活動報告・レポート
2018年12月28日(金)
肯定感を持つ
肯定感を持つ

カウンセラーのXさんを訪問しました。丁度、カウンセリングを終えた直後で事務所を後にするところだったのですが「片桐さん、来てくれたのですか」と事務室に招いてくれました。「私のところにまで来てくれるなんて。嬉しいです」と笑顔で迎えてくれました。

県政報告やスクールカウンセリングの話を交わした後、壁に貼っているポスターを見つけました。「先生、このポスターはどんな意味があるのですか。良い表情の顔が少ないように思います」と質問しました。「これは人の感情の種類を示しています。良い表情は3つで、それ以外は怒っているか不機嫌な表情をしています」と順次、説明をしてくれました。

第一次の感情と第二次の感情というものがあるそうです。第一次の感情とは、「嫌だった」、「寂しかった」、「悲しかった」、「辛かった」などの感情です。第二次の感情とはたった一つ、「怒り」です。

例えば、「おはよう」と朝の挨拶をしたけれど、誰も反応がなかったとします。第一次的には「寂しい」、「辛い」などは思いますが、その次に沸き起こる感情は「怒り」なのです。

「私が『おはよう』と挨拶をしているのに誰も応えてくれない。あいつらは何だ。腹が立つ」という「怒り」の感情が心を支配します。人は第一次の感情を超えて第二次の感情が表情に現れることが多いそうです。

この事例のように挨拶したのに無視されると、相手に対して「怒り」の感情が芽生えます。そこから人間関係が悪くなっていくのです。この「怒り」の感情は気を付けて抑えなければなりません。「怒り」の感情は周囲との関係を悪化させますし、運氣を落とすことになるからです。

そこでこの「怒り」の感情を抑える方法があります。それは「私」を主語にして相手に自分の思いを伝えることです。

この「おはよう」と挨拶をしたけれど無視された事例を元にします。

この場合、相手に伝える言葉は「私が挨拶をしたけれど無視されたから寂しかったよ」だとか「挨拶を無視されたので悲しかったです」、「挨拶してくれなかったので辛かったよ」という表現です。この場合は「怒り」ではないので、相手は「私が悪かった」と思ってくれます。

だから相手からも挨拶できなかった理由として「気づかなかったのです。ごめんなさい」だとか「忙しかったので挨拶できませんでした」という反応が返されることになります。

それだったら「明日も挨拶を交わしましょう」という展開へとつながります。

ところが相手の原因にしてしまうと「怒り」の感情に支配されるのです。

「あなた、どうして私が挨拶をしたのに無視したのですか」と怒りの表現になります。相手が主語になると「怒り」になりますが、「自分」が主語になると「怒り」へと発展しないのです。

良い表情をするためには「自分」を主語にした感情表現をすることで、決して「相手」を主語にした感情表現をしてはいけません。第一次の感情表現をすることで「怒り」を抑えられることを知っておきたいものです。

さて心の中の肯定感の割合が大きい人は度量の大きな人で、肯定感の割合が小さく問題視する割合が多い人は度量が小さい人です。

肯定感が大きな人は、人の言うことを聞くことができるので、知識や経験、新しいことを吸収していきます。これらの吸収した知識やものの考え方を自分の中で取り入れて、かみ砕いて自分の思いと言葉で相手に伝えることができるのです。新しいものの考え方や見方を自分のものにできるので、何歳になっても成長することができるのです。

度量の大きな人は肯定感が例えば90パーセント以上を占めていて、問題視する割合が10パーセント以下となるような人です。

逆に度量が小さい人はどんなことも問題視するので、相手を批判したり、悪口を言うなど攻撃することになります。度量の小さな人とは会わないこと、だから度量の小さな人といると人の悪口や文句を言うばかりなので、付き合わないことがお勧めです。

度量の大きな人は肯定感を持っているので自尊心が強く、いつまででも成長していける人なのです。相手の話を聞くことができることは人として大切な性質となります。

Xさんは「片桐さんは肯定感が大きい人なので度量が大きな人だと思います。これだけ笑顔でいられることが度量の大きさを表しています。このような笑顔を自然に出せる人は少ないですよ」と評価してくれました。

そして「度量の大きな人の割合を増やすことが私の使命だと思っています。度量の大きな人が増えていくと社会、そして世界は平和になりますから。度量の小さな人は相手の批判、悪口を言いますから争いへとつながります」と話してくれました。

最後に「片桐さんが訪ねてくれたことが私にとって幸せなことです。私のことを片隅にでも覚えてくれているからです。こんな幸せなことはありません」と話してくれました。こんな時間を共有できたことは僕にとっても幸せなことです。

その他
  • 飲食組合に関する話し合いを行いました。和歌山県の飲食業界を発展させるために活動しています。
  • 津秦天満宮に参拝しました。昨日、教えてもらった参拝の方法でお参りしました。今日と平成31年1月1日の二度、参拝をすることが重要で、二度の参拝に願をかけると願いが叶うそうです。この教えてもらった参拝の方法で元日も参拝します。
  • 仕事納めの日恒例の懇親会に参加しました。福井県に転勤になったIさんも参加してくれた氣の流れが清らかな気持ちの良い懇親会になりました。