平成31年2月議会定例会を来週に控えて議会運営委員会が招集されました。委員の一人として出席しました。議案や議会日程について説明を受けました。この議会は平成31年度当初予算案を審議する議会となりますから、皆さんから聞かせてもらっている意見を反映できるようにする所存です。そして県議会議員三期目の最終の議会となるものです。今春は改選期になりますから、また県議会に戻ってくることができるよう取り組みたいと考えています。
平成31年度は、和歌山内での統合型リゾートや串本町の民間ロケット射場誘致のための予算が提案されています。和歌山県が発展するために必要な予算が提案されているので、県議会として適切な判断を行いたいと考えています。
母校向陽高校のグラウンドに赴き、硬式野球部の練習を見守りました。野球監督と共にベンチで練習を見ながら話を交わしました。
「子ども達は一心不乱に練習をしています。真剣な表情をしているでしょう。子ども達の練習を見ていると僕も元気をもらえます。監督をやらせてもらっているので子ども達の指導ができるのですが、その姿から元気をもらっています。こんな幸せなことはありません。OBも練習を見に来てくれますが、みんなが『仕事で辛いこともありますが、子ども達の練習を見ていると元気になります。明日も頑張らなければ』という気持ちになってくれています」と話してくれました。
大人になると一心不乱という言葉を使う機会がなくなります。日々の生活に流されることや、適当に過ごす日もあります。しかし全ての大人は10代の時代があったのです。その時代はみんな一心不乱に勉強やスポーツをしていたと思います。野球部の練習を見ていると、「こんな頃があったなぁ」と思いますし、「頑張らなければ」という気持ちになってきます。誰にでも青春時代がありますが、大人になって時が過ぎると、自分の青春時代のことを忘れてしまいます。自分ができなかったことを棚に上げて、子ども達に自分ができたかのような話をすることがあります。
野球部の練習を見たことで懸命に取り組むことの凄さを理解することができました。一心不乱の心を持つと大抵のことができると思います。子ども達に励まされた時間を過ごしました。
ところで公立高校ですが練習は厳しくて、一日500本のトスバッティングを毎日実践しています。監督に「これだけバッティングをしたら体力が続かないですよ」と話したところ「確かにプロに近い練習をしてもらっています。でもこの冬の練習が基礎体力を作ってくれるので大きく伸びる時期だと思います。春から夏にかけて体力がつき、夏の大会を戦えることになるのです」と応えてくれました。
バッティング練習を見ていると1年生よりも2年生のバットの振りが鋭いことや下半身が安定しているのが分かります。1年の違いは大きいことに気づきます。この冬を超えると1年生の体力も強くなり大きく成長すると思います。人は成長するものですが、そのためには繰り返しの練習が必要です。継続した練習なくして成長はありませんから、練習を見ていると大人は原点に気づかされます。
グラウンドのベンチにいるだけでも気持ちが入りますし、とても良い時間を過ごすことができました。たくさんの元気の塊をいただきました。後輩の頑張る姿を見て、明日も頑張ることができます。
そしてグラウンドで、監督に海草中学校が夏の甲子園で優勝した時の盾と記念誌を渡しました。監督はそれらのものを見て「これは見たことがない」と話してくれました。とても貴重なものなので、海草・向陽記念館に保存して後世に亘り大切に扱うことを話しました。海草中学校の嶋投手は投手であり母校の誇りですから、この後の時代にも語り継ぎたいと考えています。