過年度に四年制学校を卒業した人が「和歌山県で働く場所がないので県外に就職した」という話や、来年の新卒予定者が「大阪で就職しました。和歌山県に行きたい企業が少なかったからです」という話も聞かせてもらいました。選択は本人の意思なので仕方ないことですが、和歌山県にとって残念な結果に終わった事例です。
逆に他県から和歌山県に就職したので継続して働き、事業所所在地で結婚をして所帯を持った人の話も伺いました。これは和歌山県内に就職したことと、その場所で出会いがあったことに起因しています。まずは和歌山県で働いてもらえる環境を整えることが大切なことだと思います。人口問題は働く場所を確保すること。それが基本だからです。就職したくなる企業があること、その会社で働くことで生涯の生活設計ができることが、和歌山県内で定住してもらうために必要なことです。
就職で県外に出て行った事例は、働ける会社がなかったことから首都圏に出て行ってしまい、そこを生活の拠点にしているものです。働く場所と住居を構えてしまうことで、そこが生活の拠点となってしまうので将来とも和歌山県に戻って来ることは難しいと思います。逆に他の県から和歌山県に来て就職し、結婚、持ち家を持った人は、将来とも和歌山県で生活をすることになります。
若い人が働ける場所を確保することが人口問題に対応することになりますから、企業誘致や新産業の創造、起業家支援などは重要な対策になります。この分野にも継続して力を注ぎたいと考えています。
実家で使っていたものの名義変更や支払い手続きを開始しました。電気や水道などの光熱費と母が加入していた年金を止める手続きなど、少し落ち着いてきたので手続きを開始しました。経験したことがない手続きなので必要書類を集めることや慣例などがあり時間を要すると思いますが、今年中に完了させたいと思っています。
実家に立ち寄ったところ、玄関で母が大事に育てていたサボテンが可愛らしく佇んでいました。愛情を注がれて育てられていたことを思うと、少し寂しい環境になっていることを可哀想に思います。サボテンはたくさんの赤ちゃんサボテンを生んでくれて、一緒の植木鉢でいてくれています。
きっと母であれば、赤ちゃんサボテンをお世話になっている皆さんにもらってもらおうと配ったと思います。鉢の植え替えをしなければなりませんが、時期を見て母の思いを引き継ぎたいと思っています。
また母の位牌をつくるためにいつものお店に依頼に訪れました。母と仲良くしてくれていた職員さんが不在だったので、他の方に依頼して帰りました。
後ほど連絡をくれたので話をしたところ、「お母さん、亡くなったのですか。嘘でしょう。お母さんはとても元気にしていましたよ。いつも来てくれていたので、信じられなくて体が震えています。言葉がありません。そんなことになっているとは」と言葉を詰まらせながら話してくれました。
僕は「こんな言葉を聞かせてもらえるだけで有り難いです。こんな嬉しい言葉を聞かせてもらって僕は嬉しいですし、きっと母も喜んでいると思います」と答えました。
商売のつきあいを越えて、人としてのつきあいをしていたことが分かります。「やっぱりお母さんは凄い人だった」と思っています。
今日も議会報告会を開催しました。今週は議会報告会を続けて実施していますが参加してくれる皆さんは熱心に聴いてくれることから県政への関心を高めてくれていると実感しています。
今日、昼間、訪問した家庭の中には「最近の選挙には関心がなくなっています。候補者の日常の動きが分からないからです。知事や市長と会うことはないので当然かも知れませんが、身近でないので関心は沸きません。統一地方選挙は身近な人を選ぶ選挙なので投票に行きます」という話もいただきました。
関心を高めてもらうには接点を持つことや活動報告を実施することだと思います。日常の活動を説明できるような準備はとても大事なことだと考え、依頼に応じて議会報告会を実施しています。県議会報告を聴いてくれる機会を調整してくれていることに感謝しています。
今回も県議会三期目の議会活動を中心に説明しました。今日の機会を設定してくれた皆さん、参加してくれた皆さんに感謝しています。