本日の議会報告会では、県議会議員として三期目の主な活動と成果について説明を行いました。早いもので三期目も3年と半年が経過しています。一期4年間で16回の本会議を経験することになりますから、現時点で14回の本会議を務めています。関西広域連合での本議会を含めて14回、登壇し知事や当局と議論を交わしていることになります。過去の期と同じく登壇機会を大切に考えているので、皆さんからの要望や意見、現場で見たことや感じたことを元にして県政の課題を議会で取り上げ続けています。
今日の議会報告会では一般質問の主な質疑を説明しました。水素エネルギーの活用や海洋資源活用を図ること。そして感震ブレーカーの導入などに関しての議論のあり方と成果を伝えました。
聞いてくれた皆さんの顔と反応を見ながら説明を行ったので、議会活動に関する理解をしてくれたと思います。議会報告会とそこでいただく意見や要望を大切にしながら、継続した議会報告会を実施していきます。
続いて20歳代の方に対する議会報告を行いました。まだ社会経験の少ない皆さんなので議員の役割について知らないことも多いと思うので、議員を通じての民意の反映と県政での主な提言と成果について説明を行いました。
私達の思い、つまり民意を反映させるためには民意を反映できる場、つまり議会に代表者を送り出すことが必要です。全ての人が民意を反映できる公式な機会があることを直接民主主義と言いますが、直接民主主義制が採用されていたギリシア時代と比較すると、現代社会では実現が困難です。
そのため多くの国や地域は間接民主主義制を採用していますから、選挙で選ばれた代表者を送り出して議論を交わすことになっています。私達の代表者を選挙で選び、民意を反映する場である議会で議論を交わし賛否を問うことが民主主義の社会です。
特に若い人の意見が議会で反映させられる機会はそれほど多くないので、議員の話を聞いて議員と懇談する場を持つことは大切だと思います。僕が20歳代の頃は議員の話を聞く機会は設定されませんでしたし、親しく懇談する機会もありませんでした。選挙や議員活動への関心はそれほど高くなかったかも知れません。しかし議員を知ること、話を聞くこと、意見交換をすることは貴重な機会であり、特に議会報告会の機会を作ってくれる人の存在に感謝しなければならないと思います。自分だけで議員の懇談の機会を設定することは簡単なことではないと思うからです。
今日は民意を反映させること、自分たちの代表者を選ぶことが民意を反映させられる場で私達の意見が提言されることになること。そんな議員がいることで私達の思いが実現する機会につながること、自分たちの代表者になれる議員を送り出すことが民意を反映できる立場にいられることであり、ゼロと一の差は限りなく大きいことを具体的な例や飛躍した話を元に説明しました。
議会報告会で説明した内容は十分に理解してくれたものと思います。若い方たちが県政や政治に関心を持ち、政治参画を図れる機会になれば幸いです。
議会報告会後に懇親会の場を設定して、参加者の皆さんと意見交換を行いました。仕事や生活設計に関して、しっかりとした考え方を聞かせてもらいました。これからの社会を支えてくれる人との懇談の場を楽しみました。