活動報告・レポート
2018年11月21日(水)
議員懇談会
議員懇談会

毎年、この時期に開催している議員懇談会に出席しました。今回も同議員団会議団長として、議員団を代表して挨拶をさせていただきました。

交流会の席で意見交換を行った皆さんから有り難い意見を頂戴しました。

  • Aさん。「片桐さんの挨拶を聞いて涙を浮かべていた人が何人もいましたよ。台風第21号復旧に際してはみんな苦労したから、挨拶の言葉が身に沁みたと思います」
  • Kさん。「本当に素晴らしい挨拶でした。その時のことを思いだして感動しました。毎回、思うのですが片桐さんは挨拶が上手ですね、心に届きます。まだまだ上を目指して下さいね、応援しています」。
  • Mさん。「片桐さんは現場で見聞きしたことを優しい心を持って、分かりやすく丁寧に伝えてくれるので聞いていて嬉しくなります。心温まる話を聞かせてもらって嬉しく思っています」。
  • Kさん。「地域の皆さんの心に接して嬉しく思います。発する言葉は大きな力になり信頼になりますね」。
  • Iさん。「言葉の力が信頼になることを感じました。言葉によって人は励まされますからね。良い話を聞かせてもらって感謝しています。」

皆さんから聞かせてもらった感想、言葉に大きく励まされています。

交流会に当たっての挨拶の主旨は次の通りです。

こんばんは。今年も議員交流会を開催していただいたことにお礼申し上げます。ありがとうございます。今年は自然災害に見舞われている年であり、特に台風第21号の被害への対応は大変でしたから、迅速な停電復旧に向けて対応していただいた皆さんに感謝申し上げるばかりです。

停電に対する批判や苦言を話すとたくさんあるので、今回は嬉しい話を二つ、紹介させていただきます。

一つは開業している医院の方の話です。この先生の宅も台風第21号の被害によって停電が続いていました。停電発生から5日間ほど我慢してくれていたのですが、流石に5日を越えて停電している状況になり問い合わせがありました。「まだ停電しているのですが何時頃、復旧できますか」と言う話です。周囲は復旧しているのですが先生の周囲だけ停電が継続していたのです。現場で確認したところ柱上トランスの不具合だったので不点対応をお願いしました。現場作業をして通電、先生はとても喜んでくれて、ラインなどで友人達に心ある停電対応について発信してくれました。

もう一つは自宅で療養中の人の話です。この女性は病院で手術を行ってから退院、自宅で療養していました。この病気は食道の幅が狭くなっているため、固形物の状態で食べ物を食べることはできないのです。固形物を食してしまうと喉につまり呼吸ができなくなってしまいます。そのため医科大学からジューサーのような機器を借りて、食べ物を流動化させて飲める状態にして食事をとっているのです。

停電によってそのジューサーのような機器が使えなくなり、この女性は数日間も食べることができませんでした。このお宅も5日間停電が続き、女性は食事ができない状態が続いていました。これ以上食べられない時間が続くと命の危機になるので、配電線の系統が復旧した後に、柱上作業をお願いしました。

作業車が現場に到着した時、この女性も近所の方々も道路に出てきて作業を見守ってくれました。柱上作業を終えた時、作業長が「電気が通りました。確認して下さい」と話したので、女性を始め作業を見守っていた皆さんが自宅に入り、通電していることを確認した後、再び道路に出てきてくれました。「電気が通った。ありがとうございます」、「これで命が助かりました。ありがとうございます」などの言葉と共に涙を流してくれました。作業に感謝、電気の有り難さに涙を流してくれたのです。

この会場のような作業現場を中心に集まってくれた人が輪になり、涙を流してくれたのです。電気が暮らしを支えていることが分かる、そして社会に必要なものであることが分かる素晴らしい光景でした。

作業長は「ご迷惑をおかけしました。もう大丈夫ですから。ありがとうございました」と言葉を残して現場を去ったのです。

心ある仕事は人の心に届き感動させることができます。技術だけでは感動させることはできません。技術と共に優しい言葉を伝えること。これが心ある仕事にするために必要なことなのです。技術と優しい言葉が、仕事を心ある仕事にする条件です。是非、私達は心ある仕事をしたいものです。

挨拶は前段部分を掲載して以下省略します。

心ある仕事を行ってくれた現場作業の状況を皆さんに伝えられたなら嬉しいことです。

その他
  • お悔やみに参列させていただきました。親を亡くした気持ちが痛いほど分かります。心からご冥福をお祈りしています。
  • 忌引きの間の出来事の報告をいただきました。先週一週間の状況を把握し、早期、復帰を目指しています。
  • 朝一番、僕を待ってくれていたTさんからお悔やみの言葉をいただきました。「何もできないので申し訳ないです」と話してくれましたが、来てくれて言葉をいただいたことが励みになります。この行為が励ましになります。