Kさんの事務所を訪ねたところ、壁に僕のポスターを掲示してくれていました。Kさんからは「毎日、男前の顔を見ながら仕事ができるので嬉しいです」と笑顔で話してくれました。そして少し待っていてと言って数人の方に電話をしてくれました。「片桐さんが来てくれています。今直ぐに事務所に来て下さい」と呼んでくれたのです。数分後には事務所の応接が満員になり、皆さんと共に懇談する時間を頂戴しました。
みんなでテーブルを囲んで、最近の動きや県政の話を交わしました。そして「毎年、この時期に片桐さんが来てくれることを皆さん楽しみにしています。」と話してくれました。
温かい雰囲気の中、会話が弾みました。こうして迎えてくれることを嬉しく思います。
友人が先輩から教えを受けた話をしてくれました。それは「人には親切にすること。そして良い話をすることが大事です」という話です。
「言葉には氣が入っていますから、良い話をすればよい氣が流れますが、悪口を言うと悪い氣を呼び込むことになり、運氣が落ちることになります。そうすると人もお金も離れていくのです。お金は良い氣のある人のところにやってくるからです。
だからお金は大切に使うようにすべきです。豪遊する、贅沢をする。背丈以上の高価な買い物をする。全てお金を失うことにつながります。遊ぶことや贅沢にお金を使うという行為が氣を逃がしているようなものだから注意が必要です。
お金を稼ぐ目的は贅沢や自分のためという考え方をしているとお金は近づいてくれません。稼いだお金は人のお役に立つように考えるとお金は近づいてきます。自分だけがお金持ちになろうと他人を蹴落とそうとしたり、悪口を言うとお金は集まりません。自分が稼ぐことで周囲のみんなもお金が集まるようにすることで全体の運氣が昇っていくのです。周囲と共に発展していくことを考えてお金を稼ぐ方法を見つけることが大切です。
その前提となるものは氣の流れです。だから悪口を言わないこと。人に役立つことをすることを心掛けることです」という話です。
多くの経営者はこれと同じ価値観を持っています。それは人には優しくすること。悪口を言わないこと。信仰心を持っていることなどです。先月会った東京の若い経営者は「信仰心のない人で成功した人は見たことがない」と言っていましたが、信仰心とは人を大切にすること、両親と先祖を大切にすること、そしてお金を大事に使うことなどの気持ちを持っていることです。
優れた経営者や人物には共通しているものがありますから、これらの価値観を見習って身に着けるようにしたいものです。
今日も皆さんと会うことで多くのことを学びました。平成30年もたくさんの学び、気づきを得ることができました。平成から時代が変わったとしても人が持つべき価値は同じだと思います。来年も、その次の年もこの価値観を持って人と接し、活動したいと考えています。出会いとご縁をいただいている皆さんに感謝しています。
お招きをいただき福祉施設の懇親会に参加しました。この施設で働く皆さんが参加して今年一年、仕事をしてきた労いの機会となっていました。時々この施設を訪ねているので、僕のことを覚えてくれていて、「片桐さん、応援しています。来年は頑張って下さいね」と声をかけてもらいました。本当に嬉しいことです。
更に「片桐さんは弱者の立場に立って考えてくれていることを分かっています。私達のことを理解して応援してくれていることに感謝しています。この前に県政報告を聞かせてもらいましたが、身近な課題解決と共に、将来の和歌山県の姿を描いて、実現させようと取り組んでいることも分かりました。現在と将来の両方に視点をおいて活動してくれているのは凄いと思います。
そして笑顔があり明るくて思いやりがあるので絶対に応援していますから。応援するために車にも乗りますよ」と話してくれました。皆さんの応援の声を嬉しく思っています。
経営者の方々との懇親会に参加しました。ここでも成功している人の共通点がありました。それは正直なこと、人の意見を聞く度量があること、人の悪口を言わないこと、誤魔化さないことです。正直でなければ信用されませんから、良い人達と仕事をすることはできません。
良い人達は良い仕事をしていますから、その中に入ることが良い仕事をする秘訣です。だから信用されることがその輪に入るために必要な条件で、信用されるためには正直で嘘をつかない、そして人の悪口を言わないことが必要条件となります。
そしてどこかのタイミングで決断できる人が飛躍できる人であり、タイミングを逃すと次の機会は訪れないことが多いことも教えてくれました。チャンスの神様は前髪だけと聞くことがあります。チャンスの神様には後ろ髪はないので、機会を逃すとその次は訪れないと思ってチャンスと思えばそれを掴むことです。
それにしても凄い人達がいるものです。そんな皆さんの仲間に入っていられることは凄いことだと思いますし、幸せなことだと感じています。凄い人達は成功の秘訣やチャンスを与えてくれるばかりで、それによって自分が得になるような誘導はしません。
「徳を分けることが徳になります」ということです。人にとって徳を得ることが最も難しいことの一つなのですが、それは自力で獲得することが難しく、人から与えられるものだからです。徳は人から与えられるものであり、徳を得るためには人に益を与えることが必要です。
益とは直接的な利益のことではなくて、気づきやヒント、チャンスを与えることです。そんな人になれたら徳をいただくことができると思います。