活動報告・レポート
2018年11月4日(日)
経営者との懇談

経営者の方々と懇談する貴重な時間をいただきました。最初の話は「これまでは頑張ろうと掛け声をあげていくスタイルでしたが、現代は目指すべき頂を決めてそこに辿り着くための計画を立てて進むスタイルに変わっています。でも未だに頑張ろう、の経営者が多いのは、計画の立て方が分かっていないからです」という話から始まりました。

企業は利益を上げてこそ企業であって利益を上げられない企業は企業ではありません。企業が利益を上げて国などに税金を支払うことで社会は回りますから、企業の存在価値は利益を上げることが第一です。

利益を上げる。そんな大事な経営計画のヒントは街にあるそうです。飲食店に入れば雰囲気や収容人数、椅子などの調度品の価値、メニュー表を見て収支を考える習慣が必要だそうです。飲食店に入ってその店の収支が分からないようでは経営者失格です。店内を見回して、メニュー表を見て価格帯を見て、収支が想像出来ること。その良い癖、つまり習慣が大事なのです。

それが分からなければ自分が店舗を経営する場合、お店を回すことはできません。これは簡単なモデルケースなので、大きな会社やホテル経営になれば考えることはもっと複雑になります。

経営するにはまず利益を上げられるセンスが必要で、そのためには訓練の繰り返しです。基本を学んだ後は街に出てこの実践の繰り返しです。

そして企業の利益構造のしくみを知った後は、周囲への感謝の気持ちを常に持つことです。お客さんや従業員の皆さん、取引先や応援してくれる人など、周囲の人に感謝する気持ちが大切です。この気持ちがなければ事業はうまくいきません。感謝することが全ての基本となりますから、この方が経営者と会う時、感謝の気持ちがあるかないかを見ているそうです。

そしてどんなことにも感謝できることが運気を呼び寄せてくれますから、ご縁のある人や出会いの場所にも感謝することです。病気にさえ感謝できるなら悪口は言わなくなることも話してくれました。この方は入院した時、ゆっくりする時間をいただいたことにも感謝したそうです。この域には中々達することはできませんが、全てに感謝することは大事な日常の心得です。

こんな話を聞かせてもらったように、今日も小さなご縁をいただきましたが、小さなご縁が大きな運気につながると思います。

更に驚いたことに、懇談の席でご一緒したTさんが「片桐さんの手帳、私と同じです」と声を上げてくれました。何のことかわからなかったのですが、Tさんの手帳を見たら僕が使用している手帳と同じでした。僕は長年ずっと、中村天風手帳を使っていますが、この手帳を使っている人に初めて会いました。

Tさんも「私も初めてです」と話してくれたように、これだけのことでさえ親近感が湧きました。小さなご縁が大きな運気につながる事例です。この後、長い友人のような会話に発展していったからです。同じような価値観、共通点があると親近感が湧きますから、そこから何かが生まれます。今日のこの学びと気づきを大切にしたいと思います。

企業は赤字では社会に貢献できないこと。人は感謝の気持ちがないと運気が高まらないこと。だから企業は利益を上げること、人は感謝の気持ちを常に持つこと。社会生活の基本はここにあることを感じています。