平成30年2月県議会定例会が開会しました。開会にあたり知事から四期目の抱負を聞かせてもらいました。知事三期目までの実績として高速道路や府県間道路などの幹線道路の整備や産業振興制度の創設や企業誘致、農林水産業の振興策も整備していることを示してくれました。
また現在から今後の和歌山県の課題として人口減少や長年の経済停滞、高齢化の進展などがあり、これらの課題解決に向けた県政の役割は大きいことの認識がありました。そこで四期目は残された課題解決に向けた取り組みを行うことを話してくれました。
インフラの整備、河川の改修、地震や津波への対応などに対応すること。経済発展を進めるために雇用の増加と産業振興を強力に進めることを目指すことにしています。また新しい分野であるIRやITなどにも挑戦する覚悟を示してくれました。四期目となる仁坂県政に期待しています。
本議会での補正予算は総額約58億300万円が提案されました。主なものは台風24号などによる被害への対応に要する費用や農業者などの生産施設の復旧支援に要する費用、そしてわかやま版PFIの融資制度を活用した小型ロケット射場建設に対する支援、リハビリ系大学の施設整備に対する支援などの費用となっています。
台風被害への迅速な対応と民間ロケット射場とリハビリ系大学の支援など、新しい事業を進める予算計上となっています。
この議会は以上の補正予算案の審議を中心に進めることになります。僕は今回も本会議で一般質問を実施することになりました。一般質問項目はこれから検討していくことになりますが、四期目に向かう知事と県政の課題について議論を交わしたいと考えています。
今日時点では次の項目を検討しています。
洋上風力、海流発電、メタンハイドレートの産業化について
3.外交史料展について平成31年10月開催予定ですがその実施概要について
4.わかやま版PFI事業について支援しくみについて
5.日本万博開催と和歌山県の振興について日本万博開催が決定したことを受けて和歌山県の立ち位置について
以上の5項目から質問項目を考えていきます。知事を始めとする当局と県政の課題に関する議論を交わし、より良い県政に向かわせたいと考えています。早いもので平成30年の最終の県議会となります。今回も全力で議会活動に取り組みますので、皆さんのご支援をお願いいたします。
高野山にはフランスを始め欧米からの観光客が多いのは周知の事実です。高野山で活動している方から「高野山に外国人の多くは『ロンリー・プラネット』を携帯して観光しています」と話してくれました。「ロンリー・プラネット」は英国の旅行ガイド誌で、日本で言うなら「地球の歩き方」のような存在だそうです。ここに高野山が「訪れるべき観光地」として人気が高く、更に高野山の人気が高まっているようなのです。日本の聖地高野山がアジアだけではなく世界で認められているようで嬉しくなりました。
和歌山県に高野山があることは大きな誇りです。