活動報告・レポート
2019年1月7日(月)
通勤時間
通勤時間

今日から本格的に会社が始動し始めました。道路は車で混雑し、お正月気分が去り日常の光景になりました。恒例の新年の御祈願を行い、新年挨拶のため皆さんの会社への訪問に向かいました。

E社の経営者から「働き方改革」に関する考えを聞かせてもらいました。次のような意見です。

「和歌山市の場合、公共交通機関の運行体制が弱いので通勤時間が長く要する傾向にあります。JR和歌山駅から会社までの距離はそれほど遠くないのですが、バスの運行が1時間に約一本なので、ある従業員は鉄道とバスを利用して通勤する場合、車で通勤する場合と比較して2倍以上の時間がかかる事例があります。

車だと約30分で自宅から会社に来ることができますが、鉄道とバスを利用した場合は約90分かかることから通勤だけで疲れてしまっています」。

続けて自身の話をしてくれました。「私の自宅は新大阪なので、大阪勤務から和歌山市に異動発令があり転勤が決まった時、『特急くろしおに乗れば十分通勤できるな』と思いました。しかし通勤時間帯に新大阪から和歌山までの特急が運行されていないことが分かりました。また電車を利用してJR和歌山駅に到着したとしても会社までバスがないことも分かりました。『これでは自宅から和歌山市まで通勤できない』と思いました」という話がありました。

和歌山市の場合公共交通を利用して通勤する場合、通勤時間が長いのでどうしても自宅を出てから帰宅するまで長時間を要することになります。「働き方改革は勤務時間と通勤時間の合計値だと考えると、通勤時間を短縮することが真の『改革』になると思います。

本社に対して『和歌山市で勤務する人の通勤は車を認めるべき』ことを提言したいと思っています。大阪で仕事をしていると自宅から会社までの距離で測るので『公共交通を利用しての通勤は可能』と判断されています。大阪と和歌山市を含む地方都市は事情が違うことを提言し、改善することで『働き方改革』を図りたいと思います」と話してくれました。

和歌山市の場合、主要駅から勤務地までバスを利用するのに不便な立地点に会社があることもあり、その場合は通勤時間に難点があります。働く時間と通勤時間の合計時間を短縮することが「働き方改革」になると思うので、公共交通の利便性向上、鉄道を利用する場合の二次交通手段の利便性向上を図ることが課題です。この課題を認識して提言活動につなげるよう調査したいと考えています。

ビルのオーナー

訪問した会社が入居しているビルのオーナーと挨拶を交わしました。「私は今大阪市内で住んで事業をしていますが和歌山市が大好きです。和歌山市でビルを持ちたいと思っていました。今回、ご縁があってこのビルを買うことができたので、入居している会社の皆さんのためにも楽しいビル環境に変えたいと思いますし、入居したくなるビルにしたいと思います。

もう一つこのビルを買った理由があります。譲ってくれたオーナーの人格が素晴らしかったからです。この人からでなければ私はこの物件を買わなかったと思います。前のオーナーの人格が素晴らしかったことと和歌山市が好きなことが和歌山市に進出した理由です」と話してくれました。

昨年、このビルの前オーナーから「ビルを売却しました。大阪の人ですが素晴らしい人だったので売ることにしました。まだ事業ができると思いましたが、良い人が現れたので『売ってもいいかな』と思ったのです」と話してくれていたので、今日、このビルで新しいオーナーにお会いした時、「この方が新オーナーだろう」と直感で分かりました。

紹介してもらって話を交わすと、話で聞いていた通り素晴らしい方だったので、「和歌山市に進出してくれたことを嬉しく思います。和歌山市発展のために力を貸して下さい」と伝えました。

今年また一つ希望が生まれました。

その他
  • 今春、新しく事業を開始する方とビルを一緒に拝見しました。「このビルのフロアを改装してみんなが集まれるスペースにします。これまで和歌山市になかった空間を作りたいと考えています」と話してくれました。ここにも希望が生まれようとしています。動きがあることが希望につながります。
  • 連合和歌山進出のつどいに出席しました。今春に向かう契機になる集いとなり弾みがつきました。
  • 同級生が経営しているお店で食事をしながら話をしてきました。ゆったりと流れる時間を共に楽しみました。