。一番、二番、三番、四番など上位に来る顔ぶれは変わっていないのです。これまでのように順位付けができているのであれば、県政に変化はありません。順位付けができているようでは、県政は変わりません。今回は順位を変えてしまいたいのです。決まった順位のままでいれば県政はこれまでと同じです。どうか皆さんの力と思いで県議会議員の順位付けを変えて下さい。

選挙戦は今日を入れてあと二日になりました。泣き落としや大きな権力による押さえつけが始まっています。どうか皆さん、泣き落としなどの声によって大切な一票を他に回すようなことはしないで下さい。それでは何も変わりません。皆さんの一票、家族の一票、そして友人の一票、その全ての票を一票たりとも逃がさないで僕に託して下さい。どうか皆さんの一票で順位付けを変えて欲しいのです。

最後になります。信頼する皆さんがここに来てくれたことに深く感謝しています。それぞれの皆さんとのこれまでの出来事が信頼関係を生み出してくれています。そしてこれからも信頼関係でつながることを期待して話を終えます。最後までの応援をどうかよろしくお願いいたします。ありがとうございます。

演説の内容は以上です。僕は熱気と感動に包まれた感覚を味わいました。