活動報告・レポート
2019年1月25日(金)
フィクション
訪問活動
  • 紹介してもらったA社を訪れました。社長が応対してくれたのですが、高校時代の親友の親戚だったのです。初対面でしたが距離が縮まりました。協同できることはあると思うので、今後の活動について話をすることができました。
  • 同じく紹介してもらったカフェを訪問したところ、店主が歓迎してくれました。センスの良い空間が広がって友人や知人がここに来ていることを知りました。僕が帰った後で知人から「片桐さん、このカフェに来たのですか。私は毎日、ここに来ています」と電話をいただきました。
  • M社を訪ねたところ支店長が応対してくれ、毎月の会合や勉強会の案内をいただきました。事前に僕に案内できることを取りまとめてくれていたことを嬉しく思います。
  • 東部の会に参加しました。少し遅れたのですが皆さんとも到着を待ってくれていて、事務所開きの案内などを行いました。温かい励ましをいただいたことに感謝しています。
フィクション

尊敬する経営者との時間をいただきました。いつも学びの機会を頂戴できることを有り難く思っています。今日の学びは次の通りです。

フィクションをつくることが大事なことだということです。歴史を紐解くと常にフィクションを作ってきた経緯があります。太古の昔、動物の中で弱いとされていたホモサピエンスが人類として君臨できたのは、仲間と分け与える関係を築けたからです。弱い立場だったことから争っていては他の動物に勝てないため、生きるために食料や安全確保など仲間を大事にしてきたのです。だから言葉を得て意思疎通を図ることを武器にし、得た食料は共に食する関係を持ったことから生き延びることができたのです。そこにはリーダーがいて、生き延びるためには仲間意識が必要なことをフィクションとして作り上げたのです。

その後、文明を得た人類は信仰というフィクションを創り上げます。生きるだけではなく生きるための道標を創り上げたリーダーがいたのです。生きる目標を与えたるのがリーダーですから、心のよりどころとなる信仰を伝えたのです。信仰心は集団として必要なものですし、リーダーが創り上げるべきものです。リーダーは常に集団をまとめる力を持った存在である必要があります。そうでなければ集団として機能しなくなります。

時代は過ぎて元寇の時を迎えます。世界最強の元を迎え撃ち、侵略を阻止できたのは北条氏の存在があったからです。北条氏の存在があるから武士はまとまり力を発揮することができたのです。自分達を導いてくれて守るべきリーダーの存在があれば、その集団は強くなります。北条氏を冠に持った鎌倉幕府が元に対抗できたのはリーダーの存在です。この場合、そのリーダーが優れていたかそうでなかったか。力があったのか、なかったのかは問題ではありません。北条氏は武士が奮い立つためのシンボルとなるべき存在であったこと、それはフィクションで良かったのです。

人類の歴史は常にフィクションを冠に戴くことを求めてきたのです。それはホモサピエンスが生き抜くために必要な集団を形成する手段だからであり、現代も変わらない姿なのです。

人がブランドに憧れるのは、ブランドはその分野におけるリーダーという地位を確立しているからです。そしてそのリーダーの地位は人が創り上げたフィクションなのです。このブランドを持っていれば集団の中で認められるものがブランドですが、それがどんな価値を持っているのかは創り上げた人でないと分からないものです。

でもブランドこそ力でありリーダーなのです。賑わいのある街、魅力のある街にはブランドが必要ですし、ブランドのない街は魅力的とは言えないのです。

だから地方自治体が街中の再開発を進めていますが、それだけで終わるようでは魅力的な街を形成できないのです。再開発をすることによりブランドが進出してくれる街にならなければ再開発は成功したとは言えません。ブランドに懇願して進出してもらうのではなくて、ブランドが来たいと思える街づくりこそ地方自治体が目指すべき姿です。

ブランドもリーダーが創り上げたフィクションですが、ブランドが存在しない街は魅力的ではないので人は集まりません。街中にブランド店があることは魅力的であり人を集める力になります。

和歌山市の中心地も再開発を進めていますが、地方自治体が手掛けるだけで終わってしまうと賑わいのある街づくりが成功したとは言えません。ブランドが進出したいと思わせるような街づくりが必要ですし、街づくりもフィクションが必要なので、街が形成されていったストーリーを持つことが必要となります。

太古より人類はフィクションを必要としてきましたし現代社会も同じです。リーダーはフィクションを創る力を備える必要があります。

人類とフィクション、ブランド力とフィクション、街づくりとフィクション。人を動かす力はフィクションが必要であることを学びました。

東部の会

定期的に開催している東部の会に参加しました。この先輩方ばかりの会に行くと、いつも激励をしてくれました。今回も多くの激励、励ましをいただきました。皆さんからの言葉に勇気をもらいますし、たくさんの嬉しい言葉のシャワーを浴びて元気になることができます。

「頑張れ、片桐」、「応援しているぞ」、「事務所開きに行くから」、「活動の様子を見ていますよ」などの言葉を嬉しく思います。先輩の励ましに感謝しています。

同行してくれた一人の方から「片桐は幸せやな。この場所に呼んでもらえているし、激励の言葉を投げかけてもらっているから」と話してくれました。