活動報告・レポート
2019年3月1日(金)
建設委員会
建設委員会

本日は建設委員会が開催されました。建設委員として建設関係の議案に関わる審議に挑みました。僕から質したのは次の項目です。

建設委員会
  1. インターチェンジのアクセス道路予算のうち、南港山東線の西浜三丁目から関戸一丁目の予算が計上されていますが、この道路の完成見込みについてお聞かせ下さい。
  2. 京奈和自動車道の第二阪和国道への延伸と京奈和関空連絡道路の具体化に取り組むとありますが、平成31年度の取り組みについてお聞かせ下さい。
  3. 県発注工事の虚偽書類作成をした職員の件は、昨日、和歌山地裁の判決が出ました。検察側の主張の中で「一時的に県に未完成工事報酬を支払わせたほか、国からの補助金が得られることが困難となり、今後は県負担で工事を進めざるを得ないなど県民の財産的な不利益は大きい」と指摘がなされています。検察側の主張は県が関わっていると思うので、今後の工事再開に当たっては全額県負担となる見込みなのかどうか。また工事再開の目途についてお答え下さい。
  4. 歩道の安全確保についてお尋ねします。高齢者が健康維持のためウォーキングを日課にしている人が多いように思います。そのため安全に歩行できる歩道の整備が必要だと思います。中でも街路樹が成長して根が張っていることから歩道が凸凹になっているところや、店舗に侵入するために歩道に段差が設けられているところがあり、転倒するなど安全性が確保できていない歩道があります。整備の必要性があると思いますが、整備方針をお聞かせ下さい。
  5. 万葉館と健康館についてお尋ねします。これらの施設は観光客が多く、地元の皆さんを始め利用している人が多くいます。ところが携帯電話がつながらない箇所がありWi-Fiも接続されていないので、観光地の施設としては「どうだろうか」と思います。中でも外国人観光客はWi-Fi環境が整っている観光地を求めているので、両施設の環境整備を図って欲しいと思います。

以上の質問を行い当局と議論を交わし審議を行いました。

採決の結果、提案された議案はすべて可決されました。今後は委員会での審査結果を元にして本会議で議決されることになります。

議会報告会

夕方からは議会報告会を行いました。約30名の皆さんに集まっていただき、将来の希望の持てる政策について説明しました。現在、そしてこれから実現に向かう政策が幾つかありますが、これらの政策は昨日今日突然発生したものではありません。長い年月を経て実現に向かって動き出そうとしているものばかりです。議会報告会や懇親会の場で議論した内容のもので「これを実現できれば良いけれど難しいよね」などの話をしながら議論して議会で取り上げ、行動してきたものが実現に向かっている事例を紹介し、「私達が行っているものの中に無駄な議論はないので、夢のような話であっても実現できないと思うような政策であっても、話してみることから動き出すものがあります。

もっと言えば、議論を交わしていない政策は実現しないので、どんな案件でも議論できる土台に乗せて、実現を希望するなら提言することや行動することをしなければなりません。自分が思っていることを、議論に参加していない他人が100パーセント同じ提言をしてくれることはないからです。

だから自分の思いを言葉で表現することや伝えることを行い、和歌山県に関することであれば県議会議員として政策に仕上げて議会で提言していくことが議員としての役割です。

和歌山南スマートインターチェンジとアクセス道路の完成やスケートボードパークの設置、民間ロケット射場などの政策は小さな議論から始まり、県議会で提言して長い時間を経て実現、または実現に向かおうとしているものばかりです。

政策を実現させたことも凄いのですが、政策論議を交わして行動につなげたことがもっと凄いことです。和歌山南スマートインターチェンジやスケートボードパークなどは予算化したことなどの結果だけを見ると簡単に進んだように見えますが、実際は必要性の議論を交わし、意見が平行線を辿りながらも当局を説得し、動きださせるための行動をすることで予算化が図れたものばかりです。

県で実現に向かっている政策を具体的事例で示しましたが、当初は否定的、消極的なものが議論を行うことで理解を醸成させ、実現させるためにはどうすれば良いのかを話し合いながら予算化を図れたものです。

皆さんからの意見提起と議会で取り上げること、継続して質したことなどが相交わって政策実現に向かうのです。このしくみを分かってもらえると、身近なところから県議会議員を送り出すことの大切さを分かってもらえると思います。

ここで感じて欲しいことは、県政に期待して欲しいということです。言ってもできないと思うのではなくて、相談すればできるかも知れないと思って欲しいのです。県政の課題として取り上げて改善を図ることで、仕事や生活が楽になる、手順が簡素化されることもあると思います。自分たちが楽しい日常を過ごし、仕事をやりやすいように地ならしをしていくことが議員の役割の一つです。

県政で動きのある具体的事例を紹介して説明を加えましたが、できないと思っていることが議会で取り上げ継続して行動することで実現することがありますから、そのしくみを知ってもらい、私達が県政を動かしていることを実感して欲しいと思います。それが政治参画であり自分たちの代表者を議会に送り出す意味なのです。

そのことをお伝えして僕からの報告を終わります。ご清聴、ありがとうございます」。

以上のような説明をした議会報告会となりました。真摯な姿勢で聞いてくれたことに感謝しています。

その他

夕方から二か所の懇親会にお招きをいただき参加してきました。どちらも楽しい会話を交わすことができました。現役の方もいれば、現在は退職されながらも地方自治や政治に関心を持って関わっている皆さんとの会話を楽しみました。

役所のOBさんからは「片桐さん、全く変わっていないですね」、「活躍の様子は見て知っています。応援しています」などの言葉をいただきました。いつまでも温かく見守ってくれていることを嬉しく思います。皆さんの期待に応えられるよう活動を継続します。