新しく福祉施設が開所しました。ここは利用してくれる方が楽しく過ごせることを目指したデイサービスを目指しています。本日は開所式にお招きをいただき施設に入らせてもらいました。先に施設内を案内してもらったところですが、体力を維持するための機器も設置されていることとお風呂が広くて快適な環境に仕上げていることが特長です。
「お風呂は人生の楽しみの中の一つだと思います。利用者さんがお風呂に入った時に景色を楽しめるように配慮しています。お風呂の窓から外を見ると景勝地に来ているように思えるように工夫しました。温泉に来てそこの景色を楽しむのと同じ気分になれるように考えてお風呂を設置しています」と説明してくれました。
また理事長の挨拶は感動的でした。福祉の仕事にかける熱い思いが強く私達に伝わってきました。「自分の親を笑顔にできない人が福祉教育の仕事はできない。私が自分で理想の福祉サービスをやる」と思って仕事を辞めて福祉事業所を立ち上げたのです。当初、自宅の部屋の一室からスタートし、今では400人の利用者がいるまでに成長しています。どれだけ熱い思いを持続させてきたのでしょうか、凄いことだと思います。
和歌山市では他にない24時間福祉サービスを提供しているデイサービスです。福祉サービスを必要としている全ての人の要望に応えることを目指していると、自然と24時間サービスの提供へと発展したと説明してくれました。
そして誇れることは従業員さんだと明言していました。どんな人でも最初からその仕事に精通している訳ではありません。仕事を通じて成長していくもので、仕事には成長するためのロードカーブが必要です。福祉の仕事は辛いものではなく楽しく成長できる仕事であることを伝えています。だから施設の雰囲気は明るく、ここにいると仕事を通じて成長していく過程を見ることができると思います。
利用者にとって楽しい場所であり、働く人にとって成長の場であること。それがこのデイサービスの特長だと思います。
経営者が、利用者の健康と楽しむこと、従業員さんのやりがいと成長を第一に考えて施設を運営しています。この新しい福祉施設も理事長の理想に沿った姿で発展していくことだと思います。本日の開所を心からお祝いし、2月1日からのサービス開始を楽しみにしています。
事業所開設準備に着手している方がここで働く予定の人に話していた内容です。「利用してくれる人のために提供するサービスレベルが大切です。サービスレベルは他よりも優れたレベルになることを目指していますので、皆さんも理解して欲しいと思います。ただ他よりもサービスレベルを高めるために心掛けて欲しいことは一つです。それは十分サービスを提供したと思った時に、『もう少しだけできることはないだろうか』と考えて欲しいということです。
『これだけサービスを提供したから満足してくれている』と思うのではなくて、『もう少しだけサービスを付け加えることはできないだろうか』と考えて欲しいのです。少しだけ付け加えることが、他とは違うサービスレベルに仕上げることになります。少しの違いが大きな違いになっていくことを忘れないで下さい。
『ここまでやったからもう十分』と自分で判断するのではなくて、『利用者が期待していることはあるのか』を考えて行動するようにして下さい」という教訓でした。
プラスワンを考えることがサービスレベルを高めることになります。