先輩に紹介をしていただき若い社員が活躍している会社を訪ねました。仕事開始前の午前7時20分に会社にお邪魔して社長と挨拶を交わしました。朝礼で社員の皆さんが並ぶと、聞いていたように若くて、これからも伸びていく空気を感じました。地方の会社は後継者不足が大きな課題となっていますが、社長は「長男が和歌山市に戻って来てくれます。この会社を継いでくれることになっています」と嬉しそうな表情で話してくれたのです。
後継者不足は会社の成長への期待、安定した仕事の確保、資金調達などの問題があり、後を継いでくれる人が少ないことに起因しています。子どもでさえ親の会社の業績が悪ければ後を継いでくれない時代において、会社勤めを辞めて戻ってくるのは、この会社に将来性があるからです。
業種からこれからも伸びていくことを推測できるので、更に発展してくれることが期待できる会社だと感じました。そのため和歌山県の将来に期待が持てる話をしました。若い人達が和歌山県の将来に期待を抱き、ここで働こう、ここで生活の基盤をつくろうと思ってもらえる内容にしました。挨拶を終えた後の皆さんの表情から、僕の話が伝わったと感じています。将来を共有できる話ができることは嬉しいことです。共に発展していきたいと考えています。
毎年、講師としてお招きをいただいている組織の政策制度セミナーに行ってきました。今回も講師として話をする時間を取っていただいたので、和歌山県の将来の姿を、気持ちを込めて講義をしました。話の趣旨は次の通りです。
一つ目は民間ロケット射場が、和歌山県にできることになったことです。昨日、スペースワン社が和歌山県で記者発表をしたように、和歌山県に立地することが決まりました。宇宙は夢のあるもので民間のロケット射場ができることは和歌山県にとって宝物になります。
この中にロケット発射の瞬間を生で見た経験のある人はほとんどいないと思います。それを和歌山県内で見ることができることになるので楽しみになります。しかも最初の打ち上げが2021年ですから、将来というよりももう直ぐの段階なのです。更に2025年半ばには年間20機を打ち上げる計画ですから、ロケットが国内の他の府県にはない観光資源になります。さらに雇用や研究開発、組み立てなどの周辺産業にもつながるものですから、地域としてのレベルが高まります。
和歌山県の将来に期待できる政策が実現することになっています。
続けて南紀白浜空港の国際線化はインバウンド観光客の誘客と県内観光周遊ルートの提案などにつながります。和歌山県として、白浜に入った観光客に白浜から帰ってもらえるルートを企画することで、県内観光振興に直接つながりますし、間接的にも経済効果が生まれます。空港の国際線化は単に観光だけに留まらない波及効果があると思います。
そして和歌山県が和歌山マリーナシティで誘致している統合型リゾートです。これが誘致できると、和歌山県の雇用増大と経済効果が見込め、そこから税収増につながります。雇用は約2万人、経済効果は約3,000億円、税収で約300億円を見込んでいます。和歌山県で企業誘致を行い、これだけの数字を生み出せる企業誘致は難しいと思います。和歌山県の将来に期待感を持つためにも誘致に成功させたいと思います。
約300億円の税収増が見込まれることになれば、県政、市政に携わる議員の腕の見せ所となります。皆さんの意見を聞いて政策に反映できる機会が増えるからです。より皆さんとの意見交換を密接に行うことで私達の思いが実現に向かいますから、議員を輩出する意味があると思います。皆さんの期待に応えられるよう活動を続けていきますので、引き続いてのご支援をお願いいたします。ありがとうございます。
続いて某事業所の交流会に参加しました。従業員さんを始め、OBさん、関係会社の皆さんが一堂に会しての約200人の交流会でした。始まりがあれば終わりがある。そこから生まれる物語もありますから、今日が節目となることにも意味があるように思いました。皆さんのこれからの活躍を期待し、僕からは県政を担うことの意味について話をさせてもらいました。これまでお世話になった皆さんの思いを受け止めて活動に生かしたいと考えています。
教育関係者の皆さんとの話を楽しみました。教育者の立場として議員との関わり方やお互いに認め合うことから問題が解決することなどの意見交換を図りました。
僕からは和歌山県がJAXAと提携して取り組んでいる宇宙教育について説明を行いました。スペース・ティーチャーズとして活動している教師の取り組みと子ども達に宇宙に関連した教育を行っていることの趣旨を説明して納得してもらったと思います。
また民間ロケット射場を和歌山県に誘致する意味の中に、子ども達への教育が入っていることを伝えました。そのために宇宙教育を実践しているのです。この宇宙教育に取り組んでいる意味を理解してもらったと確信しています。