平成30年2月県議会が閉会しました。提案された全ての議案は本会議や常任委員会、そして予算特別委員会などで審議された結果、今日の本会議で可決されました。平成31年度予算案が可決されたことから政策の実現に向けて県政は動き出すことになります。
平成31年度は、統合型リゾートの誘致や民間ロケット射場の誘致に向けた取り組みを行いますし、南紀白浜空港の民営化もスタートします。更に念願のスケートボードパークが予算化されたことから、和歌山市雑賀崎での設置に向かうことになります。
また外交史料展も予算化されているので11月の開催に向けて企画を検討することになります。これまで取り組んできた政策が予算化されることから、これらの政策が実現に向かって動き始めます。
皆さんの意見や思いが動き始めようとしています。これが県政であり、県土発展につながるものなのです。皆さんの意見を聞くためにこれまでも頻繁に議会報告会を開催していますし、現在皆さんのところを訪問しているのです。県政の課題や夢を聞かせていただき、県政につなげ動くようにすることが県議会議員の役割の一つであり、やりがいとなります。
この県議会を最後に勇退される4人の議員に花束が贈られました。期数は違いますが、これまで懸命に地域をめぐり課題を見つけ、より良い県政のために尽力されてきた先輩議員です。皆さんの表情からやりきったという満足感を感じ、また少しの寂しさもあるように見受けられました。大きな責任を果たし少しはゆっくりできる時間を持つことができると思います。これからも後輩議員の仕事を見守っていただき、導いてくれることを願っています。
知事からも私達に向けて言葉をいただきました。知事と県会議員は県政推進のための両輪であり、協調しながらも意見を戦わせる関係にあります。知事は行政の長として政策を企画して推進していく立場にあり、県会議員は県民の皆さんからの要望や意見を元に政策を提言し、政策へとつなげていく役割があります。
政策として立案され議会承認を受けたものが、県の政策として動き始めるのです。ですから知事も議会も政策推進には責任を持ち、政策実現に向けた取り組みの方向性は同じだと言えます。
皆さんから県議会に送り出していただいて三期12年が経過しています。これまでの政策提言の中で実現しているものもあれば、まだ実現する前のものもあります。また更に検討が必要なものもありますが、公式に発言した発言は公式な議事録として残されているので、これから実現に向かうものもあります。議員は公式な議会の場で発言することが最大の役割であり、そのために有権者の皆さんから信託を受けて活動しているのです。基本は議会活動ですから、この最初から変わらない政治姿勢をこれからも続けたいと考えています。
本会議一般質問を観に来てくれた皆さんからの励ましの声、ホームページを読んで聞かせてもらう意見、議会報告会での質疑や提言など、皆さんから頂戴している願い思いがこれまで活動してきた中での財産となっています。そしてつきあいをしてくれている皆さんこそ人生の最大の宝物だと思っています。これだけ多くの見えない財産を預かっているのですから、これからも県政発展のために使いたいと考えています。
これからも変わらぬ皆さんからの応援をいただき、県政に携わせていただけると幸いです。平成31年3月、新しい挑戦の月となりました。皆さんと共に戦えることを誇りに思いますし、皆さんの希望や願いを実現できるように活動したいと考えています。引き続きのご支援をお願いして、県議会議員三期目として最終の議会の報告とします。